遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

松皮カレイ

2005-08-26 | 食品加工(魚介)分室


 8月上旬の買い物です。
7月と8月は底引き網漁が禁漁のため、刺し網漁が主体です。カツオは巻き網漁か一本釣りです。

 カツオ       1,000円
 カツオのへそ(ホシ)  250円
 マゴチ         360円
 マツカワカレイ     800円

 マツカワカレイといえば、あの幻と言われ始めた松皮です。

大型のものはヒラメよりはるかに高値で取引されています。

 今回の掘り出し物でした。 



 マツカワカレイの特徴は、表面のヌメリと、細かくて堅い鱗(松皮の由来)、それに鰭の縞模様です。

 ヌメリをしっかり取らないと、生臭くなり、鱗を丁寧に取らないと舌触りが悪くなります。



 定番の煮付けです。身が締まっており、身離れがとても良く、ころころした身に
煮汁をたっぷり付け、口にいれると思わず口元が綻びます。

 魚の煮方についてはいずれ。



 鮮度が抜群でしたので、刺身も作ることにしました。

ヒラメと同じように5枚におろし、皮をひきます。

頭と中骨は吸い物にします。



 当地方で、刺身で食べるカレイにマコガレイ、イシガレイ、マツカワガレイがあり、種類により味わいが異なります。

 松皮カレイは脂がのっており、それでいて身が締まっていますので、薄造りにしました。コリッとした歯触りとネットリとした味わいは、マツカワならではでしょう。

 大変美味しくいただきました。

 画像だけで、お味をお伝えできなくてすみません。