つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ある告別式 3

2008-12-12 | わが家
 昨日は遠縁(父の従妹)の告別式のため、関市のお寺に出かけました。彼女は寺のおくりさま。元気な頃は、歌誌「月見草」にあふれるようにたくさんの歌を寄せられていました。どの歌を見ても流麗でよどみなく完璧で、文法的な間違いがないのです。若い頃は父君の勤務の関係で京都に過ごされ、10代から裏千家家元に入門。淡々斎宗匠に学ばれ、10年くらい前、自筆(毛筆)のお茶の教本を和綴で自費出版。コピーで作られたため限定版です。タイトルは「鐵中茶話」。茶道入門65年記念誌です。当然、茶華道教室も開かれていました。一生声を荒げたことがない人でした。85歳だったのですが、黒髪のまま。染めたことがないと生前言われていました。これは遺伝的要素によりますが・・・今後身近にこのような人には出会えないと思っています。合掌
(写真上は告別式が行われたお寺の紅葉、下は鐵中茶話)
コメント (2)
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