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未唯宇宙第6章「本・図書館」後半

6.5「地域」

 6.5からは本・図書館の各要素の分析です。6.5は地域活性化の図書館です。町づくりの図書館です。町づくりというと、人が集まればいいだけになるけど、意思を集める、思いを集めるのが重要です。そのための拠点として、インフラとして最適なのが図書館です。

 公共図書館ではないけど、いかにシェアして、皆で本というものを武器にしていくのか、というところです。

 単に楽しむだけではダメです。これは覚醒するための動機です。それを前面に出すと分からなくなるので、楽しくしながらやっていく。

6.5.1「配置」

 お祭りではないけど、昔からあまり考えずにやっているのではダメです。色々なものを巻き込んでいくことです。インフラとして、配置されたものとして。

 最初はハイアラキーではなく、配置の考え方をだしていく。従来の市立図書館だと、教育委員会の配下になるけど、そうではなく、地域に配置していくことで町が変わることを述べる。そのために、コミュニティが必要です。ポータルをコミュニティに変えます。そして、意思決定のためのコラボレーション。

6.5.4「アウトリーチ」

 最後はアウトリーチです。菅谷さんに聴いたときも言っていた。待つんではなく、出掛けるんだと。これはハメリンナでも同じことを言っていた。

 今の図書館はひたすら待っています。これは行政のサービスの均一性がベースになっています。行政の下に居てはいけない。行政の見方はそうですけど、市民から見たときには、底から動かしていくことです。そのためにアウトリーチが必要です。市民の元へ出掛けていくことです。

知の三部作

 6.6からは知の三部作になります。知の入口、知の共有、そして知の未来です。本が持つ最大の武器は知です。

 この三つは一つとして考えてもいい。大きな要素はデジタル化です。本というものが媒体であったが、浮遊体になっていく。そのベースを知りたい。

6.5.1「デジタル」

 知の入口は人びとの視点から見るモノです。最初はデジタルとしています。これは空間を作ることです。今までは本一冊が対象だったけど、空間を作っていける。図書館もその中に含まれます。著作権とかアマゾンとか、大きな世界を作っていける。それらはつながっていきます。デジタルの作る空間です。メディアも変わっていきます。従来の役割以上のものを作り出す。

6.5.2「学ぶ」

 二番目は「学ぶ」だけれど、これはコミュニティに変わります。コミュニティで学ぶ。学ぶことの意味が最初に来ます。そして、誰がどのように配置されているのかの状況把握。その中のユニットというか、チームです。チームが作れるのがコミュニティのすごいところです。チームから突破口を作る。

 個人の分化と同様に、好き嫌いの連中が集まって作るようなモノです。乃木坂のサンクトエトワールみたいなものです。全体として動けないものがその単位で動ける。、個人で動けないものがそのユニット単位で動ける。そして、色々な場を作って行く。それがコミュニティを複合化させる。

6.5.3「機能」

 三番目が知の機能です。情報を集めること、調べること、本を書くこと、そしてつなぐこと。これは仕事で得た結論です。

 6.5.4「意思決定」

 単に知を得るだけでなく、そこから意思決定をしていくこと。ギリシャのアゴラも同じです、個人の覚悟を決めること、ソフィストの力を使うこと。そして、考え、悩み、意見を聞く場。これはデジタル空間で可能になってきている。もっと深いベースで相談できるようになっている。

 それらをユニットで行なうことで、人との関係、知の入口としての役割を果たします。

6.7.1「愛される」

 ライブラリをベースにしながら、その周りにどういう空間を作り出すか。最初に来るのが愛される図書館。これはニュージーランドの公共図書館で感じたことです。「I love Library」これが基本です。

 そのためにアピールしていく、オープンであること、情熱を持つこと、そして、文化を育成すること。愛されることはこれだけのものが要求されます。

6.7.2「電子書籍」

 これらは、従来の本というものから電子書籍になることで大きく変わります。一冊しかないわけではないし、本をバラバラにすることができるし、色々な観点から、色々な思いをその中に入れ込むことができる。時間と空間を超えることができます。本は時間を超えるために作られたけど、今、空間を超えようとしています。

 一冊の本を取り合うこともなくなります。重要なのは、その中のコンテンツです。それをいかに安く、もしかするとタダでやっていくのかというところです。これはメディアが開放しています。

 電子書籍をバラバラにすること、DNAを抽出することが最初のベースになります。色々な人が色々な観点からそれを行なっていく。本は作者のものではなく、受け手のものです。その受け手からより多くの人に伝播できるようになります。法に固執する必要はない。デジタル化してしまえば、何しろ、別物です。

 そのベースをサンプルとして作ったのが、未唯宇宙です。そこでの実験結果を出していくマス。表現するのはアマゾンのキンドルです。バラバラなものからどのように統合させるのか、見方を作って行くのかと言うところで体系化が課題になります。現時点ではNDCです。

