1月1日に発生した能登半島地震は、能登半島山間部および海岸部の集落を直撃しました。陸路は寸断され、港も隆起して海路も寸断されています。自衛隊の中型ヘリコプターを大量導入して、迅速な救援・復興活動が必要であると痛感しました。しかし、ヘリコプターの大量活用についてのニュースが流れません。
1月9日には『能登半島への災害派遣が遅れている! 2024-01-09』にて
『ニュースで現地からの報道をしょっちゅう見るのですが、不思議なことに、ヘリコプターの爆音が聞こえてきません。上記のようなヘリの活動が最大限行われているのであれば、上空には間断なくヘリの爆音が響いているはずです。これだけヘリの爆音が聞こえていないということは、実はヘリの投入が非常に少ないのではないか・・・と勘ぐっていました。』
としました。
1月19日には『自衛隊のヘリコプターは実働何機が救難活動中か 2024-01-17』にて
『その後、自衛隊のヘリコプターが、機種ごとに、どの程度災害復旧活動に投入されているのか、定量的なデータにお目に掛かることがありません。
自衛隊の調達数において、UH-60 ブラックホークを合計で140機弱、UH-1を130機とあります。CH-47 チヌークの保有機数は65機のようです。いずれもウィキペディアから。
機種ごとに、現在の保有機数は何機で、そのうちの何機が震災復旧活動に従事しているのか、そこが知りたいです。』
としました。
最近になって、防衛省の『令和6年能登半島地震への対応|主な活動状況等一覧』を見つけました。活動状況が日報になっており、ヘリコプターの機種ごとに、その日の機数と活動内容が記されています。そこで、この日報の記載から、日々のヘリコプターの機種別活動機数を拾ってみることにしました。
(延べ機数、UH-60はSH-60を含む)
UH-1 UH-60 CH-47 航空機計
1月2日 5 1 2
1月3日 0 3 1 22
1月4日 1 3 0 33
1月5日 2 5 1 30
1月6日 2 11 9 30
1月7日 6 3 1 30
1月8日 0 2 0 40
1月9日 1 4 2 40
1月10日 6 3 5
1月11日 5 2 3
○ 11日(木)以降、孤立地域からの被災者の二次避難に係る輸送支援を推進
1月12日 1 0 0
1月13日 3 1 0
1月14日 0 0 0
1月15日 1 2 0
1月16日 0 3 1
1月17日 0 0 0
〇 17日(水)、在日米軍の航空機が被災者支援物資の輸送を実施。
1月18日 5 0 2
1月19日 1 2 0
〇 回転翼機による孤立地域からの希望者の輸送は終了
1月20日 0 0 3
〇 孤立集落の実質的解消に伴い、回転翼機による孤立地域からの希望者の輸送は終了
在日米軍の航空機(UH-60)が被災者支援物資を能登空港まで輸送。
1月21日 0 0 0
1月22日 0 0 0
1月23日 0 0 1
1月24日 0 0 0
1月25日 0 0 0
1月26日 0 0 0
1月27日 0 0 0
1月28日 0 0 0
1月29日 0 0 0
陸海空自衛隊は、合計で機種ごとに60~100機を運用していると思われますが、それにしては能登半島での活動機数が少なすぎるように思います。何が機数の増加を阻んでいるのか、そこは未だにわかりません。
在日米軍の航空機(UH-60)が活動した1月20日前後も、自衛隊の実働機数は極めてわずかです。なぜ在日米軍の支援が必要になったのでしょうか。
UH-60 ブラックホーク
UH-1
後方の安全地帯から能登半島の中核拠点までは、CH-47 チヌークで大量輸送が可能です。
CH-47 チヌーク
1月9日には『能登半島への災害派遣が遅れている! 2024-01-09』にて
『ニュースで現地からの報道をしょっちゅう見るのですが、不思議なことに、ヘリコプターの爆音が聞こえてきません。上記のようなヘリの活動が最大限行われているのであれば、上空には間断なくヘリの爆音が響いているはずです。これだけヘリの爆音が聞こえていないということは、実はヘリの投入が非常に少ないのではないか・・・と勘ぐっていました。』
としました。
1月19日には『自衛隊のヘリコプターは実働何機が救難活動中か 2024-01-17』にて
『その後、自衛隊のヘリコプターが、機種ごとに、どの程度災害復旧活動に投入されているのか、定量的なデータにお目に掛かることがありません。
自衛隊の調達数において、UH-60 ブラックホークを合計で140機弱、UH-1を130機とあります。CH-47 チヌークの保有機数は65機のようです。いずれもウィキペディアから。
機種ごとに、現在の保有機数は何機で、そのうちの何機が震災復旧活動に従事しているのか、そこが知りたいです。』
としました。
最近になって、防衛省の『令和6年能登半島地震への対応|主な活動状況等一覧』を見つけました。活動状況が日報になっており、ヘリコプターの機種ごとに、その日の機数と活動内容が記されています。そこで、この日報の記載から、日々のヘリコプターの機種別活動機数を拾ってみることにしました。
(延べ機数、UH-60はSH-60を含む)
UH-1 UH-60 CH-47 航空機計
1月2日 5 1 2
1月3日 0 3 1 22
1月4日 1 3 0 33
1月5日 2 5 1 30
1月6日 2 11 9 30
1月7日 6 3 1 30
1月8日 0 2 0 40
1月9日 1 4 2 40
1月10日 6 3 5
1月11日 5 2 3
○ 11日(木)以降、孤立地域からの被災者の二次避難に係る輸送支援を推進
1月12日 1 0 0
1月13日 3 1 0
1月14日 0 0 0
1月15日 1 2 0
1月16日 0 3 1
1月17日 0 0 0
〇 17日(水)、在日米軍の航空機が被災者支援物資の輸送を実施。
1月18日 5 0 2
1月19日 1 2 0
〇 回転翼機による孤立地域からの希望者の輸送は終了
1月20日 0 0 3
〇 孤立集落の実質的解消に伴い、回転翼機による孤立地域からの希望者の輸送は終了
在日米軍の航空機(UH-60)が被災者支援物資を能登空港まで輸送。
1月21日 0 0 0
1月22日 0 0 0
1月23日 0 0 1
1月24日 0 0 0
1月25日 0 0 0
1月26日 0 0 0
1月27日 0 0 0
1月28日 0 0 0
1月29日 0 0 0
陸海空自衛隊は、合計で機種ごとに60~100機を運用していると思われますが、それにしては能登半島での活動機数が少なすぎるように思います。何が機数の増加を阻んでいるのか、そこは未だにわかりません。
在日米軍の航空機(UH-60)が活動した1月20日前後も、自衛隊の実働機数は極めてわずかです。なぜ在日米軍の支援が必要になったのでしょうか。
UH-60 ブラックホーク
UH-1
後方の安全地帯から能登半島の中核拠点までは、CH-47 チヌークで大量輸送が可能です。
CH-47 チヌーク