田舎暮らしには無くてはならないエンジン式の草刈り機です。
家の周囲の草刈りの他、通学路両脇の草刈り、河川の土手の草刈り等、集落ぐるみで行う共同作業には、必須のアイテムです。
3年前に交換した草刈り機の刃も、何カ所かチップが欠けてしまい、振動も出始めましたので、共同作業前に交換することにしました。
エンジンは混合ガソリンを使う2サイクルエンジンです。
草刈り機の刃には超硬のチップが埋め込まれていますが、石など硬い物にあたるとチップが飛んでしまうことがあります。
何カ所かチップが飛んでいます、この状態では刈る効率も落ちますし、振動が発生し危険です。
新品と交換します。
この草刈り機1台で、カマで手刈りする人間の20人分は働きます。
ただ、パワーがあるだけに、セオリーを守ることが重要です。
1.作業時は必ずゴーグル、帽子着用する。
2.刃こぼれ、ひび割れを確認、安全カバーの位置は正しくセットされているか
3.スターターを引くときは周囲とアクセルの位置を確認する。
4.草が絡まった時は必ずエンジンを止めて除去する。
5.作業間隔を十分にとる。
先日、高原にある牛の放牧場に行って来ました。
ここは近隣の畜産農家から、委託された牛を放牧する牧場です。
当日は一ヶ月に一度の健康診断の日でした。
この日は平地では曇りでしたが、高原は雲の中でした。
広い牧場にいる牛を、連携を取りながら一カ所に追っていきます。
追い込み牧柵に牛を追い込みます。
この牧場には約60頭の黒毛和種の雌牛(大部分がお腹に子供が入っています)がいるそうです。
丈夫な赤ちゃんを産むため、足腰を丈夫にするため、放牧するとのこと。
全部の牛が集められると、健康診断が始まります。
貧血していないかどうか調べられ(ダニがつくと、貧血を起こす病気になることがあるとのこと)、虫除けのタグを耳に取り付けます。
色の濃い方が、虫除けのタグ、色の薄い方が個体番号(10桁)を示すタグです。
健康が確認されれば、最後にダニ避けの薬をかけてもらい、牧場に戻ります。
今回ご紹介する燻煙方法は、80℃~150℃の高温で燻煙する熱燻です。
キャンプなどのアウトドアで良く行われますし、料理の手法としても使われます。
使う材料は、古い鍋、熱源としてのコンロ、食材をのせる金網です。
当方では使わなくなった無水鍋とキャンプ用のガスのツーバーナーを使っています。鍋は直接鍋の中で燻煙材を燻しますので、古くなって使わなくなった鍋があるとよいでしょう。もちろんダッチオーブンがあれば最高です。
鍋の底に燻煙用のチップを敷きます、途中で追加できませんので多めに敷きます。
今回は、リンゴのチップを使いました、魚、肉何にでも合い、マイルドに仕上がります。
チップの上にアルミホイルを敷きます。これは食材からの水滴や油がチップに当たらないようにするためです。油がたれると油煙が出て煤けてしまいます。
その上に食材をのせる金網を置きますが、浮かせて置いた方が良いでしょう。
これは、食材への熱の当たりを柔らかくするためです。
当方では四角い金網の4角を内側に曲げて置き、それを台にして食材をのせる
丸い金網を置いています。
下味をつけた食材をのせます。
今回は手羽先、豚の軟骨、カツオのハラスです。
下ごしらえは、通常のオーブン料理、焼き魚等と同じで結構です。
温燻と同じく塩漬した方が中まで味がしみこむのですが、アウトドアで手軽にとの趣旨から、直接調味料をすりこみました。
手羽、豚軟骨には軽く塩コショウを擦り込み、カツオのハラスには降塩し、30分後に表面の水分をペーパータオルで拭いセットしました。
コンロに着火し最初は、煙が出るまで強火で加熱します、蓋に隙間を作り水分を逃がすようにします。
煙が出始めたなら、中火から弱火におとし、蓋を閉めて燻煙します。
途中何回か蓋に隙間を作り、水分を逃がします。
食材の大きさ(火の通り具合)により燻煙時間が異なります。通常のオーブン料理の2倍を目安に調整して下さい。
温度計があれば便利です、今回は120℃で20分燻煙しました。
燻煙終了です、温度が高い熱燻では短時間で色がつきます。
中まで完全に火が通っていることを確認して下さい。
通りが浅い場合は、蓋をして再度蒸し焼き(チップは入れない)してください。
熱燻はオーブン料理(蒸し焼き)と燻製を同時に行うものです、熱々でも美味しいです。
以上熱燻の方法をご紹介しました。
熱燻がアウトドアで行われる理由はいくつかあります。
1)燻煙器等の専用器具がいらない、燻煙用の鍋だけでできる。
2)燻煙の過程で食材に完全に火が通ることで、殺菌され食中毒の危険が少ない。
3)下ごしらえが無くても可能。
4)魚、肉の料理として使える(嗜好品にとどまらない)。
従って、材料は何でも使えます、鴨の胸肉、ラムチョップ、の高級品から、鶏もも、アジ、サンマ、などの魚、豚のレバー、魚の干物まで、色々工夫して下さい。
以下に以前当方で行った画像をアップしました。
甘塩のシャケのハラスの部分です、脂がのって美味しいところです。
カツオのヘソ、(当方ではカツオのホシ)心臓です。
心臓を開き塩をふって血抜きします。
竹串に刺して、形を整えます。
完成です。
ビールに最高のつまみです。
燻製え~~て楽しく、美味しい物ですね~~~。
本番前に一度試作をお勧めします。
質問はこのコーナーでお受けします、当方の知識の範囲内でお答えします。
遊木民
ダンボール燻製用の材料の下処理です。
以前、生のホタテの燻製をご紹介しましたが、高価(3,000円/kg)
ですし、型くずれしないようにボイルするのは、初めての方には難しいと思い
スーパー等で手に入るスチームホタテとか、ボイルホタテなどと表示されている
加熱済みのホタテを使いました。
下味の付け方は同じです、3%程度の食塩水(スパイスは好みで)を沸騰させ、
ホタテを入れ、そのまま冷却しました。
以前ご紹介しました手羽先です。安価で美味しいので、是非作っていただきたい
ものです。
手羽先を2~3%の食塩水に、好みのスパイスを加えたピックルに入れ、ジブロック等に密封し、一晩冷蔵庫で塩漬します。
その後の行程は以前の記事を参考にしてください。
食材は80℃以上になるとタンパク質は変性し、別の食物になります。
しかし温度管理が難しい場合は、通常のボイルでやむを得ないでしょう。
これは、殺菌不足による食中毒の方が怖いからです。
ゆで卵の味付けは3通りあります。
1)15%の食塩水に3日程度つけ込み、そのまま茹でる。
2)ゆで卵つくり、殻をむき、煮たまごの要領で味をつける。
3)ゆで卵を燻煙し、切ってから塩等をつける。
これ以外に野外活動で簡単で、美味しい食材を下記に示しました。
1.サキイカ:酒の肴のイメージですが、平らに広げ燻製にしますと、全く別物になります。一押しです。
2.ナッツ: アーモンド、カッシュナッツ、ピーナッツ、クルミ、これが以外と合います。網に入れ薄く広げて燻煙してください、お父さんが夢中になります。
3.その他、酒のつまみになりそうな物は大体OKです。
工夫して楽しんで下さい。
キャンプ等で行われる、熱燻は来週アップの予定でしたが、21日ということ
ですので、明日アップできればと思います。
これも楽しいですよ!!!
ダンボール箱での燻製作成をご紹介します。
スーパーに買い物に行った時、スイカが入っていたダンボール箱を見つけました。大きさ、強度とも最適でしたので、いただいてきました。
その他の材料として、バーベキュー用の竹串、金網、針金、布製の粘着テープ
です。
扉となる部分に切り込みを入れ、裏側を布テープで補強します。
箱の取っ手を排煙孔とするため、ダンボールで開閉可能な蓋を付けました。
竹串を一段に3本通し、金網を固定します。今回は2段としました。
竹串の先端は尖っていてきけんですので、切り取ってください。
燻製器の中に煉瓦を2本敷きます、これは燻煙材の断熱と重しのためです。
何も入れないダンボールでは風で倒れ、燻煙材の火が燃え移り、燃えてしまうことがありますので、必ず、煉瓦やコンクリートブロックを底に入れてください。
温度計を差し込んでいますが、スモークウッドでの燻煙では、温度の上昇は期待できませんので必要有りません。今回の最高温度は40℃でした。
左の4本、手前の袋に入った2本が燻煙用のおがくずを固めたスモークウッドです。
中央上が、燻煙材のチップです。右上の容器に入っているのがサクランボ、プルーンの剪定枝の燻煙材(自家製)です。
今回は中央下部のスモークウッド(ヒッコリー)を使いました。
スモークウッドは何れも400~500円程度です。
燻製の材料をセットします。
このスモークウッドは着火材が浸透されています(右の色の濃い部分)のでライターで着火できます。
着火後、着火材が燃え尽き、煙が出るのを待ちます。
最初の30分は排煙孔を開け、水分を飛ばせ、その後は閉じて燻煙しました。
煙が出始めたなら燻製器にセットします。
この一本で4時間の燻煙が可能です。
今回の経験では、この薫製器に対しては一本そのままで4時間燻煙するより、
1/2に切り断面積を2倍にし(煙の発生が2倍になる)、2時間の燻煙の方が
野外活動のメニューとして良いのではと思いました。
今回の燻製の成果です。
スチームホタテ(市販のもの)、かまぼこ、アーモンドチーズ、豚軟骨、ゆで卵、鶏手羽先です。
下味を付ける前処理は後日アップします。
野外での燻製作成は、なるべく火の通った食材を使ってください。食材の運搬時はクーラーボックス等で冷却しながら行いますが、燻煙器にセットする時までには、外気温まで戻してください。冷たいままセットしますと結露して、煙の成分が付着しなくなります。
ほっき貝(標準和名:ウバガイ)
今、当地方ではほっき貝漁が盛んです。
ほっき貝は刺身、寿司だね、天ぷら、椀だね等色々使えて重宝な貝です。
今回は当地方の郷土料理「ほっき飯」を紹介します。
家庭により作り方は様々ですが一般的な作り方です。
ほっき貝は水管の出口に隙間がありますので、そこにナイフを差し込み
貝柱を切ります。
反対側も切り、開きます。
ひもの部分の黒い物を除き軽く水洗いします。
昆布だしをとり、酒、醤油、を加え煮汁を作ります。
ほっき貝を入れ軽く火を通します。
この時煮すぎないようにするのがポイントです(半生程度)。
貝の煮汁で2カップの米を炊きます、吸い口程度の塩加減にします。
ご飯が炊きあがったら、切っておいたほっき貝を混ぜこみ、三つ葉などを
添えていただきます。ほっき貝のワタも食べられますが、苦手な方は除いて
ください。
トマトサラダです
直売所で糖度の高いトマトが手に入ったので、トマトを冷やし、おろしタマネギをのせ、ドレッシング(ワインビネガー、塩、コショウ、オリーブオイル、フレッシュバジル)をかけました。