6.7.3「クラウド」

 それをいかにして、全体のモノにしていくのかということで、道具にしていくのかということでクラウドという概念があります。仕事をしているときも最後の場面で現れました。ただし、SFDCは最後に裏切りました。自分たちの利益に走った。これは本筋に変えないといけない。

 このことはこの会社にも言えます。自分のことしか考えられない連中に裏切られた。しかし、大きな流れは変わってきています。私の思いの方が先に行くでしょう。

6,7.4「知の共有」

 それらが出てくるのは、「知の共有」です。分化したものをいかに統合していくのか。その対象には個人のライフログも含みます。コンテンツもバラバラにするが、テキストだけでな悪、マルチメディアも対象になる。どういうカタチで統合していくのか。分化と統合を分けて考えていきます。

6.8「知の未来」

 6.8「知の未来」。私の全てを知りたいとい答に対するヒントとして、未来学者として、やっています。ここには、パートナーのために浮かんだ言葉があります。「全体を見て、先を知ること」。これが目的です。本そのものです。

 最初は今を知る。そのために多くの本を読んで自分の空間を作り出していく。本自体が変わっていく。それを予知しながら、社会がどのように変わっていくかを見ていく。

 全体を知るという中には、共有意識で行動が変わっていく。意思決定が変わってくる。ザナドゥ空間を超えるものが出てくる。全体が変わってくる。その中に著作権とか所有権も出てくる。

 では、どんな世界になるのか、と言った時にベースになるのが存在の力です。なぜ、それぞれが居るのか、何のために生まれてきたのか、そのために何をすべきなのか。それが存在の力です。それを放り込まれた存在だけではわからないので、皆が自分の範囲で考えて、共有したものを想定する。それが本の世界です。

 そのために必要なことは、今から考えて未来を語ること。どうなればいいのか、そのために皆の意見を集めること、それが人類の変節点をどう変えていくのか。従来のハイアラキーの世界から、存在の力を使った、配置の世界。それでもって、自分たちで変えていく世界。

 知の未来の最終形は、知のカプセルです。知ることと考えることをいかに伝承していくのか。カプセルはそれを飲めば、それまでの全てがわかるものというドラえもんの世界に似ています。体験をどう伝えていくのか、そこから次に向けていかないといけない。加速しないといけない。

 人類がここまで来たのは、技術を使ってやってきた。技術はあらぬ方向に向かってしまうようになった。それを哲学とか数学の概念を使って、自分たちは何なのかを考えていけるようにしていく。それで知の変革を行なっていきます。

朝は行動できない

 久しぶりに歩いていても、気分がいい。丁度いい季節。

 朝は本当に行動できない。8時前に完全に態勢はできるけど、それからグターとしています。

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プーチンとユーラシアニズム

『ユーラシアニズム』より

ウラジーミル・プーチンは、一九七五年、レニングラード大法学部を出てすぐKGBに入局、冷戦の数年間はドイツの都市ドレスデンに駐在した。政治へ関与したのは(KGBを辞めてからかどうか定かではなぃ)、レニングラード市ソヴィエト議長(その後サンクトペテルブルク市長)のアナトリー・ソプチャクのために奔走したのが始まりで、一九九六年の選挙でソプチャクが敗れるとプーチンはモスクワヘ呼ばれ、クレムリンで中級のさまざまな職務につき、ついに一九九八年、国内の秘密警察FSBの長官に任命された。

若きプーチンは、たちどころに頭が切れて非情な印象を与えたが、元の上司ソプチャクヘの忠誠心は変わらなかった。この忠誠心こそエリツィンが躍起になって求めていたもので、彼は自分の辞任後も自分と家族の身の安全を保証してくれる者を必要としていたのである。そしてプーチンは、実際に以後もエリツィンに変わらぬ忠誠を示し続けた。検事総長のユーリー・スクラートフがエリツィンの家族と知己のスイスの建設会社との不正な関係に目をつけ、捜査を開始したときの対抗措置は迅速だった。一九九九年四月、スクラートフがあるホテルの部屋で全裸の女性二人と戯れているビデオが、国営テレビで放映されたのである。このエピソードはプーチンがまだFSB長官だった時期、彼自身によって仕組まれたと言われている。記者会見でプーチンはビデオの人物がスクラートフだと認め、名高い犯罪者だちとの関係で相手を告発したと答えている。

プーチンは、KGBでは最高の地位まで行かず、中佐止まりだった。ところがこれが幸いして、後艮大統領職への有利な追い風となった・彼はチェキスト、つまりスパイの言語を話したが、自身の仕事は明らかにエリツィンの恩恵をこうむっていて、彼はその恩義を忘れはしなかった。エリツィンは回顧録で、プーチンこそ終始一貫して後継者としてはトップ候補で、一九九八年に彼をFSB長官に任命する前から、早くも後継者に決めていたと書いている。その中で、首相職に任命されたときにプーチンは、「閣下に任命されれば、どの部署でもやらせていただきます」と、エリツィンに告げたという。

