酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

メディア、政治、野球etc~早春の雑感あれこれ

2010-03-25 00:15:48 | 戯れ言
 ネタ切れなので、雑感をまとめて記すことにする。

 昨年の今頃、妹は京大病院に入院中だった。それゆえ、同病院で起きたインスリン大量投与事件に衝撃を受ける。医療現場の厳しい労働条件が背景にあるのではないか。身を削って社会に貢献する人たちが報われるシステムを、国を挙げて構築してほしい。

 辺見庸氏の詩文集「生首」がようやく発刊された。近日中に購入し、当ブログで感想を記すつもりでいる。その辺見氏が〝糞にたかるハエ〟と揶揄するマスメディアは、検察や警察のリークを咀嚼せず下痢便の如く垂れ流し、〝俗情の生産〟に余念がない。むろん、飛んでいるのはハエだけではない。ハチのように鋭い視点で、報道の理想を追求する〝非記者クラブ系〟のジャーナリストも少なくない。その筆頭格は上杉隆氏だ。

 政権交代から半年、閉塞感はいまだ上空を覆ったままだ。<巨大な利益分配マシン>だった自民党が政権を失えば、寄り付く者はいない。農協など支持基盤は雪崩を打って民主党に転じ、創価学会からも距離を置かれた。不毛な一党独裁は、看板が変わったまま継続する気配である。

 普天間基地移設問題など市民集会のニュースが伝えられる時、俺は目を凝らして画面に見入り、ため息をつく。<市民>はいつしか<R40>と同義になっている。衆人環視の下で意見を主張したり、熱い議論によって立場の違いを克服したりすることで、若者は確実に成長する。民主主義の通過儀礼を経ずして、世界と対峙するのは不可能だ。

 格差は拡大し、貧困層は着実に広がっている。大学を出ても就職できない若者も増えているという。職がないということは、失うものが少ないということだ。若者がいつまでも羊のままとは限らない。1930年代のように生活実感に根差した本質的な闘いの担い手になるか、日本を見捨てて海外に飛び出すか……。いずれにせよ、若者の鋭い牙を見たいものだ。

 テレビ東京で「大食い女王決定戦」を見た。普通に可愛い木下ゆうかさんがあっけなく敗退した後は、録画して早回しで結果を追う。身近に俺より食べる女性が3人ほどいたので、<男より女の方が大食い>という〝真実〟に15年前には気付いていた。でも、番組を見ていてなぜか〝痛さ〟を覚えてしまう。俺の中では〝大食い女性=不幸〟という図式が出来上がっている。
 
 パ・リーグとセンバツが開幕し、セ・リーグ、大リーグと続く。まさに球春たけなわだ。郷里の先輩である野村克也氏の品格を疑問視しているから、彼が去った後――といっても名誉監督として高額のギャラ(1億円以上)をもらっているそうだが――の楽天をひいきチームに決めたが、いきなりの3連敗。拍子抜けだが、パ・リーグは大混戦だから、何が起きるかわからない。

 右膝に水がたまったので、週に4回ほど整骨院でマッサージを受けている。古傷の肉離れの個所もチクチク痛むので、全治までかなり時間を要しそうだ。マトモに歩けないので、今年の独り花見は近場の新宿中央公園で済ますことにする。




コメント
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