goo

6. 本 6.8 サファイア事務局

6.8 サファイア事務局
 サファイアの概念で、図書館、読書環境をサポートし、、市民活動そのものを支援する。NPOとして、サファイア事務局を作りあげる
6.8.1 読書支援
 皆が読書できる環境を保証していく。多読の効果を伝え、文化とする。その結果として、市民の力にしていく。
6.8.1.1 知りたい欲求
 読書の元は、市民の欲求です。それなしに、支援はできない。環境問題での危機感を具体的な行動に変える力になる。
 知りたい欲求を叶える手段は多くあります。本もデジタル化するし、インターネットもあります。重要なのはテーマです。
6.8.1.2 読書環境を守る
 読書環境にはこだわります。本には考え抜いたことが書かれている。そういう本の魅力をアピールする場所です。
 知りたい欲求に応える、専門家の司書を活用し、事務局で組織化して、街の活性化として、本の威力を増す。
6.8.1.3 多読の意味
 多読で磨かれたのは、大量の情報から、自分の答えを見つけることです。それは素早い理解も可能にします。
 読んでどうなるのかの効果を明確にする。大量情報処理ができるのは仕事でも武器になる。読むことで変われます。
6.8.1.4 本を力にする 
 本を書くことを支援する。ネットで発信する感覚で、自分の思いを発信することができる。その本を中核にグループが可能になる。
 事務局で、個人の状況を把握して、適切なアプローチをできるようにする。、図書館クラウドなどのツールが必要となる。
6.8.2 様々なライブラリ
 本を読むことが社会を変えることを証明する。交流館などの施設を市民のモノにしていく。ライブラリは拡大していく。
6.8.2.1 図書館活動
 図書館は本来、生涯学習活動の場です。市民が参画することにより、個人が本を読むことから、自分の言葉で発言できるになる。
 図書館という場を固定せずに、交流館、デパート、広場などに拡大させる。ライブラリの機能は情報をいかに届けるかです。
6.8.2.2 個人ノウハウ
 ツイッターなど、ライブラリに馴染まなかったものをライブラリの対象にしていく。9.11のNYPLでの事例のように、「知の入口」を目指す。
 NYPLはネット要員も多く抱えて、情報提供を全てシステムで行っている。内部の検索も、日本からの検索も同じシステムを使っている
6.8.2.3 事例
 雑誌情報、映像情報、音声情報など、さまざまな事例がやり取りされている。情報センターとして、ディレクトリーの役割を果たす。
 社会の情報コンテンツは爆発的に拡大している。それらを市民の立場から整理して、プッシュしていく
6.8.2.4 映像ライブラリ
 Youtube、Ustreamなどのインターネット上に散在するものから、市民が役立つものを取り込むと同時に、情報提供する。
 図書館自体の更なる横連携と効率化が必要になる。これらの機能を市町村単位ではできない。市民状況も含めて、共有化していく。
6.8.3 コラボ機能
 市民主体の民主主義のグローバルからローカルへの支援の連鎖に対応。本という知識と、コミュニティでの智恵と融合する。
6.8.3.1 ライブラリ活用
 「知の入口」の自覚を持ち。市単位の情報センターとしてていく。図書館クラウドなどの共有機能を使って、市民への支援を中心にする。
 市民からの信頼を得ると共に、専門知識を持って、市民にはボランティアとして参画してもらう。「公共」図書館として、機能させる
6.8.3.2 市民ポータル
 市民への通知などは図書館単位で行われている。コストがムダです。アマゾンとか図書館クラウドと連携して行う。
 デジタルライブラリなどの動きからもインターネットの技術とかSNSなどを図書館ネットの入れ込んで使っていく。
6.8.3.3 コラボレーション
 市民間でのディスカッションできる機能をフェースブックなどを活用して、作り出す。図書館グループを設定すればいい。
 コラボレーションして、システム支援をして、個々に突出した活動を可能にすると同時に、そのノウハウ・効果は事務局と共有する
6.8.3.4 横展開
 事務局は個別に行われている活動を注視して、成功事例・失敗事例等を横展開する。図書館のコミュニケーションを生かす。
 市民のイメージを一つずつ、実現することで、次を可能にする。同時に全国レベルでの情報共有にするために横展開する
6.8.4 必要機能の提案
 全国の図書館を孤立させずに、コストを掛けない。ローカルの読書空間の保証と展開
6.8.4.1 図書館連携
 教育委員会の配下にあり、市立図書館という枠から、市民参画での、全国レベルで連携した「公共」図書館を目指す。
 市民か直接支援を可能にするために、図書館そのものの位置付けを市民主体に変える。公共図書館をめざす。
6.8.4.2 図書館クラウド
 図書館クラウドからの支援で、図書館運営コストの削減を図る。共有機能で、市民参画と生涯学習の拠点とする。
 事務局が全国規模になれば国を動かすことができます。国と地域を動かすには、市民の力を使うことです。
6.8.4.3 アイデアボックス
 図書館クラウドの発想を経済企画庁のアイデアボックスに投稿しました。コラボレーションも活用する。
 提案を決めるプロセス自体まで入らないと現実的にはならない。ソーシャルネットワークの一環としてクラウドの活用を図る
6.8.4.4 どこでも図書館
 「どこでも図書館」構想は10年前に発想した。販売店の中に市役所の図書館の分室を作り、生涯学習の場にすることです。
 どこまで図書館には、どこでも読書、どこでもグループ検討も入ることで、街の活性化になる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.7 変革のライブラリ