「では、最高のポストではどうかね?」と、エリツィンが訊くと、プーチンはたじろいだ。「私は初めて、彼がとの会談の意味をやっと理解したことに気づいた」と、エリツィンは書いている。「そういうことは思ってもみませんでした。自分に心がまえができているかどうか分かりません」と、プーチンは言った。「考えてみてくれたまえ。私はきみを信じているんだよ」と、エリツィンは告げた。

元KGBのメンバーを当選させるのは、容易ではないはずだった。昔の陰惨な記憶はおいそれとは消えてくれず、KGBの評判は、犯罪組織よりは少々ましなくらいで、大衆受けという点ではロシアでは悪名高い腐敗した交通警官に劣るありさまだった。マイクの前では固くなるプーチンを売りだすのは、容易ではなかった。

とはいえ、あらゆる世論調査によると、民主主義者に失望した後でロシア人は秩序を望んでおり、自由を犠牲にしても、独裁的な人物でも辛抱する気でいた。厳格で無表情、酒は飲まないプーチンは、酒盛りが大好きで無鉄砲なエリツィンとは極めて対照的で、ロシア人は強力な指導者を望んでいた。プーチンはその意味で例外的なリーダーであり、ロシアが置かれていた特殊な時期に登場したのである。この時期、いまだに解明されないまま続いた二連の事件のために、ロシア人たちは身の安全について絶え間ない不安に陥っていた。

一九九九年八月、首相としての手綱を握って早々に、プーチンは、最初の大きな軍事危機に直面した。チェチェンの武装勢力が野戦司令官シャミーリ・バサーエフの指揮のもと、隣のダゲスタン共和国に侵入を開始したのである。どうやら(サヴュルト合意以後初めての攻撃で、チェチェンのゲリラ部隊は野心を募らせ、周囲の北カフカスヘと戦域を拡大しようとしているようだった。侵攻阻止のために、ロシアの戦闘員がダゲスタンヘ投入され、プーチンは再びチェチェンに宣戦布告した。

しかし、奥深い山岳部でのこれ以上の戦闘は、ロシア人はごめんだった。その厭戦気分を吹き払ったのが、いまだに不可解な一連の恐ろしい爆破事件で、それまでは小規模な警察行動だったロシアの介入が国民的十字軍活動へと一気に拡大し、全国でテレビニュースの中心となったのである。

九月四日、二十二時、チェチェンとの国境に近いダゲスタンの町ブイナクスクの五階建てビルの前で、爆弾を満載した車が爆発した。ビルにはロシアの国境警備兵とその家族が住んでおり、六十四名の死者が出た。五日後にモスクワ郊外のグリヤーノワ通りの九階建てビルで、前回よりも大規模な爆発で九十四名が殺された。建物は、ウェディングケーキが崩れ落ちるように真ん中から倒壊した。次の週、さらに二回爆発事故が発生したが、一つはモスクワ、もう一つはヴォルゴドンスクだった。しかも、それとほとんど間を置かずにいくつかの爆発未遂事件があったという報告がなされたのである。

内部を破壊された爆破現場の写真を見れば、真っ二つに割れた部屋には壊れた便器がぶら下がり、その光景はテレビを見るロシア人の脳裏に焼きついた。爆破には膨大なヘキソーゲンが使われたが、これは第二次世界大戦後のロシアの諸都市で使われたことはなかった。近隣監視委員会がつくられ、市民パトロール隊が結成された。ロシア人たちは怯え、秩序を取り戻すために新たな戦争を受け入れる気になっていた。

プーチンは、第二次チェチェン戦争で真価を発揮した。炎の下にあっても冷静沈着、いかにもテレビのタフガイ然とした姿は戦争指揮官としてはぴったりで、支持率は急上昇して五〇%超えという、いかなる政府高官でも前代未聞の高率に達した。こうした背景のために、翌春の大統領後継者としての可能性は一気に確実なものとなった。

だが、第二次チェチェン戦争の開始をめぐる不可思議な出来事は多くの陰謀論を生み出し、同じ一九九〇年代に起きた事件では、九一年八月や九三年十月のものと謎や不可解さにおいては勝るとも劣らぬものだった。これらの爆破事件には、さらにいくつか頭を悩ませる事実がある。詐裂したのは四発だったが、他にも数発が発見され、信管を除去された。そのうちの一発は、九月二十二日、爆発前に注意深いリャザン市の住民たちによって発見され、数時間後に怪しげな電話を傍受した地元警察と治安機関が容疑者の隠れ家に迫った。すると、実に奇妙なことが起きたのだ。九月二十四日、FSB長官のニコライ・パトルシェフが国営テレビで、リャザンでの「爆破未遂事件」はすべてFSBの訓練であり、「爆破犯」は実はFSBメンバーで、本物の爆弾が入っているように見せかけた砂糖袋三つを用意していたのだと説明した。「リャザンの事件は爆破事件ではなく、演習だった」

