大和だより ～写詩 写歌 写俳～ 小筥集

＜７９２＞ 桜の紅葉

　　　      紅葉は 桜の葉より 始まれり

　秋雨というべきか、時雨というべきか。今日の大和はどんよりとした曇の空で、ときおり雨が降るという天気の一日だった。文化の日は確率的に晴の日が多いが、今日は雨模様だった。

　大台ヶ原山など深山の紅葉は今が盛りかも知れない。平地では十一月の下旬が見ごろではなかろうか。紅葉のさきがけはサクラ、ナンキンハゼ、カキなどをあげることが出来るが、近所ではサクラの紅葉がはじまっている。もちろん、里山のクヌギやコナラなどが色づくのは十一月末から十二月の初めごろと思われる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　これからは、雨と晴が交互にやって来て、徐々に冬に向う。この間まで暑い暑いと言っていたのに速いものである。今日は閑話休題という気分で、自宅から六、七キロほど歩いた。写真はサクラの紅葉。