6.7 変革のライブラリ
 それぞれの分野で、何を蓄えて、何に使うのか。活用の仕方はどうなっていくのか。ライブラリの役割をまとめる。
6.7.1 仕事のライブラリ
 ライブラリは情報を拡大させる。一つのメーカーから300の販売店、9万のスタッフ、2700万のお客様に思いが伝わる。
6.7.1.1 事例の展開
 メーカーから販売店に、各種事例が登録される。販売店からのお客様に関する対応の事例が吹かされる。
 従来、事例を様々な形で販売店に提供されてきた。冊子、ネットワーク、衛星配信などで送りつけた。利用状況が把握できるようにする。
6.7.1.2 ノウハウの蓄積
 販売店の本社は店舗での活動に必要なノウハウをまとめて、登録する。事例については自社に適応した内容がアップされる。
 メールなどのフロー情報で店舗の負担を増やすのではなく、ストック情報でいつでも活用できるようにしていく。
6.7.1.3 お客様状況の把握
 ノウハウから、スタッフの手で、お客様に関係する情報を当てはめる。お客様情報のベースはシステムから分岐して保有される。
 お客様情報は散在するようになる。従来はシステムとデータが同一環境であったが、お客様との接点が分散化している。
6.7.1.4 ソーシャルネット
 個人状況ライブラリをベースにコラボレーション環境を提供し、柔らかいつながりで、新しいマーケティングを実現します。
 ライブラリとして、事例・ノウハウ・お客様状況としているが、コンテンツとしては装用。それぞれの世界が順繰りになる仕組みがポイント。
6.7.2 社会のライブラリ
 フェースブックにも見られるように、グループで知恵を共有するには、ライブラリとコラボレーションが必要になる。図書館は先に行く。
6.7.2.1 シェアする図書館
 図書館は情報のを蓄積し、シェアしている。同時に、拠点になる。様々な媒体をインターネットと共に無料の世界で保証する。
 ライブラリを単なる蓄積と見るのではなく、知識の拡散機能にする。ストックされるので、安心して、活用できる。
6.7.2.2 NPOの活動事例
 環境関連NPOの活動は展示、講演が中心になっている。マスコミなどの事例を拝借ひて、皆に知らしめて、意識を変え、行動を促す。
 NPOの中で、発信するのは、カリスマであるが言うことは毎回同じです。参加している人の発言を生かす、コラボレーションが必要
6.7.2.3 市民状況の把握
 参画した、個々の人たちの関心ごとを把握して、グループを作っていく。ライブラリとポータルが活動を広める。
 市民状況ライブラリで自分のプロファイルを明確にして、柔らかいコミュニケーションを主体的に作り上げる。
6.7.2.4 コラボレーション
 社会として、方向を決めていく。同一思考の人がグループ化して、インタープリターとして活動する。会話するための場も提供する。
 ライブラリで情報の拡大を図ると同時に、コラボレーションで行動方針を決めていく。その活動がチェーン化することで全体を覆う。
6.7.3 歴史のライブラリ
 ライブラリは一つの事実・アイデアを多くの人に拡大すると同時に、その結果の反映・活用ができる。過去から未来へ伝わる。
6.7.3.1 本での蓄積
 過去に何があったのか、どのように対応したか、それらの知識を集める。そこには過去の人の、未来への思いが溢れている
 世界観を変えるためには、事例と思考が必要です。それを司書とか事務局が支援する。マルクスを大英図書館が支援した。
6.7.3.2 再編集
 デジタル化して、次はどうなるかを、共に検討できるようにする。新しい世界観の創出は卓越した個人の力による。
 知の入口はNYPLとかグーグルの目的です。グーグルは図書館学から、その威力を知って、本のデジタル化をすすめている。
6.7.3.3 本での提唱
 結果を世に知らしめる。アタリ、マルクス、ルソー。カンと、デカルトなどは本で提唱して、歴史を変えている。
 教育現場・医療現場でのソーシャルネットが進んでいる。本を含めたコンテンツのデジタル化が加速される。
6.7.3.4 コラボレーション
 拡大するライブラリを用いて、その妥当性について、皆で議論する。そして、行動を決める。
 ライブラリは拡散、コラボレーションは収束しながら、歴史をスパイラルしていく。その時に、個々の思いを取り込んでいく。
6.7.4 ライブラリ機能
 移動技術、情報技術、エネルギー技術を三要素として、地域のインフラ提供会社として、行政と共に、「いい町」「いい社会」を実現する。
6.7.4.1 情報の徹底
 情報は溢れている。得ようとすれば、何でも来る。本当に必要な情報をプッシュ型で伝えることで、最低レベルを保証する。
 目的は、市民のナレッジレベルあげて、発言できるようにして、グループでモノを考えられるようにすることです。
6.7.4.2 情報の拡散
 情報を中継します。入れる人と使う人を支援します。両方の状況を見えるようにします。情報を共有することの付加価値を付ける。
 本がデジタルになることで、さまざまなリンクが可能になる。著作権問題はザナドゥ空間の発想を拡大させます。知識の付加価値です。
6.7.4.3 情報センター
 市民の状況ライブラリをもとに、関心ごとに対しての情報を送付すると同時に、知識レベルを上げていく。市の組織を超えていく。
 個人環境と接続して、ファースブックなどを活用して、グループの連携を可能にする。個人ライブラリ・タイムラインともつながる。
6.7.4.4 情報の要約
 読んだ本を人に薦めるのに、こんな本があります、という次元から自分の意見レベルにアップする.コメント追加から始める。
 市民のさまざまな形態の発信をまとめると同時に事務局レベルのフィルタリングを設定して、安心社会を作る。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.6 市民の武器に