これは、疑わしいという次元を超えていた。逮捕されかけた爆破犯人たちがFSBの人間だと分かると、FSBが介入して彼らのアリバイを言い立てた。ただし、それは事件から一日半後だった。つじつまが合わないではないか。そういう演習があることを誰も聞かされていなかったことは明らかだ。FSB広報のアレクサンドル・ズダノーヴィチ将軍は、九月二十三日にテレビの対談番組に出演して、地元住民たちの用心深さをほめた--そして、演習のことは何一つ話さなかった。FSBは爆弾が偽物だと言い続けたが、信管をはずしたリャザン警察の爆弾処理係は、あれは本物だったと譲らなかった。他方、パトルシェフの怪しいタイミングによる発表の後に続いた一連の発表にも矛盾が見られた。何よりも、どうしてそんな演習が行われたのかについて説明がなかったのである。戦争の真っ最中に、なぜ戦争の演習が行われるのか?

調査を求める動議が二つ出されたにもかかわらず、ロシア下院はとの爆破事件を一度として調査しなかった。動議を出した議員で調査ジャーナリストのユーリー・シチェコチーヒンは、二〇〇三年、放射能汚染の症状を見せて死亡した。

一九九九年八月と九月の事件の真相が、完全に明らかにされたと信じているロシア人はほとんどいない。ダゲスタン侵攻同様、爆破事件もまた、プーチンの出世とタイミング的にあまりにぴったりと重なり合う。偶然にしては出来すぎで何かひっかかる。プーチンと彼の仲間は何年にもわたって、彼やクレムリンがとの爆破事件に何らかの形で関与していたこと、その狙いはチェチェンの再度の征服を正当化するためだったのではないかという指摘を否定してきた。確かに彼らには、戦いを挑発するだけの手段と動機があった。連邦国家としてのロシアの未来はチェチェンの再度の制圧にかかっており、かといってそれが大統領候補としての人気を高める邪魔になってはならなかったのだ。

ところが、この陰謀論がやや微妙になる二、三の観点もあるのだ。確かに、結果を見れば、チェチェンとの戦争をあおったほうがクレムリンの利益にかなったように見える。しかしながら、あの時点ではチェチェンとの戦争はプーチンの人気を高めるという予測はつかなかったという意見がある。実際、チェチェンとの戦争に関与したどの政治家もが人気を失っていた。まずはエリツィン、次いでアレクサンドル・レベジ。後者は元将軍で、ハサヴュルト合意を取り決めた人物である。パヴロフスキーはこう言う。「バサーエフがダゲスタンヘ侵攻したとき、われわれは誰もがプーチンに、『チェチェンには手を出すな。これと関わりがあると見られたくはないだろう。票数が減ってしまうぞ』と言った」。チェチェンと関わりを持って敗れでもしようものなら、裏目に出ることは火を見るより明らかだったのである。ところが、ロシア軍はやすやすと勝利を収めた。これはチェチェン側の大物たち数名が離反した結果だった。中でも、反乱軍のイスラム法学者で強力なリーダーのアフマド・カディロフの離反が大きかった。

一九九九年の事件の真相は、明らかにされることはまずないだろう。それどころか、チェチェン戦争での上首尾を追い風に、プーチンの人気は急上昇した。そしてエリツィンは予定通り、一九九九年の大晦日に大統領職を降りて後継者に道を譲り、その後継者は翌春の選挙にやすやすと勝利を収めたのである。
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プーチン体制安定の理由は何か

『宗教・地政学から読むロシア』より ウクライナ問題の未来

このような内外双方の危機にもかかわらず、プーチン体制が安定している理由は何か。ロシア人の大多数の生活にとって、外貨や金融は無縁だし、ましてやロシア人の旅券所有率は28パーセント、ごくエリートを除けば外国生活はほとんど経験していない、という事情だ。ジャーナリストのボフトによれば約90パーセントのロシア市民は銀行預金すらしてはいない。つまり、欧米の制裁や、その結果ロシア経済の後退が起こったとしても、それは大多数の市民の生活と直接にはあまり関係がないことになる。もちろんインフレや年金の目減り、何よりエネルギー収入の減退などは大問題であるが、ロシア人はそれの耐える力や知恵がないわけでない。

プーチン大統領や政府の信頼がクリミア併合で150パーセント上昇し、他方、プーチンは指導者としてふさわしくないと思うものは12パーセントから4パーセントに低下した。1990年代の市場改革をリードしたリペラル知識人たちは、その経済的結果から見て信用されていない。この合意体制がどこまで制裁や経済危機に奏功するかが問われている。

こうしたこともあって、制裁が強まれば強まるほどプーチン支持率は上昇、体制は長期的制裁レジームであっても、その効果が限定的になると理解している。今のところ、プーチン大統領の8割を超える支持率は堅調で、「プーチン・コンセンサス」ともよばれている。

