酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

'10スポーツ回顧&有馬記念

2010-12-26 00:31:25 | スポーツ
 芸能ネタには疎い俺だが、ツイッターを介した大桃美代子と麻木久仁子の愛憎劇は興味深い。上杉隆氏をはじめツイッター時代の到来を説く識者は多いが、最新ツールが何であれ、それが人を成熟させるわけではないことを再認識させられた。山路徹氏の艶福家ぶりは羨ましい限りである。

 今回は2010年のスポーツ界で記憶に残る選手とチームを挙げてみる。6階級(実質10階級)制覇を成し遂げた不世出のマニー・パッキャオ、見る者を陶然とさせるバルセロナについては繰り返し紹介しているので割愛する。

 WWEではランディ・オートンが輝いていた。シナをもり立てる冷酷非情のヒールだったが、上層部の思惑と善悪の構図を超え、エースの座に就いた。所作と表情でファンの気持ちを鷲掴みするオートンは、オ-スチン級の表現者になる可能性を秘めている。

 NFL開幕前、躍進を期待する4チームを挙げたが、そのうちファルコンズが12勝2敗でNFCトップを走っている。次週のマンデーナイトで昨季王者セインツを倒したら、スーパーボウルへの視界が一気に開ける。大学ラグビー準々決勝では、この秋突然ファンになった天理大が東海大(リーグ戦1位)と相まみえる。第1列の安定感をベースにした展開力がどこまで通じるか楽しみだ。

 俺にとっての年間MVPはW杯南ア大会のオランダ代表だ。<美しく戦う>ことを要求するクライフは決勝のスペイン戦を酷評していたが、技術も熟成度も自分たちより高いチームと戦う時は、削りに出るしかない。醜い敗者となったファンマルバイク監督とイレブンの決意を称えたい。

 自縄自縛の美学を葬って一皮むけたのか、W杯後のオランダはテニスのイワン・レンドル(古い譬えですみません)のように機能的で隙がない。現状ではEURO'12のV候補筆頭だが、スリナム系の選手が減ったこともあり、硬質で醒めた感じがする。人間力に溢れたチームに足をすくわれるかもしれない。

 以前はGⅠ予想でネタ不足を解消していたが、あまりに当たらないので控えめにしている。締めくくりの有馬記念は逃げ馬不在で、調教評価が極端に分かれるケースも多く、迷い始めたらきりがない。最大のテーマはブエナビスタの扱いだが、ここ2週の調教の軽さに激戦の疲れも窺えるので絶対視は避けた。

 本命は逆転リーディングに向け勢いに乗る内田騎乗の⑩エイシンフラッシュ。以下、○⑭ペルーサ、▲⑤ルーラーシップ、注⑦ブエナビスタ、△④トーセンジョーダン。馬連、3連単とも⑩を軸に買うつもりだ。

 U局の競馬中継が有馬記念をもって終了し、同時間枠をBSイレブンが引き継ぐ。グリーンチャンネルを視聴している俺には関係ないとはいえ、一抹の寂しさを覚える。今日はU局にチャンネルを合わせ、柏木集保氏の解説に耳を傾けたい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする