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6. 本 6.3 本から広がる世界

6.3 本から広がる世界
 本を読む自己満足から、本を読むことでわかる世界に移ってきた。図書館を多く見ることで、地域との関わりも分かってきました。
6.3.1 影響された本
 本から影響を受けて、自分自身を変えてきた。議事録を書くように、人に分かってもらう必要はありません。ここに挙げたのは、偶々です。
6.3.1.1 哲学・数学
 デカルト『方法序説』で、一人で作るシステムの美しさ、孤立と孤独の中で、思考を深めるには、社会との軋轢を避ける生活規範が必要。
 私の方向をつけてくれたのはデカルトです。方法序説だけでなく、感性論などの素直な考えには惹かれます。「宇宙の旅人」も得ました。
6.3.1.2 歴史
 ジャック・アタリの「21世紀の歴史」では、未来からのバックキャスティングすることで、今をどうするかの見識を得た。
 60歳からの私のテーマは歴史です。過去の歴史だけではなく、今の歴史、未来の歴史もありがたい。歴史観は必要です。
6.3.1.3 社会
 93年のエドガール・モランの「複雑性とは何か」で、自分の中の概念に言葉を与えてくれた。変化は周辺から起こる。
 30歳半ばから、コンビニ研究など、現実世界の社会学をしてきた。それらの元になった本は多くある。理論と現実の差に社会がある。
6.3.1.4 小説
 「戦争と平和」:ピエールがナターシャに愛を告げる場面が好きです。私の救世主はナターシャのような女性になった。
 文学はあまり、やってきていない。人の心は面倒です。自分の心中心にやってきている。だから、「戦争と平和」のようなロマンが必要。
6.3.2 本から得たもの
 本は記憶するのではなく、自分の中で再生することで、社会に還元するものです。様々な世界と意見をまともに向かい合った。
6.3.2.1 本から始まる世界
 一冊の本を書くことの苦労を感じながら、評価していきます。 読書は常に格闘技です。負けた方のが得るものが多い。
 読書が楽しいのは、完結しているからでしょう。現実の人間は全て、途中です。100人いたら、100個の途中です。答が出ません
6.3.2.2 ブログへの反映
 個人を中心のブログから、コンテンツ中心のブログへ変わってきた。ライブラリの内容をブログに書き、「未唯への手紙」に反映します。
 本から感じたこと・考えたことは雑記帳からブログに反映しています。その日に発見したことを、まとめるようにしてきた。
6.3.2.3 自分の言葉で語る
 本は発信です。小説・随筆、哲学・数学、歴史・社会学は、個人からの発信です。政治・経済は、グループからの発信です。
 本を読むことで、後の人につなげることができます。前の人が命をかけて作り出したものを自分というフィルターに掛けて、伝えます。
6.3.2.4 ファシリテーター
 具体的な方針も展開することが必要です。本という思いを図書館というファシリテーターを通じて、社会に浸透させます。
 伝えることで、グローバルを動かして、ローカルを支援させるきっかけを作ります。自分に多くの意見を取り入れることで可能になります。
6.3.3 図書館の可能性
 図書館は文化のバロメーターです。ここを拠点にして、生涯学習へ拡大されていく。本自体もデジタル化することで、新しい可能性を持つ。
6.3.3.1 デジタルライブラリ
 OCR処理の効率化により、テキスト化が進んでいる。ウェブ、PDFからもテキスト抽出している、グーグル活用で、検索も可能になった。
 図書館の本のエッセンスを集めるのが一番効率的です。本を買えるだけの人は多くはいないが、図書館の本を読むのは権利です。
6.3.3.2 DLに関係付け
 DL冊数のランキングは、(1)経済 88冊 (2)建築工学 66冊 (3)図書館 61冊 (4)社会 61冊 (5)政治 51冊 (6)情報科学 40冊です。
 知識をどう分類したらいいのか、難しいです。私のDLではNDCを使って、未唯空間の7つのジャンルに分類しています。
6.3.3.3 生涯学習の組織化
 生涯学習審議会の委員として、生涯学習センター構想に参画した。検討途中の部局変更で元の木阿弥です。信頼できない。
 図書館を中核として、地域の活性化を図るには、生涯学習などの動機づけが必要です。市民はなかなか動かないですね。
6.3.3.4 図書館の“次”
 図書館を繁盛できるように知恵を使う。シェア社会の先駆けです。さまざまな実験をして、社会の変化を促そう。
 色々な協議会などに参画してきた。本当に動ける所、動いている所は少ないですね。私の役割は考え方を示すことです。
6.3.4 地域における図書館
 図書館の最大のミッションは地域(ローカル)を支援することです。GmLを図書館で検証して、それを社会に生かしていく。
6.3.4.1 地域の拠点
 トポロジーの近傍系の概念では、お店、交流館に専門館を作り、市民に選択させる。これが地域の拠点になる。
 図書館の形態とか雰囲気は、その地域の市民の力そのものです。市民が図書館を育て、図書館が市民を育てるのです。
6.3.4.2 県立と市立図書館
 県立と市立図書館の役割を分担しているところが多い。県立は調査型で、市立は滞在型、貸出型が一般的です。
 権力の象徴として、県立図書館にお金を使いたがる。実質的な県図書を持っている所から、変えていきましょう。
6.3.4.3 海外の図書館
 フィンランドでは、豊田市の5~10倍の人たちが利用する。駅の上、スーパーなど、利便性を第一に設置されている。
 本当に多様です。宇宙の星のように、将来を示しすもの、過去を示しすものがある。計画性を持った指針も多くある。
6.3.4.4 図書館はGmL
 GmLはグローバルがローカルを支援する。心臓から末端に行く、動脈です。LmGは静脈のイメージで、市民活動そのものです。
 図書館は市役所の機能としては珍しく、土日を含めて、市民を支援している。グループ活動を支援することもできます。
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