弁理士の日々

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川越城訪問

2024-02-18 15:39:27 | 趣味・読書
日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき」を購入し、お城めぐりとスタンプ集めを始めています。
先週は小田原城を訪問し、「小田原城訪問 2024-02-12」で記事にしました。

その1週間後、2月17日に川越城(ウィキ)を訪問しました。

下は、川越駅でもらったマップの一部です。

川越マップ

まず、タクシーで川越城本丸御殿に向かいました。
上記書籍では、川越城について以下のように説明しています。
『《主な遺構》本丸御殿、家老詰め所、富士見櫓跡、中ノ門堀跡、土塁
《見どころ》
川(河)越城は扇谷上杉氏の家宰太田道真・太田道灌父子が築城したことに始まる。江戸入府後、この城を重視した徳川家康は譜代の家臣を入城させた。
大改修が行われたのは松平信綱のときである。信綱は城域を拡大して近世城郭に変貌させるとともに、城下町を整備した。遺構は別記のように少ないが、城下町のたたずまいは今も残る。御殿近くの三芳野神社は童謡「とおりゃんせ」発祥の地と伝わる。』

下は、本丸御殿の中に展示してあった、川越城全図です。

川越城全図

現在、川越城の建物としては、本丸御殿のみが残存しています。上の川越城全図のうち、右隅あたりに位置しています。その本丸御殿も、江戸時代の全体のうち、下記「本丸御殿全図」の右下の一部(太線枠部分)のみが現存しています。

本丸御殿全図

現存しているその一部でも、正面から見ると、下写真のように立派な建物です。




本丸御殿玄関を入ったところに受付、そこに100名城のスタンプが置いてあったので、まずはスタンプです。




下の写真は、藩のご家老が、江戸湾警備についての相談をしている状況だそうです。

説明によると、江戸時代末期の川越藩は三浦半島に領地を持っていたため、相模の沿岸警備を命じられていました。ペリーが浦賀に来航すると、江戸湾周辺の警備が強化され、川越藩は新たに建造された品川台場に警備の変更を命じられた、と説明されています。

本丸御殿の直ぐ東に三芳野神社があります。

三芳野神社
説明によると、ここ三芳野神社は、わらべ唄「通りゃんせ」の舞台である、とあります。
三芳野神社は幕府直営で一般の参拝はできず、外宮が一般参拝可能でした。その外宮も城内(田曲輪)なので南大手門から城内に入り、怖い警護の侍が詰めている細道を外宮の門まで行かなければなりません。その様子を描いたのが「通りゃんせ」だ、ということです。
三芳野神社は菅原道真公をおまつりしているとあり、確かに天神さまです。
しかし、ネットで「通りゃんせ」を調べても、「川越の三芳野神社がルーツ」との説明はほとんどなされていません。少なくとも通説にはなっていないようです。

本丸御殿の北側には土塁と堀が築かれており、本丸と二の丸を隔てる北門が設けられていました。その土塁の一部が残っています(下写真)。

土塁

川越城の空堀の一部が、中ノ門堀跡として保存されています。

中ノ門堀跡


中ノ門堀跡

城内側の勾配は60°で、敵の行く手を阻んでいた、と説明されています。

中ノ門堀跡から西進して、川越市役所に至ると、太田道灌像が建っています。川越城の発祥が太田道真・太田道灌父子の時代であり、太田道灌は江戸城を作った人として有名です。

太田道灌像

川越の街の象徴といえば時の鐘です。

時の鐘
川越のパンフレットによると、
『江戸時代の寛永年間(1624~44)に、川越藩主、酒井忠勝によって建てられました。現存の鐘楼は、明治時代の川越大火の直後に再建されたもの。約390年もの間、時を刻み、今は1日4回(6時・正午・15時・18時)、由緒ある音をきくことができます。』とあります。

時の鐘

《蔵造りの町並み》
川越のパンフレットによると、
『川越の中心にあり、趣深い町並みが残ります。
江戸時代の初期の街割の上に、主として明治26年(1893)の大火後、耐火建築である「蔵造り」が採用され、今の町並みが出来上がりました。
現在も約20棟の蔵造りが軒を連ねます。』


大沢家住宅
『川越にある最古の蔵造り。寛政4年(1792)に豪商、近江屋半右衛門が呉服太物を商うための店舗として建てた商家です。』とあります。


川越まつり会館
川越まつりで曳かれる山車を展示しているとのことですが、今回は素通りしました。

蔵造りの家2軒の写真を下に掲載します。




蓮馨寺(れんけいじ)パス停でバスに乗り、川越駅-東武東上線の経路で帰途につきました。
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