いとこ会

　何かと集まることか好きな、というよりそういう条件に恵まれている夫の実家を中心に今年もいとこ会が催されました。隔年で皆の帰省する夏に、ということで定着しています。親子そっくりであったり、その逆であったり、隔世遺伝であったり、長年の親族の歴史を見ているようで、けっこう面白いです。2年分の近況報告をする訳ですが、子供たちの成長の早さに驚きます。中には主婦でありながら漢字検定2級合格の人もありました。

十三回忌

　父の十三回忌の法要を相営みました。G大学名誉教授だった父は平成5年5月に亡くなりました。昭和63年12月末、発作に倒れ、心臓バイパス手術を受ける時、医師から「78歳で手術が成功した例は日本では1例しかない、この書類に家族の印鑑を押して・・・」と言い渡されたとき、もう覚悟はしておりました。ところが米国で習得した医師の技術で奇跡的に回復し、その後5年永らえることが出来ました。
　集中治療室を出たのが、平成元年1月11日、つまり父は日本はおろか、世界に伝わっていた昭和天皇の死を知らなかったのです。「もう平成になっているのよ」と伝えた時は驚いておりました。(写真は法要で着た、絽の和服地の服。下のブラウスも蝋結で毛筆の文字を染めぬいた着物より仕立てて貰ったもの)

象列車がやってきた

　NHK終戦60年記念企画番組をまた見ました。名古屋東山動物園の園長が体をはって象を守られた実話をドラマ化したものです。上野動物園の象が戦争のため悲惨な死に方をしたことは、童話にもなって知っていましたが、地元の動物園の園長が軍隊に反旗をひるがえした勇気ある行動をされたことが、どうしてこれまで伝えられなかったかが不思議です。
　東京の子供会代表が名古屋にやってきて、園長に象を見せてほしいと頼み込み、その結果象列車が走ったことも以前テレビドラマ化されました。しかし、全国でなぜ名古屋にだけ象が残ったことまでは、言及されていませんでした。
　小学生だった昭和20年代に東山動物園で見た、あの二頭の象は、あの園長一家の尽力によって生き残ったのかと初めて知りました。
　余談ですが、象は飼育係によっても守られた訳ですが、飼育係を演じた田中邦衛は岐阜県出身です。
(写真は季節が終わったオオキンケイギクの咲き残ったうちの一輪)

米山梅吉

　日本のロータリークラブと信託業の創始者・米山梅吉の伝記を友人の夫君・谷内氏が新風舎から出版され、贈られてきました。三井信託銀行取締役を定年後、執筆された訳ですが、膨大な参考文献を読むだけでも準備が大変だったと思います。
　奥ゆかしい友人はこれについては何も語らず、ご自分の趣味の謡曲と書道のことばかり私は聞いていましたので、驚きました。
　慶応4年生まれの米山梅吉は青山学院の前身を卒業後、米国留学、三井信託銀行設立、日本のロータリークラブ創立という実業家の面と、歌人の佐佐木信綱とも親しくされていて、和歌をもたくさん詠まれています。日記はつけず、和歌がその代わりだったようです。
　40年前、知人がロータリーの会員でしたが、年会費は6万円と聞いていました。最近は25万円ほどで、社会奉仕活動に使われているようです。

ペットはいないけど 3

　今日のT先生BSペット相談のゲストは梓みちよさんでした。番組の冒頭で、彼女は盲導犬育成のためのチャリティコンサートもされていると聞き感心しました。世界でも日本は盲導犬が最も少ないのだそうです。
　1月に上京した時、新幹線のトイレの前でおとなしく主を待っていた盲導犬が思い出されます。
　写真は野辺山で見かけたわんちゃんです。二匹を乳母車のようなペツト専用のパスケットに入れて散歩されていました。今日の患畜(T先生の話では患者と言わず、動物なので昔からこう呼ぶのだそうです。しかし最近はこの言葉は嫌われているとか・・・)のポメラニアンに似たチワワとヨークシャーテリアがおとなしく乗っていて、通行人が「かわいい」と言って集まってきました。(梓さんのポメラニアンは毛が刈られていてチワワそっくりだったとか・・・)

郵政民営化否決

　郵政民営化案が否決されてしまいました。日本も世界に遅れてしまうのではないかと懸念しています。折角の法案が否決とは・・・元郵政大臣の野田聖子さんまで、議員の夫君が法案に賛成しているのに反対とはこれ如何に・・・おじい様も郵政大臣だったのにどう思われているんでしょうねえ。日本の将来に損失と竹中平蔵経済財政担当大臣もおっしゃっているではありませんか。女性は遠い未来が見えないんでしょうか。(写真は折り紙の箱)
　

折り紙の箱

　折り紙もここまで来ると、難易度は相当高いものと思われます。海外の客人にあげていたものですが、最近は惜しくなってきました。すでに2/7,3/1,3/3のこのblogでも紹介していますが、歌人のT先生はますます技術を磨かれているようです。この他にもいろいろな作品が箱に入っていました。
　緻密な計算ができなければこんな精巧な箱を作ることは出来ないと思います。先生、いつも送って下さってありがとうございます。

K元教授

　月見草誌に短歌を寄せて頂いている、K元教授が入院されたと聞き、見舞いに行って来ました。89歳とは思われないほどお顔の色がよく、安心しました。血糖値が高いとかで、食事療法をされている訳です。14年前、私が兵庫県でミニ写真展を開いた時は、わざわざ見に来ていただき感謝でした。
　先生は東大農学部出身で、「忠犬ハチ公」の飼い主であった東大教授の孫弟子です。ラグビー部で鍛えられているので、少々のことではへこたれるようなお方ではありません。G大教授退官後、現役の社長さんですから・・・先生は亡父の友人でした。

原爆忌

　日本人として当然記念式典は見るべきものと思い、毎年中継を見ています。かっては首相が欠席していたことがありましたが、一体あれは何だったのでしょう。代理ですますという非礼さは・・・
　今年は子供のスピーチが全世界にアピールするのにふさわしい内容だと思いました。BSで見たので、同時に英訳も入り、英語にすると、実に訴える力がありました。ローマ法王が日本でされたスピーチを盛り込んだりして・・・
　夜のニュースでは広島市長の英語スピーチが放映されていましたが、これも大変立派なものでした。(写真は夕霧草)

お茶会

　我が家でWFWP活動の一環として一昨年までお茶のお稽古をしていましたが、先生が体調不良のためお休みです。今日は趣を替え、親子お茶のマナー教室を開きました。先生は別の方ですが、出張して頂きました。小学生には始めての体験らしく、いい夏休みの思い出が出来たとみんな満足そうでした。
　久しぶりだったため準備の手順が悪く、禅僧の漢文の軸を出すのが間に合わず絵の軸になってしまいましたが、茶花は予定通りむくげとすすきです。