こうして第一に、欧米の経済制裁によるレジーム・チェンジが効果を持つことはほとんどない。このことは、オバマ政権が2014年12月のキューバ承認によって制裁解除したことによっても図らずも証明したかたちとなった。歴史的にみても、イランや北朝鮮もまた経済制裁でも変化しなかったし、中国の天安門事件では、鄧小平はむしろ国内経済の自由化で対応した(南巡講話)。

プーチンは潜在的脅威だりえたオリガルヒを取り込み、かれらの海外資産を罰することなく国内に戻す活動に着手した。プーチンは政敵であったユーコス社のホドルコフスキーを釈放、その政治活動を許容した。2015年12月19日にはその主なもの40名ほどをクレムリンに招いたが、そのなかには2014年に醜聞で一時逮捕されたエフトシェンコフも含まれている。メドベージェフ内閣の支持率や中央銀行の支持も低迷しているが、それが大統領にまで及ぶことはない。そして10年間の統治のもとで安定をプーチンが提唱している以上、国民の大多数はそれを支持する。

これら一連の変化が、クリミア併合、輸入代替、そして国防力の強化といった変化をもたらそう。しかし、それらが軍需産業を含めた動員型経済の強化となるかは単純にはいえない。英国の軍事経済専門家ジュリアン・クーパーによれば、2010年に始まる軍事近代化はそれまで現代兵器の比重が15%程度であったものを2015年に30%、20年には70%まで持っていくという野心的なものであった。しかし、ウクライナ危機と欧米政府の制裁でこのテンポは遅れ、達成は2025年にずれ込むという。それでもソ連崩壊以来はじめて兵器の現代化が進捗していると評価する。

他方で、経済自由化を重んじた政策に転換する可能性もありうるが、このことは大統領教書演説での中小企業奨励など一定の改革路線にも示されている。もっとも、まだ人事の行方も含め確定的とはいえまい。このことがプーチン政治の保守化、権威主義化となるか、それともクドリンらが提言した信頼強化をめざすかはまだ不透明である。

何よりこの間、欧米経済の中で進展しはじめている「第四次産業革命」の進展にロシア指導部の関心が高まっている。とりわけ、資源セクターの強かった極東シベリアなどで、人工頭脳やIoT、ロボット化などへの関心が高まっている。とくに極東は人口問題に悩むだけにこの問題への関心が意外に高いことを、2016年4月にサハ共和国のニコラエフ元大統領らと語って実感した。
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「モスクワは第三のローマ」という世界観

『宗教・地政学から読むロシア』より ソ連崩壊後の世界の混迷 ウクライナ危機と宗教問題

そうしたなかで、今のロシアを理解するカギとなるのは「モスクワは第三のローマ」といわれる世界観かもしれない。この言い方は16世紀ごろからモスクワが自らの存在を定義するのに使われ出した。チンギス・ハンなど東からの脅威、いわゆる「タタールの範」から自由となり、また「ビザンチン」帝国への従属的地位から最終的に解放され、モスクワが独自の存在感を高めたときの表現である。

正確に言うと、15世紀にプスコフのフィロフェイという修道士が提唱したが、東ローマ帝国の崩壊後、その皇女と婚姻することでモスクワの大公がツァーリ、つまりローマ帝国の継承者を名乗ったことに由来する。

実際、エイゼンシュテイン監督の名作『イワン雷帝』の中で、イワン雷帝が、ポーランドなど西側のカトリック世界や東方のハン、モスクワ内外の大貴族を前に「二つのローマ(ローマとコンスタンチノープル)は斃れ、第三のローマは立ち、第四のローマは存在しない」と言った映像を想起する人がいるかもしれない。

この「第三のローマ」という表現は、ユーラシアの中でのロシアの立ち位置を自己主張したときの表象だ。ロシアでは、国家の公式の教義となったことは一度もなかった。それでもロシア人の世界での役割、自己表象を確立するに際しての意義があったのだといえよう。

第一に、ロシアはもちろん「第一のローマ」ではない。つまりはローマ帝国か、最近までの米国のような世界の超大国、ヘゲモンとはなりえない。金融などの経済、軍事、科学技術、言語、市場や人口といったパラメーターからみても、ロシアは現在そのような地位にあるわけではまったくない。

それでもプーチンのもとでソ連崩壊後の零落した位置から復活し、国際政治の中でも影響力を行使し、存在感をいっそう増している。中国やインドといった「新興国」という名で呼ばれている歴史大国とともにBRICSとして世界経済の一翼を担う。とはいっても、エネルギー輸出に依存する経済構造に大きな変化はないし、2014年以降は他の産油国同様、その価格低下に悩むことも事実だ。

第二に、比喩的にいえば冷戦期のソ連のような、「第二のローマ」をめざすわけでもない。つまり既成の「西側」秩序に対する対抗的な理念と比重を示すこともない。ロシアに対するそのような懸念の議論は、クリミア併合後は特にありうるし、今でもマスコミや政治的に消費されている。だがよく考えると、もはやそのようなイデオロギー、対抗象徴はいまのロシアにはない。

