米国陸軍の飯柴智亮については、今年の2月7日に飯柴智亮「第82空挺師団の日本人少尉」という記事を書きました。
そして、7月24日、飯柴大尉が日本に軍用品を不正輸出したかどで訴追されていることを報告しました。
その後の報道を見ると、違法行為としては、
①銃器の照準器など、輸出するには米政府の許可が必要なのに、許可を受けずに日本に輸出した。
②輸出に際し、輸出関係書類に「銃器部品」と記載しなかった。
という2点であるようです。
不正輸出したのは歴戦の勇士「飯柴大尉」
軍用品を米国から日本に不正に輸出したとして訴追された日本出身の米陸軍将校、飯柴智亮大尉(34)が28日、シアトル連邦地裁で開かれた審理で不正の事実を認めた。飯柴大尉は司法取引に同意、11月7日に量刑が言い渡される。
フォートルイス陸軍基地(ワシントン州)の情報部門に所属していた飯柴大尉は2006年から今年2月にかけ、別の人物と共謀。イリノイ州の企業から購入した銃器に付ける照準器60個などを、米政府の許可なしに日本に輸出したとして今月、訴追された。
検察側は輸出先について「複数の個人や仕事の相手」としている。
検察側によると、飯柴大尉は輸出関係書類に虚偽の内容を記載していた。最高で禁固5年と罰金25万ドルなどが科される可能性があるが、「米国の安全保障を脅かす意図はなかった」との認識で検察、弁護側が合意、双方は保護観察3年が妥当としている。
飯柴大尉は渡米後に米国籍を取得。1999年に陸軍に入隊し、アフガニスタンでタリバン掃討作戦に参加した経験を基にした著書や、兵器の解説書を出版している。訴追を受け情報部門から外された。 (共同)
[ 2008年07月29日 11:32 ]
飯柴大尉はなんでこんなことをしてしまったのか。本人は、輸出に許可が必要だと知らなかったといっています。私も、もし知っていたら、自分の軍歴を台無しにするようなこんな計画に加担しなかったと推測します。
全文掲載:飯柴大尉の声明文というのを見つけました。
それによると、照準器を購入して日本に送ってほしいと依頼した人間は、日本の陸上自衛隊の自衛官だというのです。それも、個人的に買いたいといったのではなく、特殊作戦群からの要望、即ち「自衛隊が使う」として話がありました。
飯柴大尉は快く了解し、輸出に許可が必要とは知らず、町で照準器を購入して日本に発送しました。依頼した自衛官は、許可が必要だとあとから知らせてきたそうです。
飯柴大尉が起訴される前後、防衛省・陸上自衛隊幕僚監部(通称:陸幕)より飯柴氏に連絡があり『今回の件に陸上自衛隊が関わっているという事実は 伏せて欲しい』との要請があったとのことです。
自衛隊が任務で使う備品を、飯柴氏個人に購入依頼するという点はまったく解せません。また、飯柴氏に口止めを要求するなど以ての外です。
この件に関し、上の声明文全文掲載と同じサイトに、小銃部品不正輸出事件の問題点、小銃部品不正輸出事件:防衛大臣が報道を否定?という2つの記事が掲載されています。
日本の防衛省は、「今回の事件で自衛隊は関係していない」という見解のようです。早く真実を明らかにして欲しいものです。
そして、7月24日、飯柴大尉が日本に軍用品を不正輸出したかどで訴追されていることを報告しました。
その後の報道を見ると、違法行為としては、
①銃器の照準器など、輸出するには米政府の許可が必要なのに、許可を受けずに日本に輸出した。
②輸出に際し、輸出関係書類に「銃器部品」と記載しなかった。
という2点であるようです。
不正輸出したのは歴戦の勇士「飯柴大尉」
軍用品を米国から日本に不正に輸出したとして訴追された日本出身の米陸軍将校、飯柴智亮大尉(34)が28日、シアトル連邦地裁で開かれた審理で不正の事実を認めた。飯柴大尉は司法取引に同意、11月7日に量刑が言い渡される。
フォートルイス陸軍基地(ワシントン州)の情報部門に所属していた飯柴大尉は2006年から今年2月にかけ、別の人物と共謀。イリノイ州の企業から購入した銃器に付ける照準器60個などを、米政府の許可なしに日本に輸出したとして今月、訴追された。
検察側は輸出先について「複数の個人や仕事の相手」としている。
検察側によると、飯柴大尉は輸出関係書類に虚偽の内容を記載していた。最高で禁固5年と罰金25万ドルなどが科される可能性があるが、「米国の安全保障を脅かす意図はなかった」との認識で検察、弁護側が合意、双方は保護観察3年が妥当としている。
飯柴大尉は渡米後に米国籍を取得。1999年に陸軍に入隊し、アフガニスタンでタリバン掃討作戦に参加した経験を基にした著書や、兵器の解説書を出版している。訴追を受け情報部門から外された。 (共同)
[ 2008年07月29日 11:32 ]
飯柴大尉はなんでこんなことをしてしまったのか。本人は、輸出に許可が必要だと知らなかったといっています。私も、もし知っていたら、自分の軍歴を台無しにするようなこんな計画に加担しなかったと推測します。
全文掲載:飯柴大尉の声明文というのを見つけました。
それによると、照準器を購入して日本に送ってほしいと依頼した人間は、日本の陸上自衛隊の自衛官だというのです。それも、個人的に買いたいといったのではなく、特殊作戦群からの要望、即ち「自衛隊が使う」として話がありました。
飯柴大尉は快く了解し、輸出に許可が必要とは知らず、町で照準器を購入して日本に発送しました。依頼した自衛官は、許可が必要だとあとから知らせてきたそうです。
飯柴大尉が起訴される前後、防衛省・陸上自衛隊幕僚監部(通称:陸幕)より飯柴氏に連絡があり『今回の件に陸上自衛隊が関わっているという事実は 伏せて欲しい』との要請があったとのことです。
自衛隊が任務で使う備品を、飯柴氏個人に購入依頼するという点はまったく解せません。また、飯柴氏に口止めを要求するなど以ての外です。
この件に関し、上の声明文全文掲載と同じサイトに、小銃部品不正輸出事件の問題点、小銃部品不正輸出事件:防衛大臣が報道を否定?という2つの記事が掲載されています。
日本の防衛省は、「今回の事件で自衛隊は関係していない」という見解のようです。早く真実を明らかにして欲しいものです。