Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

教えるということ

2012年12月31日 | Weblog
「教える」と言うことは非常に難しいと思います。

だから、共に学ぶことが大切だとも思います。


しかし、あえて「教える」ということに向き合うとすれば、
三つの段階を踏まなければならないと思っています。

まずは、「わかる」ということ。

それは、本に書かれていることや、
相手の伝えている事柄を正しく理解し、
また、その中にある、相手の「思い」や「願い」を
正しく受け止めることです。


次に、「できる」ということ。

それは、理解したことを、
自分なりに実際にできるようになることです。
過不足なく美しくできるということです。


そして、その次に、「教える」ということ。

私たちは、
自分が本当に「わかり」、本当に「できる」ことしか、
人様に本当の意味で「教える」ということはできないのだと思います。

「わかったつもり」「できたつもり」の人たちが、
尊大に「教えよう」とすることの如何に多いことか。

だから、真に教えることの困難を理解している教育者からは、

「教えることはできないが、共に学ぶことはできる。共に学びましょう。」

という言葉が自然と出てくるのだと思います。


私自身、そんな人間でありたいと心から願っています。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 足立美術館研修 | トップ | 2012年の終わりに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事