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平成23年度弁理士論文試験合格発表

2011-09-23 11:21:54 | 弁理士
《弁理士論文試験合格発表》
9月22日に弁理士試験の論文式試験合格発表がありました。本年の合格者は715人でした。
合格したみなさん、おめでとうございます。
例年のように、論文試験合格者の推移を記録します。

     受験者数 論文 最終
            合格 合格
平成03年度 3217     96
平成07年度 4177    116
平成10年度 4362    146
平成11年度 4700 223 211
平成12年度 5166 250 255
平成13年度 5599 306 315
平成14年度 6714 470 466
平成15年度 7953 551 550
平成16年度 8883 634 633
平成17年度 9115 738 711
平成18年度 9298 655 635
平成19年度 9077 589 613
平成20年度 9679 601 574
平成21年度 7354 944 813
平成22年度 6582 822 756
平成23年度 6377 715
     (短答受験者)

最近の試験では、短答免除者は短答試験を受験しませんから、上記の「受験者数(短答受験者数)」の数値は論文試験の難易を計る上では参考になりません。また、論文合格率を算出するには論文受験者数を知る必要があります。そこで、種々の数値を推定することとします。
特許庁の平成23年度弁理士試験統計からは以下の数値を読み取ることができます。カッコ内の数値は昨年のデータです。また「一般」とは、今年短答試験に合格して論文試験を受験した人の意味です。

短答合格者数    1934(899)
論文必須受験者数 2988(3093)
  内選択免除者 2164(2268)
論文選択受験者数 927(897)
論文合格者数    715(822)

以上の数値を元に、解析を試みます。
まず、
論文受験者数合計=論文必須受験の選択免除者数+論文選択受験者数
  =2164+1934=4098(3165)

この結果から、論文試験合格率を計算できます。
論文試験合格率(=論文合格者数/論文受験者数合計×100)
  合計        715/4098*100=17.4%(26.0%)

何と、合格率が昨年の26.0%から17.4%まで落ち込んでいるではないですか。論文受験者数が3165人から4098人に増えているのに、論文合格者数が822人から715人に減っているからです。なぜ論文合格率が突然こんなに落ち込んだのか。この原因は今後解析しなければなりません。
すぐに分かることは、本年に短答合格して即論文受験した人数が本年は増大しているので、それが論文合格率を押し下げている可能性はあります。

次に、短答免除者数を推定します。今年短答合格した全員の1934名が論文受験したと仮定します。そうすると、
論文受験者数
  一般        1934(899)
  短答免除 4098-1934=2164(2266)
この数値から、本年の短答受験者数と短答免除者数の合計は、
  6377+2164=8541(8848)
となります。
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