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未唯への手紙

未唯への手紙

10分の面接で何が言えるか!

2007年10月02日 | 5.その他
未唯へ。昨日買ってきた北海道のお土産はいかがでしたか。この最近は地方に行っても、そこではお土産を買わずに、新ビルのメグリアでの北海道物産展ですましたいます。今回は大きな大きな袋でのポテトチップスです。とても、北海道で買って、飛行機で持ってこようと思えないものです。

朝、9時から面接でした。何しろ、対象者が多いので、一人当たり15分です。これで、半年間のことを話すことはムリでしょう。その上、前の人に時間が取られて、10分しかありません。

だから、最初から、仕事の成果を話すことはやめました。成果がないからではありません(きっぱり?)。何しろ、10分しかありません。キング牧師のように「私には一つの夢があります」みたいな言い方をしたかったけど、何しろ、10分しかありません。

だから、「名古屋」には考える風土がないと言いました。これはあまり、ピンとこなかったみたいです。名古屋しか知らない人にはピンとこないでしょう。私の頭には東富士の技術部とか、本社の電算部での仕事という、名古屋と比較するものが入っています。今もそうですが、国内マーケティングの方向が見えていません。

こういう時こそ、ローカル(市場)とグローバル(メーカー)、Think(企画部署)とAct(販売店店舗)でのサスティナブル(持続可能性)なサイクルがイメージでき、それぞれの人の役割がはっきりできる、私のマトリックスから始めるべきだと主張しました。おかげで、10分延長しました。

何しろ、今の文科系を中心とした、人事中心のやり方では全体が見えなくなっているのは明らかです。過去の成功体験しか頼るものがない。だから、今こそ、メーカー本来の理科系の発想にもどり、ゼロから考えることを主張しました。

今は重大な局面に来ていると思います。細かいところに拘った小さなサイクルではなく、ローカル・グローバルとThink・Actでの大きなサイクルを回すことを始めないといけません。

グループリーダーには、「私には夢があります」という人しか認めません。それがなくて、我々の悩みを理解しようとせず、知ったかぶりして、「助言」をする人にはリーダーとは認めません。以前の社長の言葉ではないけど、「仕事しなくてもいいけど、仕事をしようとする人の邪魔はしない」ように伝えてあります。

以上で20分でした。

池田晶子さんの「好き嫌いとの付き合い方」

2007年10月01日 | 6.本
未唯へ。昨日から一気に寒くなりましたね。ずっと、部屋の端っこに他って置いた毛布を出してきました。毛布も布団も日に当てたことがないので、何となく、かゆい気がしましたが。寒いので包まっていました。

この間の「嫌いな人からは10倍嫌われる。だけど・・・」を書いた後に、池田晶子さんの本に「好き嫌いとの付き合い方」という項目があったことを思い出しました。

好き嫌いとの付き合い方
  「好きなものは好きだ」「嫌いなものは嫌いだ」としか人間は言えない。それ以上それを説明できない、ゆえに、この情動こそ人間と動物とを根底から衝き動かしているものだ。
  「どういうわけか」、好きなものは、どうしても好きで、嫌いなものは、どうしても嫌いだ。「自分には」、これはどうしようもない。だって、気がついたら、そうとしか感じられない自分であったのだから。
  どうしてそうなのか。宇宙自身にも説明不能でしょう。だって、どっちでもよかったんだから。その意味で、好みというのは偶然のものです。偶然のものだから説明できないのだ。
  いずれにせよ、好みは個人的にして主観的なものだという理解がいかに浅いか、おわかりでしょう。好みは個人のものではない。個人なんてものをはるかに超えて、宇宙へ通じる深い謎です。宇宙生成の動因とも言うべき、不可知の力なのですよ。
  ピーマンというものがこの世に存在する。そしてピーマンが嫌いな人はピーマンが嫌いだ。でも嫌いなら食べなければいいんだ。これと同じことだと気がついてから、楽になりましたね。なるほど存在することは認める、でも私は関知しないと、こういう態度でいいんですね。
  好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとは、まるで子供のわがままみたいですが、とりあえず素直にこれに従ってゆくという手はあるでしょう。

私の感想としては
 ①素直な心でいきましょう。嫌いな連中が私を理解することはムリでしょう。だから、私は好きな方だけを向いています。気が変わったら教えてください。
 ②宇宙とつながる個人の思いが宇宙を作ったと信じましょう。全てが同位相ではないから、宇宙はできたのです。
 ③言い切ることで世界が広がる。世の中はさまざまなんだから、ちゃんとつじつまはあうのでしょう。何しろ、好き嫌いは宇宙が決めたことなのだから、堂々とそれを表現しましょう。