Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

人間学

2020年03月08日 | Weblog
結局、私が追い求めてきた教育とは、「人間、如何に生きるべきか」を考えていく教育であり、「人格を磨く」教育だと思います。

人間が仕事をし、人間が教育をするのですから、人間を磨いていくことを学んでいかなければ、大したことにはならないのだと思います。

しかし、これが実に難しいのです。

多くの人は、自分がうまくいかないのは、自分の外に原因があると思うからであり、まさか、自分が人間として未熟だとは思わないのです。それは、歳を取れば取るほどそうです。

口では、私などまだまだでと言いながら、少しも成長したいとは思っていない人が多いのです。

「わかる奴はいっぺん言えばわかる。わからない奴は何遍言ってもわからない。」と言ったのは、北大路魯山人だったような気がしますが、とにかく素直さに欠け、面従腹背が習い性になっている大人も多いものです。

しかし、それでは人生楽しくはならないと思いますし、組織は活性化されないと思います。
人間が仕事をするのですから・・・。

一人ひとりの人生を生き生きとしたものにすることができるのは、人間学であり、それは陽明学的なものだと私は思います。

私は陽明学の系譜にある人たちの生き方に心動かされて生きてきました。結局、私の教育のコアにあるものは、陽明学を中核としたものであるように思います。

これから更に志の教育に磨きをかけていきたいと思います。
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