ウクライナ危機後の東西関係について「新冷戦」という言い方に筆者が批判的であるのは、ロシアには確かに反欧米の感情はあるとしても、他者を結集して同盟関係を構築するようなイデオロギーはないからだ。現実に冷戦のもとでは米ソそれぞれの指導下で新しい同盟関係が生じ、世界は二極化した。しかし今、世界で起きているのはそれとは正反対の崩壊現象、筆者の言うメルトダウンでしかない。

もちろん、ハードな同盟関係以外にも、現在、世界にはさまざまなソフトなパートナーシユノや協力機構といった存在がある。また、経済や貿易・関税をめぐる関係が疑似同盟的な問題を生み出すことは、ほかならぬウクライナ危機が、EUとの「連携」か、それともガス代金をめぐる関係かといった争いが高じたなかで生じたことにも見える。

そうでなくともロシアは、ソ連崩壊後いくつかの国と集団安全保障条約を含む重畳的な関係を構築してきたし、ベラルーシとは国家連合的関係でもある。そしてこれらの関係をめぐる争いが、あるいは解釈が問題となることは、たとえば英国王立研究所のボボ・ローの『ロシアと新世界無秩序』(Bobo Lo15)あたりに詳しい。

むしろ日本の45倍という、ユーラシアに跨る特異な地理的な位置こそが、東西南北におけるロシアの存在をおのずと自己主張している。そうでなくとも世界最大という地理的環境は、膨大な自然資源とも相まって地政学的、そして地経学的なあり方を意識させる。太陽が昇るアジアからそれが沈むヨーロッパまで、ローマ帝国の特質は東西を眸睨する存在であった。そのような意味ではロシアは「第三のローマ」なのかもしれない。

ロシア帝国を東西南北の軸で見てみよう。南では、アラブ、イスラム世界と接したロシアは南の勢力のヨーロッパヘの北上を防ぎ、あわよくば、とくにオスマン・トルコ支配下のコンスタンチノープルをキリスト教徒に取り戻すといった意味があった。クリミア半島がその拠点とみなされた。西では、カトリックやプロテスタントとの間で、キリスト教的価値をめぐる東方正教の中心とみなされた。

ロシアの北部の地域は、とくにキエフ・ルーシの滅亡後はそのような正教の厳しい教義や儀式を守る中心であった。白海などでは修道院が厳しい戒律を守った。ここから「古儀式派」とよばれるロシア風の正教原理派が出てきた事情については後で触れよう。今は、世界のエネルギー資源の2割以上を有する北極海が新しいエネルギーと交通、そして軍事面でも新たなフロンティアとなっている。

そして東の世界は、ロシアにとって憧れと同時に「タタールの軌」のような脅威の源泉ともみなされた。それでもウクライナ危機後の今、この東の窓は、ほかの地域と比較するとロシアにとって開かれた開拓地といえよう。

ロシア中世史の研究者、三浦清美は、この「第三のローマ」を拡張主義と見ることは適切ではないとしつつ、東西のはざまで生きるロシアの地政学的挫捨としてこの概念を見ている。それはソ連崩壊後、エリツィンのもとでも解体過程がとどまらなかったというなかで、プーチン・ロシアの国家形成の理解にも役立ちそうだ(三浦)。

本書がとくに「第三のローマ」という角度から現代ロシアを読み解きたいと主張するのは、ロシアが、超大国、つまり大帝国ではありえないとしても、国民国家という枠だけで理解するのには狭すぎるからでもある。いねば歴史的な帝国というには不十分だが、しかし「国民国家」以上の存在としてのロシアである。ちなみに「モスクワは第三のローマ」という教義の主導者は、ロシア自身がオスマン・トルコから帝都コンスタンチノープル、つまり「第二のローマ」をキリスト教徒の手に取り戻す、という考えには反対であった。

つまり、モスクワにはそれとしての固有の国家の価値と衿侍とがある、という考えに通底する。拡張主義的なニュアンスは、主観的には「第三のローマ」にはない。この考えは基本的にはモスクワを中とするロシアが独自の価値と秩序を保つという味で孤立主義とは紙一重もとはといえば国民国家をめざすという概念でもあった。

したがってよく誤解する人がいるが、この「第三のローマ」という考えは本来的には正教帝国としての「ロシア帝国」の理念とは鋭く対立した。あるいは当時の帝国の近代化とは一線を画した。実際、この「第三のローマ」という概念を当初支持したのは、ピョートル大帝の近代化に至る帝国への道を拒否した保守的な人々であった。彼らは分離派(ラスコリニキ)とか古儀式派といわれた人々であった。「第三のローマ」という考えは彼らの国民国家的な指導理念となったと、ロシアの政治学者ズーボフが指摘したことがある。ちなみにこの歴史学者は、2014年にプーチンのクリミア併合に反対したことでも有名な人物だ。とくに彼ら古儀式派は、19世紀になって帝国への最大の反対派として次第に台頭、20世紀の日露戦争後に活躍し、初期のロシア革命にも、そしてソ連崩壊にも絡んだことが今ようやく自覚されはじめている。

