前稿に続き、亀岡駅近くのネットカフェで更新している。
空手形を切りまくった菊花賞は、POG指名馬セイウンワンダーが3着、アドマイヤメジャーは11着に終わった。 2着まで賞金獲得のルールなので得るものはないが、退屈な日々にスパイスを効かせてくれたセイウンに感謝している。母系からサンデーサイレンス~リアルシャダイの血を受け継いだ同馬は、決して早熟ではなく、長い距離に対応できることも菊花賞で証明した。古馬になってもGⅠ戦線を賑わせるのではないか。
前々稿で野村監督を「自己愛の塊」と記したが、CS第2ステージ終了後のセレモニー(吉井コーチ、稲葉の提案?)には素直に感動した。「人を残すことが一番大切な仕事」という言葉通り、野村監督は勝負における名将のみならず、人材育成の名匠でもあった。郷土の大先輩に「お疲れさま」の言葉を贈りたい。
今日(26日)は嵯峨野を訪ねるつもりだったが、雨で予定を変更し、一般にも開放されている大本教団構内を散策した。フライングして色づいた木々もチラホラで、紅葉の盛りには絶景となるだろう。雨の中、たったひとりで歩いていると、信仰心はなくとも厳かな気分になる。嵯峨野は恐らく観光客、修学旅行生で渋谷並みの人口密度だ。霊気も幽玄も人いきれで退散しているだろう。
昨年の今頃、東京脱出のタイミングを計っていた。11月に母と妹が同時に入院し、Uターンの意思はさらに強くなったが、仕事の縁で東京に居残る。
母は術後たちまち旧に復したが、妹が死の淵をさ迷ったことは当ブログに記した通りだ。ゴールデンウイーク時も病状は不安定だったが、夏に何とか退院する。現在も人工透析のために通院しているが、家事全般をこなし、車も運転できるようになった。
妹は免疫力が著しく低下しており、猫のポン太を手放さざるを得なかった。新飼い主は母ゆえ、親孝行を兼ね〝心の息子〟に会いに実家を頻繁に訪れている。子供のいない妹にとって、五輪を前に調子を崩した〝心の娘〟浅田真央が気懸かりな様子である。
妹が入院中の昨年暮れ、義弟宅に泥棒が入ってかなりの額が盗まれた。悪いことばかり続いたが、今年も半ば過ぎてから少し光が差してきた。俺は今、一陽来復という言葉を噛み締めている。
今年の正月、母の指令で、氷川きよしと縁が深い赤坂氷川神社に詣でた。干支の土鈴を購入し、京都に送るためである。母によれば、妹が奇跡的に快復したのも、俺が世間の流れに反比例して安定した仕事を得たのも、義弟が昇格したのも、すべて氷川神社、いや、氷川きよしの御利益なのだ。くすんだ〝実の息子〟と好対照に、〝心の息子〟は眩い光を放つ御神体なのだろう。
母は振り込め詐欺には決して引っ掛からないタイプだが、アキレス腱は〝実の息子〟ではなく〝心の息子〟だ。ファンクラブを装う者に「氷川きよし記念館建設のためにカンパをお願いします」なんて持ちかけられたら、財布の紐を緩めても不思議はない。
来年の元旦は学生時代以来、約30年ぶりに京都で迎える予定だ。紅白歌合戦にも強制的に付き合わされそうだが、耳が遠い母は爆音でテレビを見るから、耳栓を用意した方が賢明だ。10日後のミューズが格好の耳直しになる。
空手形を切りまくった菊花賞は、POG指名馬セイウンワンダーが3着、アドマイヤメジャーは11着に終わった。 2着まで賞金獲得のルールなので得るものはないが、退屈な日々にスパイスを効かせてくれたセイウンに感謝している。母系からサンデーサイレンス~リアルシャダイの血を受け継いだ同馬は、決して早熟ではなく、長い距離に対応できることも菊花賞で証明した。古馬になってもGⅠ戦線を賑わせるのではないか。
前々稿で野村監督を「自己愛の塊」と記したが、CS第2ステージ終了後のセレモニー(吉井コーチ、稲葉の提案?)には素直に感動した。「人を残すことが一番大切な仕事」という言葉通り、野村監督は勝負における名将のみならず、人材育成の名匠でもあった。郷土の大先輩に「お疲れさま」の言葉を贈りたい。
今日(26日)は嵯峨野を訪ねるつもりだったが、雨で予定を変更し、一般にも開放されている大本教団構内を散策した。フライングして色づいた木々もチラホラで、紅葉の盛りには絶景となるだろう。雨の中、たったひとりで歩いていると、信仰心はなくとも厳かな気分になる。嵯峨野は恐らく観光客、修学旅行生で渋谷並みの人口密度だ。霊気も幽玄も人いきれで退散しているだろう。
昨年の今頃、東京脱出のタイミングを計っていた。11月に母と妹が同時に入院し、Uターンの意思はさらに強くなったが、仕事の縁で東京に居残る。
母は術後たちまち旧に復したが、妹が死の淵をさ迷ったことは当ブログに記した通りだ。ゴールデンウイーク時も病状は不安定だったが、夏に何とか退院する。現在も人工透析のために通院しているが、家事全般をこなし、車も運転できるようになった。
妹は免疫力が著しく低下しており、猫のポン太を手放さざるを得なかった。新飼い主は母ゆえ、親孝行を兼ね〝心の息子〟に会いに実家を頻繁に訪れている。子供のいない妹にとって、五輪を前に調子を崩した〝心の娘〟浅田真央が気懸かりな様子である。
妹が入院中の昨年暮れ、義弟宅に泥棒が入ってかなりの額が盗まれた。悪いことばかり続いたが、今年も半ば過ぎてから少し光が差してきた。俺は今、一陽来復という言葉を噛み締めている。
今年の正月、母の指令で、氷川きよしと縁が深い赤坂氷川神社に詣でた。干支の土鈴を購入し、京都に送るためである。母によれば、妹が奇跡的に快復したのも、俺が世間の流れに反比例して安定した仕事を得たのも、義弟が昇格したのも、すべて氷川神社、いや、氷川きよしの御利益なのだ。くすんだ〝実の息子〟と好対照に、〝心の息子〟は眩い光を放つ御神体なのだろう。
母は振り込め詐欺には決して引っ掛からないタイプだが、アキレス腱は〝実の息子〟ではなく〝心の息子〟だ。ファンクラブを装う者に「氷川きよし記念館建設のためにカンパをお願いします」なんて持ちかけられたら、財布の紐を緩めても不思議はない。
来年の元旦は学生時代以来、約30年ぶりに京都で迎える予定だ。紅白歌合戦にも強制的に付き合わされそうだが、耳が遠い母は爆音でテレビを見るから、耳栓を用意した方が賢明だ。10日後のミューズが格好の耳直しになる。