6.6 市民の武器に
 利用者と図書館の関係を拡大して、市民の情報センターとして、ライブラリ機能を基に、図書館を進化させていく。
6.6.1 情報としての本
 45歳までは、身近に本がなかった。豊田市に新しい図書館ができて、多読が可能になった。さまざまなことを知ることができた。
6.6.1.1 自分の環境
 借りるた本を戦略的に活用している。OCRでのデジタルライブラリも作り、感じたことを雑記帳・ブログで表現し、未唯空間に反映させる。
 図書館は文化です。本を集め、分類し、活用する。検索もできる。全てがシェアです。皆で使うものです。本は武器になります。
6.6.1.2 電子図書の影響
 電子図書で、皆が本を読むようにならない。そういう人は図書館を使っているはずです。身近になった本の威力を拡大させていく。
 図書館がすごいのではなく、本がえらい。本は集まって、整理されて、使えるようになることで、個人の趣味から脱却し、武器になる。
6.6.1.3 多読のすすめ
 多読は新刊書が豊富な図書館が前提です。多読によって、情報の入手方法と、処理方法が変わります。大量情報の処理が可能になる、
 10年ぶりに年千冊を割った。1500冊を超えていた時はアップアップだった。読むことの目的を明確にすることと、人間の能力を上げること。
6.6.1.4 本の未来
 メディアミックスで、様相は変わる。話したことがテキストになるだけでも膨大な情報になる。人間はどう受け入れるか。
 岡崎まで行って、本を借りてくることに対して、奥さんは、ガソリン代がムダと言う。生まれてきた理由を知りたいから。
6.6.2 I love Library
 これは全世界の合言葉です。図書館の中で、どんなに挙動不審であろうとも、これだけでWelcomeです。語り合えます。
6.6.2.1 外国図書館に行く
 NZの小さな街の図書館では司書から日本語で話し掛けてられた。オープンな大学図書館があり、丁寧に支援する司書がいた。
 旅行でも出張でも、新しい土地で図書館を探します。NZのオークランドで奥さんと図書館探しをしたのは楽しかった。
6.6.2.2 バックボーン
 公共図書館は皆のモノとしてシェアしていた。入館すると、会員登録の誘いがあります。NZ文化のバックボーンです。
 公共図書館を活用するのは市民の権利です。いい図書館のあるところはいい市民が居て、地域の活性化を図っています。
6.6.2.3 図書館友の会
 友の会には、本のよさを実感したい人が集まってくる。図書館活動と市民に対する活動は、新しいコラボレーションです。。
 図書館を市のフロントに持ってきているところもある。八重山図書館は観光資源になっている。それがいい図書館を作り出す。
6.6.2.4 新しい行政
 図書館は土日も市民に開放されている設備です。開館時間、用途、市役所業務代行など、図書館の意思で自由自在です。
 図書館に会えたのは10数年前です。会えて幸せです。今は図書館とスタバしかないけど、自分の中が完全に反応しています。
6.6.3 市民に広げる
 使えることで、楽しくて、拡がること。町の文化として、使っていき、コラボレーションを保証していく。
6.6.3.1 どこでも図書館
 リアルの世界の答をバーチャルに求める。バーチャルでの悩みをリアルに求める。ライブラリ機能がその接点になる。
 構想10年です。本の本来の姿です。幼稚園での読み聞かせ、避難所・刑務所・病院にも図書室は必要です。販売店店舗にあってもいい。
6.6.3.2 サラリーマン対象
 ビジネスの仕事は変わっていく。大量の情報が生まれ、蓄積され、活用される。知の入口として、ライブラリで対応する。
 本を買うことが大人の美学としているが、電子図書とかiPADとか多様になっていく。本というコンテンツも使って、活動としてつなげてほしい。
6.6.3.3 多様な表現
 本という形式にとらわれずに、多様な表現を行う。未唯空間の過程とか、シミュレーション結果なども対象にできる。
 社会を変えるのは若者です。大学での歴史・数学・社会学を仕事などで活かすと同時に、コラボレーションのネタにしていく
6.6.3.4 ライブラリ活用 
 社会変革に対して、安定要因として、ノウハウを保有し、戦略を保証する。ネットワークを通じて、行政ともつながる。
 ライブラリを活用するために、もサファイア事務局を生かして、そこでの発信・発言できる環境を示す。
6.6.4 市民主体の図書館
 図書館の活性化は行政本来の仕事だが、市民主体でないと成果が上がらない。教育委員会を超えたモノが必要です。
6.6.4.1 図書館クラウド
 共有部分を集めることで、コスト削減とノウハウの共有化ができる。その上で、地域の特性に合わせて、各図書館の差別化を図る。
 クラウドで、設備と仕組みが提供される。国の単位で行えば、基本的な権利として、本の活用が可能になる。その上での商売も可能になる。
6.6.4.2 デジタル化対応
 電子図書を活用するためには、情報技術活用が必要です。国を上げて、対応することで、日本そのものの戦力化を図る。
 デジタルのよさはコストと複本とインフラの共有です。図書館は財産のシェアの先駆けを行ってきた。それを家庭まで展開できる。
6.6.4.3 生涯学習
 ローカルへの展開には、市単位が望ましい。情報システムを共有化することで、個人とグループの悩みをコラボレーションする
 生涯学習の成果は、グループでの活動保証です。それらを図書館活動と連携することで、横へのつながりができる。
6.6.4.4 データ蓄積・活用
 図書館本来の集めること、整理することを一元化すると同時に、著作権も含めて、様々な情報を使用可能にする。
 行政が動けば、本・図書館の考える部分から行動に移すことができる。生涯学習とか教育行政と連携ができる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.5 ライブラリ機能