「第三のローマ」という言説は、実はロシアとウクライナとの関係を理解する点でも重要である。なぜ、ウクライナとロシアの関係がソ連崩壊後25年もたって問題化したのか。ウクライナの分裂がロシアの歴史的な「固有」層を浮き彫りにしはじめた。こうして、ロシアにとってのウクライナ問題の存在が、「第三のローマ」的なロシアの存在を照らし出す。ロシアとウクライナとの宗教的・政治的アイデンティティを、そしてロシアの世界観を示すことにもなる。いずれもウクライナの自己認識が、ロシアの自己認識と絡む。
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未唯宇宙詳細 6.1~6.4

本と図書館

 本との出会い

  環境

   (1)豊田市図書館
   (2)毎週30冊の新刊書
   (3)返本ボランティア
   (4)図書館とは

  著者の思い

   (1)一冊一冊に人生
   (2)物語に出会う
   (3)読書は格闘技
   (4)本のDNA

  本を蓄積

   (1)NDC、題名、著者、金額
   (2)テキスト化
   (3)エッセンス抽出
   (4)読み込み

  全ジャンル

   (1)全てを対象
   (2)概念を言葉に変換
   (3)本の威力
   (4)本を処理

 多読

  知りたい

   (1)ジャンル分け
   (2)先を知りたい
   (3)全体を知りたい
   (4)生まれてきた理由

  2万冊達成

   (1)年間1500冊
   (2)2万冊への道
   (3)全ジャンル対象
   (4)図書館を評価

  本を処理

   (1)OCRを20年継続
   (2)ICレコーダー
   (3)雑記帳反映
   (4)DNA抽出

  言葉を得る

   (1)概念を言葉に変換
   (2)言葉は思考
   (3)作者に共感
   (4)人間の幅

 図書館活用

  さまざまな形態

   (1)調査型図書館
   (2)滞在型図書館
   (3)貸出型図書館
   (4)図書館を訪問

  ロヴァニエミ

   (1)日本は80館
   (2)ロヴァニエミ図書館
   (3)10倍の来館者
   (4)未来を拓く

  市民が活用

   (1)無知から守る
   (2)行動を起こす
   (3)図書館を使い切る
   (4)市民が変わる

  豊田市図書館

   (1)有数の図書館
   (2)新刊書1億を10年
   (3)市民は感じていない
   (4)文化の指針

 図書館へ提案

  入り込む

   (1)返本ボランティア
   (2)先は見えていない
   (3)館長は持ち回り
   (4)司書がいない

  停滞したまま

   (1)職員はパート
   (2)設備は新館のまま
   (3)市民は変わってきた
   (4)貸出件数は低下

  協議会参加

   (1)リーマンショック
   (2)新刊書予算は半減
   (3)市民公募委員
   (4)市に提案

  コミュニティ

   (1)時代を先取り
   (2)図書館コミュニティ
   (3)市民がつながる
   (4)電子図書館に対応

知識と意識

 読む

  哲学

   (1)『方法序説』
   (2)一人で作る世界
   (3)孤独が思考を深化
   (4)軋轢を避ける生活

  歴史

   (1)『21世紀の歴史』
   (2)社会の様相
   (3)今、何をするか
   (4)超国家思想

  社会

   (1)『複雑性とは何か』
   (2)変化は周縁から
   (3)複雑性で分析
   (4)言葉を与える

  愛とは

   (1)『戦争と平和』
   (2)ナターシャへの愛
   (3)多様性と平和
   (4)トルストイ世界観

 得る

  多様な考え

   (1)書くことの意味
   (2)読書は格闘技
   (3)分野を拓く
   (4)未唯空間に織り込む

  先の世界

   (1)本は先を示す
   (2)思いをつなげる
   (3)未来を作り出す
   (4)行動につなげる

  自分の世界

   (1)ブログの集積
   (2)ネット上に展開
   (3)共有コンテンツ
   (4)未唯空間とする

  歴史観

   (1)歴史を配置で表現
   (2)循環を見いだす
   (3)自由と平等の関係
   (4)多様な意見を吸収

 知識

  生涯学習

   (1)生涯学習審議会
   (2)ビジネスセンター
   (3)図書館を中核
   (4)地域づくり

  コミュニティ

   (1)中間の場
   (2)知的創造
   (3)インフラ配置
   (4)図書館システム

  電子書籍

   (1)新グーテンベルグ
   (2)読書経験が進化
   (3)チームの合意形成
   (4)受け手で編集

  電子図書館

   (1)個人環境とネット
   (2)時空間を超えた情報
   (3)クラウドの世界
   (4)図書館の形態変化

 意識

  共有意識

   (1)近傍系で拡がり
   (2)公共図書館の目的
   (3)チームで行動
   (4)知識の伝承

  シェア実験

   (1)中間の場
   (2)シェア社会の先駆け
   (3)地域で試される
   (4)社会を誘導

  寄り添う

   (1)学校は好き嫌い
   (2)県立は環境社会拠点
