弁理士の日々

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嘉手納基地のアメリカ空軍はどうなる?

2022-11-18 15:59:49 | 歴史・社会
米軍嘉手納基地にとりあえずF-22配備、露呈するその場しのぎの対中戦略
常駐するF-15後継戦力は?バイデン政権の対中強硬姿勢は口先だけ
2022.11.10 北村 淳
『11月4日、沖縄のアメリカ空軍嘉手納基地にアラスカのエルメンドルフ空軍基地からF-22ステルス戦闘機4機が飛来した。引き続いて合計12機が嘉手納基地に配備されることになっている。
それら12機は、まもなく沖縄から姿を消すことになっているF-15戦闘機の穴埋めのための臨時的配備とされている。
戦力の低下が目に見えて進んでしまったアメリカ空軍(本コラム10月27日参照)は、低下してしまった戦力を立て直すために旧式化しつつある戦闘機や攻撃機などを大量に退役させる作業を開始した。その一環として、これまで沖縄のアメリカ空軍嘉手納基地に配備されてきた48機のF-15戦闘機が今後2年以内に全機退役することになっている。
・・・
耐用年数が迫り、すでに中国空軍の最新鋭戦闘機に比べれば旧式化しているF-15を退役させる方針は確定している。だが、ペンタゴン・空軍首脳は嘉手納常駐の後継戦力について明確な方針を打ち出していない。』

中国の最新鋭ステルス戦闘機の数が“第5世代”米F22の数を上回る 米専門誌
11/16(水)
『アメリカの軍事専門誌は中国がこれまでに生産した最新ステルス戦闘機の殲(せん)20の数が同じ第5世代の戦闘機とされるアメリカのF22の数を超えたとの見方を報じました。
分析ではこれまでに少なくとも208機の殲20が生産されたとみられ、生産数が200機に満たないとされるアメリカのステルス戦闘機F22を上回ったということです。』

上記2つのニュースを相次いで目にしました。
これから、一つの予測が生まれます。
中国軍の能力の増大により、沖縄の米空軍嘉手納基地は防衛が困難になってきた。米軍は、制空権が確保できない地域に自分の軍隊を置かない。そこで、米空軍は嘉手納から後方に後退することを進めているのではないか。具体的には、旧式のF15戦闘機を順次退役させ、その後継としての新鋭戦闘機を配備しないことにより、結果的に嘉手納から撤退すると。

上記予測が杞憂であることを願いますが、飯柴智亮著「2020年日本から米軍はいなくなる」2014-08-31の知識から類推すると、十分にあり得ると思っています。

ウィキによると、中国のJ-20(殲-20)は最大航続距離:5,500 kmとあり、おそらく十分に嘉手納を攻撃可能範囲に入れていることでしょう。
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2 コメント

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興味深いです (うさぎくん)
2022-11-20 13:28:09
私には専門知識がないので気の利いたコメントは書けませんが、大統領のコメントや、先の下院議長訪台、さらに軍、情報関係者などのコメントを見ていると、米国が中国の反応をうかがっている様子が、なんとなく感じられます。
米国の東アジア戦略も、これに伴って変わっていくものと思われますが、今回の件はその一環ということになりましょうか。
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在日米軍はいなくなるのか? (snaito)
2022-11-20 15:14:58
うさぎくんさん、コメントありがとうございます。
まさかとは思いますが、私の杞憂が仮に現実のものとなったら、中国に対する日本列島の空の防衛は航空自衛隊のみに任されることとなります。
日本のマスコミがまったく気づかないうちにそのような防衛政策変更があるなどとは信じられませんが・・・。
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