弁理士の日々

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大規模接種センター予約ガラ空き

2021-06-09 17:16:47 | 歴史・社会
国が設置の大規模接種センター 東京と大阪で予約枠の8割残るガラ空き状態
6/8(火) 12:33配信 フジテレビ系(FNN)FNNプライムオンライン
『自衛隊の大規模接種センターについて、岸防衛相は7日、受け付けを開始した6月14日から27日までの予約枠が多く残っているとして、早めの予約を呼びかけた。
7日から受け付けが始まった大規模接種センターの6月14日から27日までの予約では、東京会場で、14万の枠に対して12万5,000、大阪会場では、7万の枠に対して5万7,000の空きがあるという。
岸防衛相は、28日以降は、すでに1回目の接種を受けた人の2回目の接種が始まることから、1回目の接種枠が非常に少なくなるとして、早めの予約を呼びかけた。
予約減少の理由について、岸防衛相は、自治体での接種の本格化が影響している可能性を挙げている。』

問題は2つあります。
[1]6月14日から27日までの予約枠がガラガラで埋まらない。
[2]28日以降は、すでに1回目の接種を受けた人の2回目の接種が始まることから、1回目の接種枠が非常に少なくなる。

まず[1]について。
首都圏の65歳以上の高齢者については、各市区町村の接種体制が順次増強され、順調に進んでいるところが多いでしょう。杉並区については、72歳の私が昨日1回目の接種を終えました。そういった順調に進んでいる市区町村では、大手町の大規模接種まで行こうとする人は少ないでしょう。
一方、市区町村によっては、逆に準備が遅く、そもそも65歳以上でクーポン券が配布されていない地区もあります。さいたま市はやっと6/3に65歳以上のクーポン券発送を行ったところです。
こうなったら、大規模接種については、64歳未満の年齢層に開放すべきです。そのためには、各市区町村が64歳未満に大至急クーポン券を発送する必要があります。そこがネックになるでしょう。国は、クーポン券無しでの接種を認める勇気があるか。

次に[2]について
私はこれを恐れていました。
ワクチン接種回数 2021-05-30」で話題にしたばかりです。
菅総理は、「東京の大規模接種の接種人数を早く1万人/日に拡大しろ!」とハッパをかけました。自衛隊は頑張って実現しました。
そうすると、1万人/日に到達した日から4週間経過後において、大規模接種を受ける人は2回目の1万人/日で埋まってしまい、1回目の人が受ける余地がゼロになってしまいます。
こんなことは小学生でもわかるでしょうから、「最初の4週間は5千人/日の接種とし、4週間経過後から、1回目接種5千人/日+2回目接種5千人/日で合計1万人/日に増大する」とする計画が思いつくはずです。
ただしこの場合は、最初の4週間はひたすら5千人/日で我慢しなければなりません。
それとも最初から、「自衛隊による大規模接種は、4週間ごとに、「この4週間は1回目のみ1万人/日、次の4週間は2回目のみ1万人/日、そしてこれを繰り返す」という計画だったのでしょうか。
そうであれば[2]は計画通りであった、ということになります。
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