6.5 ライブラリ機能
 図書館関係者に提案したいのは、図書館を情報センターにすること。図書館は可能性が増えるほど、攻撃される。守るべきモノです。
6.5.1 調べること
 図書館の本来の機能は調べること。特許情報だけでなく、過去の人が何を考えた、行動したのかを取り入れるられる。
6.5.1.1 検索する
 グーグルは検索に特化して、そのために、何が必要かと考えて、ネットのナレッジだけでなく、デジタルライブラリなども対象にした。
 検索キーそのものが、検索の対象になっている。何を欲しているかというのは、マーケティングでは重要です。それでグーグルは商売にした。
6.5.1.2 集める
 デジタル化されることで、集めることが簡単で、多岐に亘るモノが蓄積される。場所は取らないが、あまりにも大量です。
 ブログからツイッターに移って、私はライフログを発信することにした。これらも検索の対象になる。それを集める仕組みも作られている。
6.5.1.3 整理する
 図書館の最大の成果は本の体系化です。デューイの分類法、NDCなどがあります。デジタル時代では立体的な索引が可能になる
 本になった時点で、著者の思惑を離れます。見方は千差万別です。目次は参考でしかない。全文検索機能で新しい索引が生まれる。
6.5.1.4 保管する
 公共の資料とグループでの資料、そして、個人の資料をリンクして保有する手段が必要になる。図書館の本は、私の本の時代です。
 知恵を保管するのが目的ではなく、膨大な情報が流れから、個人の結論は導きだすことです。そこに向けての情報をいかに持つか。
6.5.2 学習する
 本当に、市民は学習しないといけない。マスコミとか政府に従うのではなく、自分の考えを持って、発信することが学習です。
6.5.2.1 個人状況
 個別に学習するのではなく、塾のように、個人の状況を理解した上で、学習支援をしていく。生涯学習の場を提供する。
 個人の状況を取る時は、個人の許可が必要であり、自分自身の問題意識とか知りたいことを表現していくことになる。
6.5.2.2 行政支援
 民主主義制度の行政で行なえることは偏っている。市民が行えば、簡単にできることが、行政の「公平」で、放置される。
 教育行政計画審議会の委員をしていた時に感じたのは、行政に任せておいては、コストがかかる。自分たちでできることは自分たちでやる。
6.5.2.3 市民でシェア
 マーケティングはシェアになっていく。市民主体の世界です。市民が市民に対して、教えるぐらいに、専門性も高める。
 「買う」から、一緒に「使う」にシフトするには、お互いが状況と能力を知ることが必須である。図書館がそのセンターになる。
6.5.2.4 読書支援 
 目的をもった、学習支援を行っていく。最大の武器は本とディスカッションで、自分の考えを持つことです。
 個人状況を把握するにしても、読書支援にしても、求心力が必要です。図書館ではなく、その中のグループが受ける形が望ましい。
6.5.3 情報センター
 教育委員会の下にある、図書館の範囲を超えていくためには、市民の立場で情報を扱う場所とすることで、市民が参画できる
6.5.3.1 知恵の入口
 LAPLとかNYPLは自らの使命を「知の入口」としている。市民の立場の公共図書館のあるべき姿です。交流の場にもなる。
 「知の入口」は知りたいことを分かるようにすることです。グーグルと同様なスタンスです。情報を集め、整理し蓄えて、検索を可能にする。
6.5.3.2 コンシェルジェ
 図書館は情報を提供するだけではダメです。一冊の本で分からない時に、多くの本を提供できる、コンシェルジェがいる。
 豊田市中央図書館には司書はいない。浦安図書館は分館にも司書を配置されている。市民と一緒になって、探してくれる。
6.5.3.3 本の発行
 ハリーポッターは喫茶店から生まれた。マルクスの「資本論」は大英図書館から生まれた。本を作れる場所が街にほしい。
 豊田市にも、市民が本を出すときに資金を支援してくれる制度がある。この制度を試して、拡大させましょう。
6.5.3.4 NPOの拠点
 エコットに図書室を作ったが、活用されていない。環境に関する情報では、セミナーよりも、一冊の本が有効になる。
 男女共同施設、環境学習施設、交流館などに図書室がある。購入時期は施設ができたときが殆どです。計画的な購入はされていない。
6.5.4 場の確保
 街の中に場所はない。図書館には調査型・貸出型・滞在型の三つがある。マルチに使える場を市民の知恵で使っていきたい。
6.5.4.1 アゴラ
 議論し、コラボレーションできる場を作る。本の単発的な発信を皆の心のなかに染み込ませるためには、アゴラが必要でなる。
 場所としては、図書館の前に広場があることが理想。無法者の侵入を許すので、図書館の中とか、本の間とかも候補地になる。
6.5.4.2 気楽に読める
 イメージとしては、無料スタバです。NYの本屋とかLAPLのコーナーです。自由に本を持ってきて、読んで、そこに置いていけるところ。
 勉強の場所として、パソコンを使える場所として、サードプレイスになっている。かなり、手狭であることと、やかましい状態になっている。
6.5.4.3 カウンセリング
 悩みを持って、図書館に来る人もある。本の損段だけではなく、悩み自体の問題解決を一緒に行う人を市民の専門家を配置する。
 市民の悩みは市民がよく分かる。パソコン、ガーデニングだけでなく、哲学的な問題、環境問題等も、本を背景とすれば、相談に乗れる
6.5.4.4 さまざまな意見
 原発問題・環境問題に対して、賛否両論がある。図書館には、両方の本が並んでいるので、一緒に意見を聞ける。
 図書館の公平性が今後の世界にとって、一番重要なことです。立場を守ることよりも融合させる場を提供していく。決めるのは市民です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.4 読書からNPOへ

