Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

自分のため、人のため

2020年03月01日 | Weblog
人間が本当にその力を発揮できるのは、
自分のために力を使うのではなく、
自分以外の人のために力を使う時だと思います。

食事を作るにしても、

自分だけのために
美味しいものを作りたいという人と、

家族のために
美味しいものを作りたいという人と、

多くの人たちのために
美味しいものを作りたいという人では、

料理に対する姿勢も取り組み方も
全く違うものになってきます。

動物も子どもが危険にさらされていると、
親は自分の命など省みずに、
強敵に果敢に立ち向かっていくものです。

先の大戦でもそうでした。
戦死した人たちは、
家族や同胞を守るために死んでいきました。

その尊い心がわかっていたので、
戦後の復興を成し遂げた人たちは、
死んだ家族や同胞の分まで、
そして、未来の子どもたちのためにと
懸命に働いてくださいました。

明太子を作った川原俊夫さんが、
自分は福岡で一番税金を納める人になる!と決意したのは、
そのあらわれです。
そして、そのDNAは、福岡の経営者の心に、
脈々と受け継がれていると感じます。

どんな仕事でも同じだと思います。
自分のためだけにやっていても
その成果にはどうしても限界があります。

自分の給料のために働くのは基本ですが、
それだけで終わっている人と、
誰かのために働く人とでは、
やはり仕事に対する姿勢は違ってきます。
結果としてその成果も大きく違ってきます。

大きな志を持って、社会のためとか、人のためとか、
考えたこともない人たちが世の中には多いものです。
そんな大それたことを・・・と言われます。

しかし、残念なことに、
その人たちは、志が、
自分を最大に成長させてくれるものであり、
人々をも幸せにすることができるものだと知らぬまま
人生を終えていくことになります。

自分以外の者のために力を尽くしてこそ、
その人の本来の力は発揮することが出来るのですから。



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