Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

伝える難しさ

2024年10月10日 | Weblog

教育者というのは、誰かに何かを伝える存在ですが、伝えること一つをとってみても簡単なことではありません。1.シナリオスキル、2.デリバリースキル、といったスキルの問題もありますが、3.プレゼンスの問題も大きく存在しています。

そもそも伝えたいことは本当にあるのか。そこに自分の思いや信念といったものはあるのか。語り得るだけの経験をしてきたのか。そうしたことが問われてしまいますし、それは、誤魔化しようもなく、他人に伝わっていくものです。

「わかること」と「できること」は違います。そして、「できること」と「伝えること」も違います。話がわかったからといって、それが出来るかどうかは別の次元の問題です。出来たからといって、そのことを第三者に分かり易く伝えられるかというと、それもまた別次元の問題です。

この三者の間には、いくつものハードルが存在していると感じます。

そう難しいことは考えなくとも良いのかも知れませんが、伝わるように伝えたいという意志がある限り、この問題には真剣に向き合わざるを得ないのだと思います。

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