6.4 読書からNPOへ
 本を読むことと社会で求められることとつなげる。図書館を市民活動の拠点にすると同時に、市民活動に図書館の概念を入れ込む。
6.4.1 読書のすすめ
 多読をしていて感じるのは、世の中には大量の情報が流されているが、殆ど処理されていない。受け側のリテラシーが必要である。
6.4.1.1 多様な意見を吸収
 多様な意見が存在します。それと格闘してきた。共有できる問題意識もあれば、いい加減なものもある。自分で判断します。
 多読することで、多様な意見を自分の考えにすることを自然に行える。多読自体は多くの本を単に読むだけです。こんな楽なことはない。
6.4.1.2 会議に資料不要
 会議で紙の資料は不要になる。多読することに比べれば、大したことはない。口頭での説明だけで、関係する空間が出来てしまう。
 仕事面でも、多くの情報から、自分の意見を作り出すことが必要です。多読ができれば、自然に多くの情報が自分の中に積み上がる。
6.4.1.3 出会いを生かす
 自分の主張を言いたくて、人は本を書きます。結局は人の意見を聞かない、分からないという人間の本質とも関わっています。
 図書館の本棚には、出張の異なる当人同士が隣り合って、並んでいます。両方から意見を聞いて、考えることができる。
6.4.1.4 時空間を超える
 今まで蓄積されてきたものに出会うことができ、新しい本で、関係を広げ、自分の興味を追加して、未来を見ていく。
 多読は、時空間を超えて、作者と会って、意見を聞き、語ることができます。池田晶子さんとは、地球ではすれ違いだけど、心を受け継いだ。
6.4.2 生涯学習のすすめ
 多様な意見を取り入れ、発言させることです。グループ活動を通じて、共通の答えを出し、それを発信する。日本人の体質を変えていく。
6.4.2.1 本を読んで欲しい
 サードプレイスでゆったりすれば、滞在型図書館になる。富良野で読書三昧を地域活性化につなげる。読書環境を整備すれば、十分です。
 図書館があっても、読んでもらえないと意味がないし、意見を言えればさらにいい。そういう環境を作り出すのは割と簡単ですね
6.4.2.2 本の感想をツイート
 本を読めば何かが得られる。蓄積されているもので異なる。発信すれば、循環が始まる。検索して、お互いがつながる。
 モノを語れる環境はSNSなどでかなり、進化している。単につぶやくだけでなく、お互いがシンクロすることで、提案にすることもできます。
6.4.2.3 見る、知る、考える
 見る、知る、考えるは市民の行動の基準です。知ることが考えにつながる。生涯学習でも、ポータル機能が必要です。
 市民ポータルの考えを使って、「見る、知る、考える」こともできます。ライブラリから、市民に意見をプッシュしましょう。経験を生かします。
6.4.2.4 サファイアプロセス
 Local meets Globalで、グローバルに取り込まれる。Global meets Localで、ローカルの良さを再発見していく。
 図書館は元々、GmLの役割を持っています。これに生涯学習でグローバルへの提案、LmGを持てば、社会に影響を及ぼせる。
6.4.3 公共とつなげる
 公共図書館の概念のように、市民の思いをカタチにして、情報共有のように、皆がメリットを享受できるようにする。
6.4.3.1 気づきから行動へ
 読書で一番の成果は、自分にないものとの出会いです。気付きを貯めて、行動に移し、それを本につなげるという循環です。
 気付くことが読書の一番の成果でしょう。自分が選んだ本で、自分が気付くことは他人に頭ごなしに言われるよりも効果が大きい。
6.4.3.2 グループの育成
 日本のコラボレーション環境で本だけでつながるのはムリです。会社などの組織を超えたグループ育成から始める。
 個人の気づきを皆の気付きにするプロセスはダイナミックな近傍系での広がりに似ています。自分たちで選んだ道を演出します。
6.4.3.3 市民が作る図書館moh
 日本の図書館は「本を読まない」人たちで運営されている。本を読み、本のすごさと楽しさをカタチにする「公共」の原点をめざす。
 自分たちの図書館を作り出す気概さえあれば、市民活動の拠点を作り出せます。さまざまなリソースを図書館に投入すればいい。
6.4.3.4 DLの蓄積
 DLもかなりの量になっています。残すことで安心感が増す。大量のキーワードを得ることで検索も可能になりました。
 図書館のターゲットは本だけではない。情報全てを相手にできます。それにSNS的なこともソーシャルな存在の図書館なら可能です。
6.4.4 図書館友の会
 図書館友の会を作ることが、図書館ボランティアの夢だった。組織を作ることで、全体が見えなくなる可能性があります。
6.4.4.1 ソーシャル図書館
 ネットワークで範囲を決め、ポータルで利用者画面の統一し、受け手でロジックを貫徹させる。ソーシャル図書館です。
 仕事編と同様に、情報の徹底、情報の見える化、コラボレーション、情報の吸い上げの各フェーズが図書館で可能です。
6.4.4.2 主体的なかかわり
 図書館友の会のイメージは行政を補完するものではなく、主体的なものです。私の役割は全体を見ることで、市民を支援することです。
 アメリカと異なり。日本では図書館は市役所のモノです。市民のものにする為に、市民参画できる友の会は必要です。
6.4.4.3 米国の友の会
 理事会の開催、役員選出、出版、寄付と会員の維持、ブックセール、ボランティア活動の運営、活動プログラムや活動方針の策定。
 アメリカの公共図書館では市民が管理維持を行っています。日本では社会の中の図書館として、社会に影響力を持つモノにする。
6.4.4.4 図書館パートナー
 ミッション・パートナーとして、図書館長、市長などの協力が必要だが、彼らに「本スキ」を求めるのは難しい。行政の提案が実現する。
 図書館を支えるモノを超えて、ライブラリ機能を社会の変革に導きこうとすると、サファイア事務局になります。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.3 本から広がる世界

