平成22年度弁理士試験合格発表で書いたように、今年の弁理士試験では口述試験の合格率が低下したことが特徴でした。
平成22年度弁理士試験統計に平成22年度弁理士試験最終合格者統計が公表になったので、口述試験の合格状況がどのようになっているのか、解析してみました。ここでは論文試験の合格率もチェックし、過去4年間の推移を見ることとしました。
下記で「一般」とあるのは、その年に短答式試験を受けた上で論文試験を受けた人を指します。
《論文試験》
試験年度 19年度 20年度 21年度 22年度
一般 588/2638=22.3% 600/2085=28.8% 188/1420=13.2% 142/899=15.8%
短答免除 751/2017=37.2% 679/2266=30.0%
合計 588/2638=22.3% 600/2085=28.8% 939/3437=27.3% 822/3165=26.6%
まず論文試験について見ると、「一般」の論文試験合格率は21年度以降明らかに低下しているようです。短答免除者が論文試験を受けるようになって、やはり論文試験の合格ボーダーを上げたのか、それとも実力者が短答免除に回ってしまい、「一般」の受験生レベルが低くなったのか、その辺はわかりません。
《口述試験》
試験年度 19年度 20年度 21年度 22年度
一般 540/588=91.8% 525/600=87.5% 144/188=76.6% 98/142=69.0%
短答免除 587/751=78.2% 456/679=67.2%
筆記免除 67/71 =94.4% 43/48 =89.6% 77/80 =96.2% 181/227=79.7%
合計 613/659=93.0% 574/648=89.6% 808/1019=79.3% 735/1048=70.1%
こうして口述試験の合格率を年度別に比較してみると、一般、短答免除、筆記免除のいずれも、特に22年度において合格率が明らかにかつ大幅に低下しています。
論文試験の合格率と対比してみると、受験生のレベルが落ちたと考えるのは難しく、やはり口述試験の合否ボーダーが厳しくなった、と見るべきかと思います。口述試験の合否のハードルをなぜこんなに高くしたのか、理解に苦しむところです。
平成22年度弁理士試験統計に平成22年度弁理士試験最終合格者統計が公表になったので、口述試験の合格状況がどのようになっているのか、解析してみました。ここでは論文試験の合格率もチェックし、過去4年間の推移を見ることとしました。
下記で「一般」とあるのは、その年に短答式試験を受けた上で論文試験を受けた人を指します。
《論文試験》
試験年度 19年度 20年度 21年度 22年度
一般 588/2638=22.3% 600/2085=28.8% 188/1420=13.2% 142/899=15.8%
短答免除 751/2017=37.2% 679/2266=30.0%
合計 588/2638=22.3% 600/2085=28.8% 939/3437=27.3% 822/3165=26.6%
まず論文試験について見ると、「一般」の論文試験合格率は21年度以降明らかに低下しているようです。短答免除者が論文試験を受けるようになって、やはり論文試験の合格ボーダーを上げたのか、それとも実力者が短答免除に回ってしまい、「一般」の受験生レベルが低くなったのか、その辺はわかりません。
《口述試験》
試験年度 19年度 20年度 21年度 22年度
一般 540/588=91.8% 525/600=87.5% 144/188=76.6% 98/142=69.0%
短答免除 587/751=78.2% 456/679=67.2%
筆記免除 67/71 =94.4% 43/48 =89.6% 77/80 =96.2% 181/227=79.7%
合計 613/659=93.0% 574/648=89.6% 808/1019=79.3% 735/1048=70.1%
こうして口述試験の合格率を年度別に比較してみると、一般、短答免除、筆記免除のいずれも、特に22年度において合格率が明らかにかつ大幅に低下しています。
論文試験の合格率と対比してみると、受験生のレベルが落ちたと考えるのは難しく、やはり口述試験の合否ボーダーが厳しくなった、と見るべきかと思います。口述試験の合否のハードルをなぜこんなに高くしたのか、理解に苦しむところです。
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