弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

ワクチン接種回数

2021-05-30 11:05:38 | 歴史・社会
ワクチン接種1000万回突破 1日40万回、政府目標遠く 新型コロナ
5/28(金) 13:22 時事通信
『新型コロナウイルスワクチンの国内での接種回数が、28日までに計1000万回を超えた。
各地の大規模会場設置などで加速が図られるが、1日当たりでは最大約40万回にとどまる。高齢者への接種を7月末までに終えるため、政府が掲げる1日100万回には遠く及ばない。』

現時点で、大部分の自治体では65歳以上高齢者の1回目接種を行っていると思います。6月に入ると、これらの人々の2回目接種が始まるでしょう。
もし現時点で、すでに1日当たり接種数実績が100万回に達していたら、6月からは、2回目接種の人が100万人/日ですから、もし接種能力が100万回/日だとしたら、新たに1回目接種を予約することが不可能になります。
従って、各自治体がきちんと計画を立てているとしたら、1回目接種と2回目接種が同時並行になる時点において100万回/日になるよう、予約をコントロールしているべきです。そうであれば、1回目接種が大部分である現時点では、接種実績が50万人/日程度であってちょうど良いことになります。

問題は、上記のようにきちんとコントロールされているか否かです。
もしも現時点で接種能力が50万回/日であり、その接種能力の上限で1回目接種を行っているとしたら、これらの人たちの2回目接種が始まったところで、新たな1回目接種の予約枠がゼロになってしまいます。そしてその状態が3週間続いて、2回目接種の対象者がすべて打ち終わったところで、新たな1回目接種の予約が可能になる、という状況が出来することになるでしょう。

希望的観測としては、5月いっぱいは実際に接種能力が50万回/日程度であり、その接種能力上限で1回目の接種を実施していたところ、各自治体も接種体制の改善に日々努力し、6月後半には接種能力が100万回/日に増大している、という状況です。実際にそのように推移する可能性は高いと思います。
現時点で、自治体ごとに接種体制の優劣が大きいように思います。接種会場には、個別接種(クリニック)、集団接種(特設会場)、大規模接種(国や都道府県)があります。市区町村の行政・医師会・薬剤師会の連携がうまくいっているところでは、個別接種を主体として能力を発揮しています。和歌山市、小金井市、豊島区などが優等生でしょうか。そしてこれら優良自治体での実態が明らかになっていますから、これらを参考にしてそれぞれの自治体は体制を改善していくだろうと期待しているところです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナワクチン~各自治体の体制 | トップ | 大規模接種センター予約ガラ空き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史・社会」カテゴリの最新記事