6.3 本から広がる世界
 本を読む自己満足から、本を読むことでわかる世界に移ってきた。図書館を多く見ることで、地域との関わりも分かってきました。
6.3.1 影響された本
 本から影響を受けて、自分自身を変えてきた。議事録を書くように、人に分かってもらう必要はありません。ここに挙げたのは、偶々です。
6.3.1.1 哲学・数学
 デカルト『方法序説』で、一人で作るシステムの美しさ、孤立と孤独の中で、思考を深めるには、社会との軋轢を避ける生活規範が必要。
 私の方向をつけてくれたのはデカルトです。方法序説だけでなく、感性論などの素直な考えには惹かれます。「宇宙の旅人」も得ました。
6.3.1.2 歴史
 ジャック・アタリの「21世紀の歴史」では、未来からのバックキャスティングすることで、今をどうするかの見識を得た。
 60歳からの私のテーマは歴史です。過去の歴史だけではなく、今の歴史、未来の歴史もありがたい。歴史観は必要です。
6.3.1.3 社会
 93年のエドガール・モランの「複雑性とは何か」で、自分の中の概念に言葉を与えてくれた。変化は周辺から起こる。
 30歳半ばから、コンビニ研究など、現実世界の社会学をしてきた。それらの元になった本は多くある。理論と現実の差に社会がある。
6.3.1.4 小説
 「戦争と平和」:ピエールがナターシャに愛を告げる場面が好きです。私の救世主はナターシャのような女性になった。
 文学はあまり、やってきていない。人の心は面倒です。自分の心中心にやってきている。だから、「戦争と平和」のようなロマンが必要。
6.3.2 本から得たもの
 本は記憶するのではなく、自分の中で再生することで、社会に還元するものです。様々な世界と意見をまともに向かい合った。
6.3.2.1 本から始まる世界
 一冊の本を書くことの苦労を感じながら、評価していきます。 読書は常に格闘技です。負けた方のが得るものが多い。
 読書が楽しいのは、完結しているからでしょう。現実の人間は全て、途中です。100人いたら、100個の途中です。答が出ません
6.3.2.2 ブログへの反映
 個人を中心のブログから、コンテンツ中心のブログへ変わってきた。ライブラリの内容をブログに書き、「未唯への手紙」に反映します。
 本から感じたこと・考えたことは雑記帳からブログに反映しています。その日に発見したことを、まとめるようにしてきた。
6.3.2.3 自分の言葉で語る
 本は発信です。小説・随筆、哲学・数学、歴史・社会学は、個人からの発信です。政治・経済は、グループからの発信です。
 本を読むことで、後の人につなげることができます。前の人が命をかけて作り出したものを自分というフィルターに掛けて、伝えます。
6.3.2.4 ファシリテーター
 具体的な方針も展開することが必要です。本という思いを図書館というファシリテーターを通じて、社会に浸透させます。
 伝えることで、グローバルを動かして、ローカルを支援させるきっかけを作ります。自分に多くの意見を取り入れることで可能になります。
6.3.3 図書館の可能性
 図書館は文化のバロメーターです。ここを拠点にして、生涯学習へ拡大されていく。本自体もデジタル化することで、新しい可能性を持つ。
6.3.3.1 デジタルライブラリ
 OCR処理の効率化により、テキスト化が進んでいる。ウェブ、PDFからもテキスト抽出している、グーグル活用で、検索も可能になった。
 図書館の本のエッセンスを集めるのが一番効率的です。本を買えるだけの人は多くはいないが、図書館の本を読むのは権利です。
6.3.3.2 DLに関係付け
 DL冊数のランキングは、(1)経済 88冊 (2)建築工学 66冊 (3)図書館 61冊 (4)社会 61冊 (5)政治 51冊 (6)情報科学 40冊です。
 知識をどう分類したらいいのか、難しいです。私のDLではNDCを使って、未唯空間の7つのジャンルに分類しています。
6.3.3.3 生涯学習の組織化
 生涯学習審議会の委員として、生涯学習センター構想に参画した。検討途中の部局変更で元の木阿弥です。信頼できない。
 図書館を中核として、地域の活性化を図るには、生涯学習などの動機づけが必要です。市民はなかなか動かないですね。
6.3.3.4 図書館の“次”
 図書館を繁盛できるように知恵を使う。シェア社会の先駆けです。さまざまな実験をして、社会の変化を促そう。
 色々な協議会などに参画してきた。本当に動ける所、動いている所は少ないですね。私の役割は考え方を示すことです。
6.3.4 地域における図書館
 図書館の最大のミッションは地域(ローカル)を支援することです。GmLを図書館で検証して、それを社会に生かしていく。
6.3.4.1 地域の拠点
 トポロジーの近傍系の概念では、お店、交流館に専門館を作り、市民に選択させる。これが地域の拠点になる。
 図書館の形態とか雰囲気は、その地域の市民の力そのものです。市民が図書館を育て、図書館が市民を育てるのです。
6.3.4.2 県立と市立図書館
 県立と市立図書館の役割を分担しているところが多い。県立は調査型で、市立は滞在型、貸出型が一般的です。
 権力の象徴として、県立図書館にお金を使いたがる。実質的な県図書を持っている所から、変えていきましょう。
6.3.4.3 海外の図書館
 フィンランドでは、豊田市の5~10倍の人たちが利用する。駅の上、スーパーなど、利便性を第一に設置されている。
 本当に多様です。宇宙の星のように、将来を示しすもの、過去を示しすものがある。計画性を持った指針も多くある。
6.3.4.4 図書館はGmL
 GmLはグローバルがローカルを支援する。心臓から末端に行く、動脈です。LmGは静脈のイメージで、市民活動そのものです。
 図書館は市役所の機能としては珍しく、土日を含めて、市民を支援している。グループ活動を支援することもできます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.2 図書館を使う