   (3)市立は多様な地域
   (4)アウトリーチ

  人類の財産

   (1)アレキサンドリア
   (2)知恵を継承
   (3)公共の機能
   (4)身近で役立つ

公共図書館

 図書館の本

  新刊書

   (1)まとまった情報
   (2)多様な視点
   (3)世の中を知る
   (4)新鮮な情報

  還付金

   (1)新刊書争い
   (2)15年で20千冊
   (3)年間二百万円
   (4)DNA還元

  本の価値

   (1)財政の一律カット
   (2)新刊書を削減
   (3)本屋と総合的体制
   (4)出版される意味

  全てを知る

   (1)好奇心はめげない
   (2)常に30冊抽出
   (3)新刊書で好奇心
   (4)新しいジャンル

 図書館調査

  米国公共図書館

   (1)滞在型のSFPL
   (2)調査型のLAPL
   (3)知の入口のNYPL
   (4)UCバークレーの書庫

  北欧図書館

   (1)生活と一体
   (2)10倍以上の来館者
   (3)EUにインパクト
   (4)多様なニーズに対応

  地域図書館

   (1)観光マップに記載
   (2)風通しのいい畳部屋
   (3)観光資源
   (4)図書館サービス

  豊田市図書館

   (1)人が集まる場所
   (2)豊富な新刊書
   (3)司書は不在
   (4)コミュニティ連携

 図書館の役割

  本を活用

   (1)図書相談
   (2)読書会企画
   (3)生涯学習
   (4)24時間対応図書館

  本を処理

   (1)机で読む
   (2)ベットで読む
   (3)全てが関心事
   (4)一日に20冊

  読書風景

   (1)地下鉄・スタバ
   (2)スマホゲーム
   (3)電子書籍
   (4)コミュニティ

  プレイス

   (1)どこでも読書
   (2)ラテにキンドル
   (3)グループ勉強部屋
   (4)仕事部屋

 図書館を守る

  社会の変化

   (1)図書館がある
   (2)図書館で変わる
   (3)シェアをイメージ
   (4)サファイアを提案

  地域活性化

   (1)町全体が図書館
   (2)ビジネス支援
   (3)コーヒーハウス文化
   (4)ポータル発信

  図書館経営

   (1)経営は曲がり角
   (2)指定管理者制度
   (3)高度サービス
   (4)CCCの多角経営

  防衛隊

   (1)図書館を考える
   (2)知恵の発生源
   (3)図書館戦争
   (4)市民を味方に

教育

 本から始める

  先を見る

   (1)社会の先行き
   (2)本を読む市民
   (3)行動する人
   (4)メディアが変わる

  全体を考える

   (1)ミッションを共有
   (2)館長、市長の役割
   (3)事務局から発信
   (4)総合的読書体制

  本のすごさ

   (1)知識の量
   (2)読書は格闘技
   (3)電子書籍の世界
   (4)図書館コミュニティ

  本の進化

   (1)図書館防衛隊
   (2)シェアを具現化
   (3)読書環境の拡大
   (4)本屋とつながる

 自分の世界

  未唯空間

   (1)主張をまとめる
   (2)まとまった意見
   (3)内なる世界
   (4)知りたい世界を伝播

  問題意識

   (1)賛否両論を判断
   (2)著者の問題意識
   (3)自分の判断基準
   (4)情報リテラシー

  存在の力

   (1)本のDNAを抽出
   (2)多様な考え方
   (3)未唯空間に展開
   (4)まとめる力

  時空間を超える

   (1)自分のライブラリ
   (2)思考が本を超える
   (3)私の世界の完結性
   (4)未来を示す

 皆の世界

  見る、知る、考える

   (1)見ることと知ること
   (2)考えて、行動
   (3)自分が全ての先生
   (4)ポータルでつなぐ

  読書

   (1)滞在型図書館
   (2)富良野で読書三昧
   (3)ソーシャル読書
   (4)環境社会の危機感

  ポータル

   (1)ライブラリを接続
   (2)ウェアラブル環境
   (3)進化する検索
   (4)未唯宇宙と直結

  コラボ

   (1)自分と皆をつなぐ
   (2)図書館コミュニティ
   (3)気づきを共有
   (4)合意形成で行動

 教育が変わる

  循環する社会

   (1)Local meets Global
   (2)グローバルを取込む
   (3)Global meets Local
   (4)ローカルを生かす

  学校・会社・家庭

   (1)変革の連鎖
   (2)学校が変わる
   (3)企業が変わる
   (4)家庭が変わる

  取っ掛かりはESD

   (1)持続環境教育(ESD)
   (2)図書館に中核機能
   (3)就職のあり方
   (4)授業の変革

  覚醒

   (1)生きている理由
   (2)存在の力を入れ込む
   (3)教育を変える
   (4)本から始まる
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