6.2 図書館を使う
 図書館を自分の武器にすることで、自分の見識を手に入れた。興味に幅は、図書館の人を超えている。
6.2.1 新刊書
 新刊書は図書館の命です。情報は新しくないと意味がない。ネットのフロー情報に対して、新刊書のストック情報は重要です。
6.2.1.1 新刊書が基本
 世の中を知るためには、素材は新しくないといけません。本はさまざまな観点、視点で発行されます。図書館は新刊書の宝庫です。
 本を情報として、見ています。文学についても同様です。情報は新しくないといけません。
6.2.1.2 借りて読む
 図書館から借りた本の合計金額が2000万円を超えました。1冊平均1760円です。年間二百万円です。買える金額ではない。
 借りて読むことには、覚悟とシステムが必要です。「速読のすすめ」には、買って読めとあります。「借りて多読のすすめ」の本を書きましょう。
6.2.1.3 新刊書コーナ崩壊
 図書館が危機を向かえようとしています。「一律削減」という論理です。多様性を重んじる、私が一番嫌いな言葉です。
 図書館協議会とか市役所の人たちは図書館を活用していない人たちです。図書館には本がたくさんあるから要らない、という発想です。
6.2.1.4 新刊書フリーク
 私の好奇心はめげません。フリークの連中が持って行ったあとの、なけなしの棚から30冊を借りることができます。
 豊田市図書館は新刊書コーナーに本が並ぶのは最初の一回だけです。そこで持っていかれると遭遇できません。工夫が必要です。
6.2.2 読書環境
 本がなかったので、人生の半分以上をムダにしてしまった。そういう人が殆どです。だから、読書環境を広げていきたい。
6.2.2.1 交通手段での読書
 地下鉄とかバスでの読書風景は以前は当たり前だった。今はスマホなどのメディアになっている。読書していればいいけど。
 裾野市にはまともな図書館がなかった。図書館は文化レベルを表している。皆で守るものです。
6.2.2.2 豊田市での読書
 2枚カードで、週30冊まで枠を広げた。新刊書の豊富さが決め手です。スタバは周りに本を読む人がいるので楽しい。
 新図書館でガラッと変わった。市民が図書館を育て、図書館が市民を育てることを実感。開館当日からボランティアを始めた。
6.2.2.3 図書館で読むこと
 豊田市は貸出型に近いので、ゆっくりと読めない。グループ活動のためには、読書環境が必要になる。滞在型にはボランティアが必要。
 24時間対応の滞在型図書館を作るには、市民活動と一緒になり、ライブラリの重要性を認識してからになります。
6.2.2.4 家で読むこと
 これがなかなか難しい。机の前で読むのは疲れるので、ベットの上で読んでいます。家の良さは、OCRできることです。
 土曜日に15冊以上に対応している。家とスタバを拠点にしています。街の中で本を読める環境を市として考えてほしい。
6.2.3 図書館はブランド
 図書館を書庫代わり・本屋・読書部屋で使える環境の人は少ない。ましては、年間、千冊の本を自由に扱える人間は少ない。
6.2.3.1 自信が持てる
 図書館をブランドとして意識することで、色々なものがつながっていく。意見表示、多様な思考の展開に自信がもてる。
 図書館活用の専門家として、市民活動の一環で、市民にプレゼンしていた。図書館を利用する人の講座が必要です。
6.2.3.2 図書館を見る目
 本の感想の交換、図書館を考える場として展開したい。ボランティアの出発点であり、終着点として、図書館機能を市民の手で守り抜く。
 図書館を守っていくために、図書館を見ています。わが街の図書館だけでなく、図書館業界、行政に対しても監視します。
6.2.3.3 図書館法の改正
 指定管理者制度の導入が進んでいます。図書館は曲がり角に来ている。熊本市立図書館の職員も追い出されると怯えていました。
 図書館を回ったときに、指定管理者とか本屋さんが経営している図書館などがありました。今のところは「ないよりマシ」レベルです。
6.2.3.4 図書館で町おこし
 街の活性化として、図書館、駅周辺のベンチ、美術館の庭、商店街の花屋、喫茶店などで皆が本を読んで、話し合いをすることも可能です。
 市民に図書館のよさを知ってもらうことであり、その上で、図書館を使うという発想を持ってもらう。使いっぱなしはダメです。
6.2.4 図書館へプレゼン
 海外の図書館を見ることは図書館だけではなく、今後の日本の文化を考えるのに役立つ。現地で感じることです。
6.2.4.1 観光拠点にする
 八重山図書館は観光マップに載っています。風通しのいい図書館でくつろぐのもいい。観光の幅が広がり、図書館をアピールできる。
 八重山図書館は観光拠点になっていた。富良野図書館などでも「観光」の意識からの町おこしが可能です。
6.2.4.2 アメリカの図書館
 滞在型のSFPL、調査型のLAPL、市民ポータルのNYPL。UCバークレーの巨大な書庫とデジタル化の野望を持つ図書館。
 アポなし訪問しても、求める心があれば、色々なものが見られます。バークレーの地下書庫とそこで起こっていることは参考になりました。
6.2.4.3 フィンランド図書館
 社会と一体化しており、生涯学習の拠点であり、日本の10倍以上の来館者を誇っている。様々な形式の図書館を配置できている。
 北欧環境視察の間にヘルシンキの6箇所の図書館を見て回った。市民の意識でさまざまな形態の図書館を展開している。
6.2.4.4 生涯学習と図書館
 豊田市は駅前図書館であり、新刊書の豊富さで、今後の展望が期待される。生涯学習センター構想と交流館をつなぐ機能を持ちうる。
 図書館と本の目的は歴史を変え、社会を変えることです。そのためには市民の知恵を活用した、地域の活性化につなげることです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6. 本 6.1 多読の世界

6.1 多読の世界
 本の多読技術を手に入れた。本を読める環境として、図書館を手に入れ、図書館から社会全体を見てきた。
6.1.1 本との対話
 本というのは、著者との対話であり、社会とか歴史との対話です。そこから得たものは次に伝えていく。
6.1.1.1 本との関わり
 豊田市に帰ってきて、豊田市中央図書館へ通い始めた。金曜日の5時過ぎに図書館へ行き、30冊の新刊書を借りていた。
 45歳過ぎと言うのは、ちょっと遅すぎたかもしれないが、その後のキャッチアップは激しかった。週40冊は限界です・
6.1.1.2 借りた本の履歴
 借本のNDC、題名、著者名、金額をエクセル入力し、必要なページはOCRして、デジタルライブラリとして、雑記帳へ保管する。
 9.11で問題意識を持った以降は、とりあえず、1万冊を目指した。1万冊を超えて、始めて、本というものが見えてきた。
6.1.1.3 本は情報源
 本を読んで、蓄積し、活用できる仕組みを作り上げた。全ジャンルが興味の対象になりました。土日に処理している。
 インターネットなどの情報に比べると、コストが掛かっているし、思いがある。発行されるまでの時間も早くなっています。
6.1.1.4 著者との対話
 一冊一冊に人生があります。一年間に1500人以上の人と対話できるのは幸せです。同時に、読書は格闘技です。勝つか、負けるかです。
 NDCの全ジャンルを読むことで、社会学と歴史学、そして数学も絡んできます。作者はジャンルでは分けられない。
6.1.2 多読をしてきた
 図書館があることで、新刊書を多読することができた。この幸せを皆に広げたい。一万冊を超えると、何かが見えてきます。
6.1.2.1 年間借出冊数
 2001年 701冊~2008年 1665冊で、911以降、増加。ジャンルはほぼ全域を読み込んでいます。社会科学24%~芸術・言語4%です。
 冊数よりも全ジャンルに関心があることの方が素晴らしいと思っています。図書館だから、可能なことです。
6.1.2.2 多読を武器に
 多読は発信につながっていきます。時代を追い込み、皆の意見をいかにこなす、という観点で見ていくと、本を分類でき、将来が見える。
 多読していることは、どのような専門家でも相手できることを意味しています。ジャンルを超えて話せるのだから。
6.1.2.3 本を活用する
 OCRで必要箇所は残すことを15年以上続けています。ICレコーダ経由で雑記帳へ感想を述べると同時に、7つの分野で分析してきました。
 本の扱いは難しいですね。全てを覚えても、人生には意味がある本は少しです。必要なのは著者のDNAの部分です。
6.1.2.4 人に言葉を与える
 言葉を得ることができました。キャッチフレーズを作りました。私にとっての読書の理由は「言葉を得ること」です。書くことにもつながります。
 本は概念です。作者が命がけで作ったものです。それを引き継ぎます。概念を言葉にすることです。
6.1.3 図書館の観察
 図書館は、その市の文化のバロメーターす。図書館が作られることで、多くの街の人たちの活性化につながっていきます。
6.1.3.1 さまざまな図書館
 調査型図書館は、各階が専門別に分かれていて、司書を配置し、依頼に応じて、本を調査し、提供する。どんな要求にも対応する
 アメリカのSFPL、LAPL、NYPLなどを調べに行って、図書館には大きな可能性を感じました。
6.1.3.2 図書館を守る
 図書館への攻撃は常に存在します。最大は無知です。「知の入口」は格好の餌食です。表現の自由が様々なところで、脅かされている。
 図書館が、社会に存在すること自体が奇跡です。図書館は守るべきものです。そのためにはドンドン使うことです。
6.1.3.3 図書館調査
 ロヴァニエミ図書館は豊田市の10倍の来館数です。市民にとって、生活の一部になっている。10年前からのあこがれの図書館です。
 日本の図書館は100館近く、海外は12館ぐらい見に行った。日本はあるだけの図書館です。あるだけで十分です。
6.1.3.4 図書館の評価
 豊田市中央図書館への評価は日本有数です。新刊書予算が年間1.3億円が10年間続いているのはすばらしい。
 豊田市図書館の評価は高い。肝心の市民がそれを認識していない。使わない人は使わないし、使っている人は当たり前と思っている。
6.1.4 図書館に入り込む
 図書館に入り込まないと、実態がみえない。返本ボランティアで観察して、協議会で意見を述べるようにした。
6.1.4.1 返本ボランティア
 図書館を内部から見ることができた。図書館職員なることは、ある人にとっては幸せで、ある人には不幸です。館長は次長の持ち回りです。
 私にとって、最初のボランティア活動です。新図書館が出来て、募集があったので、参加した。市役所内の位置付けは低かった。
6.1.4.2 返本での観点
 市民の姿勢、図書館の設備、スタッフの仕事の三つの観点で5年間見ていた。市民の感覚は変わってきたが図書館は変わらない。
 新刊書の魅力で10年間やってきたが、リーマンショック後、予算が半減された。それに対する、工夫がされていない。
6.1.4.3 協議会公募意見
 グループでのコミュニティを作り、これからの図書館を考え、市民参画の上で知恵を出し合って、いきたい。
 年2回、集まられて、報告を受けるだけです。意見を述べては、継続的な改善活動とつながっていない。
6.1.4.4 協議会の展開
 中央図書館新刊書は1.3億円から7千万円と半減にさせられた。人員配置は今までどうりです。実体が分かる。
 新刊書半減で頭に来て、2度目の委員に参画した。教育委員会の元ではなく、全国図書館と連携しないと変わらない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2050年の社会システム講演

未唯へ

 診療室のナースが下の受付でウロウロしていた。相変わらず、元気そうです。来週の健康診断で会えます。

 体重は0.8Kgダウンです。土日の運動が少しは効いたのか。だけど、ウエストがタブついています。メタボの境界線です。健康診断まで一週間です。減らせるのか。

2050年の社会システム講演

 土曜日の講演とディスカッションに対して、未だに腹が立っています。

 ThinkしているものとActしているものが異なるので、論理がバラバラなのです。

 こんなもんではしょうがないので、将来へのしっかりしたシナリオを作らないといけない。これが今回の大きな成果です。シナリオのために、どこまで、広範囲に考えて、意見を取り入れるか。

 大学を含めて、組織は内から変わらないということです。大学の先生があの程度なら、2050年まで自分で考えるしかない。シナリオを作ります。市民主体とあとは作るものとの関係まで思考を拡大させましょう。

 2030年から2050年の間に、組織を解体させます。2030年まではコミュニティ創生です。その後に、特異点解消です。骨格の部分は残して、周辺の部分を取り込みます。

 ギリシャとかイタリアなどの参考になるような内容にしないといけない。どんな再建策なのか。完全に日本経済を含めた、再建策です。

 今回の講演で、大学のレベルは分かりました。大学の先生とかNEDOとかが何を考えているのか。それは本当に局所的です。

 ディスカッションにしても、全然、深まらないです。習うと言うことでは、本のほうがはるかに上ですね。

エッセイの第8章

 図書館の第8章も中途半端です。先に行かないといけない。だから、第8章は来週のテーマにしましょう。その意味では、第八章は2020年から2050年の姿です。

 市民主体民主主義をいかに固定するか、維持するか、拡張するか、そのための武器を作り出していく。同時に、意識を変え、もっと参画させて、従来の組織の解体をしていく。

 エッセイでは真理を述べたいですね。エッセイよりも哲学です。考えることです。考えた結果ではなく、途中です。

次期ネットの進め方

 ガイドラインを出すにしても、ライブラリとコラボレーションを骨格にします。パートナーにいかにわかってもらえるかです。店舗の危機感を増した上での行動です。

 これはネットワークと連動すさせるのは、あまり意味がないかもしれません。まあ、一つのトリガーです。

部門の10箇条の学習

 部門の10箇条はまやかしですね。トリガーになれと言うけど、この部門にインタープリターが居ない。個人の幸せが皆の幸せになる。これもまやかしです。彼らは個人のことしか考えていない。

 この会社の役員の言葉を聴くつもりはありません。こんな組織にしたのは彼らの責任です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )