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ギリシャはユーロから離脱すべき

ギリシャ革命

 ギリシャはドイツの奴隷にはならない。ずっと、トルコに支配され、奴隷扱いされてきた。トルコは大嫌いです。ドイツも同じように嫌いです。ドイツに支配されること、ドイツ・フランスの論理で振り回されることを避けます。

 だから、ユーロから離脱すればいい。自分たちの道を開いていくことです。今度こそ、ローカルからの道です。それは、奴隷根性から離脱することです。

未唯空間のエッセイ化作業に時間をとられて、ブログ・ツイッターの方に手が回らない。

図書館から13冊借りてきました。今週は軽い感じです。明日は名古屋での講演会なので、日曜日まで掛かりそうです。

 539.09『原発とヒロシマ』 「原子力平和利用」の真相
 010『図書館概論』
 015『図書館活用術』 情報リテラシーを身につけるために
 461『ひとは生命をどのように理解してきたか』
 913.6『ある意味、少しだけ上を向いて歩こう』
 162『世界の〔宗教と戦争]講座』
 611.2『里山・遊休農地を生かす』 新しい共同=コモンズ形成の場
 368.66『サイバー・クライム』
 304『日本を滅ぼす<世間の良識>』
 675.2『ビジネスマンのための「行動観察」入門』
 519.2『20世紀環境史』
 382.27『アフガニスタンのハザーラ人』 迫害を超え歴史の未来をひらく民
 130.2『西洋哲学史Ⅰ』 「ある」の衝撃からはじまる
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2.数学 2.8 グランドセオリー

2.8 グランドセオリー
 新しい数学を分かるようにする工夫を表現します。プレゼンも進化している。図解などを使い、言いたいことを明確にする。
2.8.1 未唯空間で検索
 未唯空間の論理は7つのジャンルが絡んでいる。分かってもらえるように工夫する。さまざまな見せ方をしていく。
2.8.1.1 項目で並べる
 近傍の軸としての項目を決めて、その中に情報を入れ込む。私の場合は7つのジャンルは最初から変わっていない。
 未唯空間全体の型の理解を求めます。自分編、数学編、歴史編のアプローチは考え方の根底になる。丁寧に説明する。
2.8.1.2 同一のもの
 詳細からのサルベージを行う時に、題名を設定する。ブログからのメンテナンスで、どのジャンルに入るかの確認を行う。
 同一次元であったものから、貼り合わせていきます。その上で、詳細への展開を図ることで。次元を超えていきます。
2.8.1.3 テーマ性
 テーマに沿って、関係項目を集めて、どこからでも表現していく。言葉で表現できないものは、図解などを活用する。
 本論から集約されたものは、別冊として表現します。詳細のラベルは超えて、項目の単位でつなげていく。
2.8.1.4 検索型
 言葉を概念として、丁寧に扱い、項目名は検索キーとして、グーグルサーチを可能にする。ライブラリでの検索を意識する。
 本自体にライブラリ機能を持たせる。情報を集め、整理し、保管し、検索できるもの。そのために原型を保証しない。
2.8.2 未唯空間を一般化
 言葉でいかにわかりやすくするかです。そのためには、イメージが拡がるキャッチフレーズが必要です。
2.8.2.1 存在と無の世界
 私の心の中心です。生きてきた理由であり、さまざまな関係の基本です。これも数学モデルで考えていく。
 存在と無は人間にとって、基本なのに、社会のコモンセンスにならない。アゴラのようなコラボレーション不足の性でしょう。
2.8.2.2 トポロジー
 トポロジーは私の考えの中心です。モノの見方、捉え方は大きさにとらわれずに、本質的な部分、不変な部分を見ていく。
一人が増えたから、助かる世界、一つのものを皆でフルに使う。行政の枠を超えて、自分のことは自分で行う世界にする。
2.8.2.3 市民主体の世界
 社会の変革をマスコミと政府以外の社会が求めている。そのために個人の状況と思いを知った上で、市民主体の世界を創る。
 作って、売って、買うことの限界から、新しいマーケティングが求められている。皆で使うことで省エネも実現する。
2.8.2.4 歴史が変わる
 ローカルからグローバルが生まれ、それに依存してきた。グローバルは限界に来ている。熟成させたローカルに戻る時です。
 存在と無で、社会との関係を少なくしてきた。そんな自分にさまざまなモノを見せようとする意思を感じる。それに応える。
2.8.3 数学を適用する
 真理を求めて、数学を得た。自分の中だけでなく、社会などの適用してみると、多くのことが分かり、未来が予測できた。
2.8.3.1 自分・生活編
 目的を真理を求めることに絞った。数学に真理を求め、得られた。生活は自分自身のために時間を使うことに絞った。
 存在と無に並んできた。数学的な見地から、宇宙の旅人の新式を得ることで、ある程度、安定できた。
2.8.3.2 仕事・図書館編
 店舗と本社の関係を空間上に作り出して、その間の関係を位相とみなした。循環を意識し、モデル化して、機能を抽出した。
 仕事では、10年で作ることはやめた。私の役割は皆のために考えることです。使えるようにすることを数学で考えつづけた。
2.8.3.3 社会編
 環境問題でThink Globally, Act Locallyという概念を得た。デカルト空間から位相空間への遷移を感じた。それで律した。
 10年前に、環境問題に関わった。ハメンリンナでTGALのキーワードを得た、4つの要素を数学的に分解して、解析してきた
2.8.3.4 歴史編
 ローカルからグローバル支配となっている。環境問題などで、有限の限界から歴史は変わっていく。数学モデルでは自明です。
 歴史を変えるという、認識まで得ることができた。私としては、これで十分です。当初の目的の真理に向かいましょう
2.8.4 希望の世界
 末人の世界から超人の世界に向かいましょう。この滅亡に向かっている世界を希望の世界に変えましょう。何を変えるか。
2.8.4.1 生活が変わる
 個人からの発信を受け止めることで、孤立に耐えられ、いじめを感じない。哲学的になれる。自律した生活のベースができる。
 神とか、組織に依存するのではなく、個人が自分の見識を持って、発言し、コラボレーションすることの大切さが分かる
2.8.4.2 見方が変わる
 トポロジーを使えば、どうでもいいことがどうでもよくなる。組織の本質が見えてくると自分の行動が決まる。
 数学がトポロジーを見つけ、ローカル主体に変わってきた。同じように、社会も歴史も変わっていかざるをえない。
2.8.4.3 社会が変革できる
 行政に任せるのではなく、自分たちでできることを自分たちで行なう。買い物パターンを変えるだけで、会社を変えられる。
 人も組織も変化を嫌がる。革命のような変化ではなく、自然と方向が変わっていき、皆がそれに気づくことが理想です。
2.8.4.4 歴史認識が変わる
 ローカルとグローバルからの感覚からすると、ローカル主体の歴史が始まっている。そこに参画できます
 変化に耐えるには、自分を信じると同時に、ライブラリをバックボーンにコラボレーションして、すべきことを確認する。
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2.数学 2.7 課題を解決

2.7 課題を解決
 今、何を訴えるのか。何をやるのか。ローカルから作り上げることは正しいことだから、自信を持ってほしい。
2.7.1 次元の呪い
 グローバルで同一位相では、さまざまな次元を一つの空間で表されない。その次元の呪いをトポロジーが解決する。
2.7.1.1 空間の制約
 デカルト平面のように、座標軸で空間を定義するのは、無理矢理、ルールに合わせられ、行動が規制されてしまうからです。
 座標系を決めるという考え方から、近傍系というローカルな考え方に進化させることで、さまざまな空間が規定できる。
2.7.1.2 ローカルから定義
 ローカルから空間を定義することで、分かりやすく、空間を定義することができる。近傍系と座標への関数で定義した。
 数学では、部分から考えることが体系化されている。これは現実社会でも言えることです。人間は部分しか見えていない。
2.7.1.3 グローバルと接続
 発想をローカルに持っていくが、その位相を保証するのは、基本座標系です。グローバルとの対比で、ローカルを規定する。
 ローカルとグローバル間に関数が設定される。連続かつ一意で、逆関数も連続だと、ローカルとグローバルはつながります。
2.7.1.4 組織からの制約
 基本座標系なしにはトポロジーは成り立たない。位相を合わせた近傍と関数の設定で、多様な表現ができる。
 トポロジーは多様体からなる。一つの空間を意味ある多様な空間を示すことができる。それをなすのがインバリアントです。
2.7.2 特異点解消
 最大のメリットは、非連続な空間が定義できることです。既存のサブ空間の間を縫って、新しい空間を創造できます。
2.7.2.1 特異点だらけ
 現実の組織、社会の空間は特異点で溢れている。特異点があると連続性が保証されない。空間の定義ができない。
 空間のなかに特異点があったときも、それを無視してきた。組織に例えると、特異な人は除いて、ルールを作ってきた
2.7.2.2 近傍系をつなぐ
 近傍系に対して、連続性を保証しながら、チェーンをつなぐことで、意味を持ったサブ空間が作られる。
 特異点は次元の異なる空間で発生する。層別すると、逸れない空間になるが、一様に扱うので、次元の異なる点を含む。
2.7.2.3 カバーリング
 特異点は、別の空間で定義される。近傍系で定義されたものに、それ自体を組み入れることで、カバーリングできる。
 特異点の集合も空間になる。インバリアントが異なるだけで、別の層になっる。多様な層を点から空間にするのが多様体です。
2.7.2.4 空間の変革
 カバーリングで、全体の空間を多様につなぐことができる。これで、全体の空間の定義が可能になる。空間の変革です。
 特異点があるから、市民主体社会は成り立つ。民主主義社会にとっては不可欠です。今までは表現する理論がないだけです。
2.7.3 数学モデルの提示
 新しい数学を社会の変化のベースにしたい。それで、未来予測を行い、行政・企業・市民の配置を決めていく。
2.7.3.1 アナロジーで展開
 対象の中から、その空間を規定する、インバリアントを変れば、いくらでもアナロジーで空間の構造を分析できる。
 インバリアントを見つける方法は、その空間を揺さぶることです。不変なモノが見つかる。数学は数学だけで存在すない。
2.7.3.2 未来予想
 位相空間の最大のメリットは座標系との対応から、ローカルの次の位相的な動きを予測できる。座標系は変えられる。
 ローカルの動きが空間全体を制することが分かる。ローカルと活性化するために、共有する努力が必要になる。
2.7.3.3 社会のアナロジー
 アナロジーで考えると、座標系は行政で、関数は企業の役割になる。それらを背景に、市民とグループが近傍系で活性化する。
 トポロジーはインバリアントを設定すれば、いくらでも空間ができる。有用なのは、それらから擬似空間にしていく。
2.7.3.4 現実解
 現実空間では複雑に絡み合っていた、空間をトポロジーでは整合化されたサブ空間を層として、その関係を明確にできる。
 多層化して、関係を明確にすることで、いくつモノ空間を柔軟にできる。空間がハッキリすれば、動けるようになる。
2.7.4 自由な空間
 大学の数学で感じたのは、自由です。新しい数学で皆に言いたいことは、自由な空間を手に入れることができることです。
2.7.4.1 解放感
 空間を自分自身で作れる。この解放感はたまりません。インバリアントを設定すれば、どんな空間も自分のものにできる。
 まずは、点から始めて、同じような考えを持った点を仲間にします。物理的な点でなくても、ネットを使えば可能です。
2.7.4.2 いやな奴は省く
 空間を作るときに、気心の知れている人間だけで集まる方が気持ちいい。グループは特異点を除去しようとします。
 関係しないグループを除いて、点(人)で拡張していきます。チェーンの基本は自己組織化で、空間を作り出す。
2.7.4.3 自己組織化と循環
 有用な空間であれば、Facebookのように、自己組織化も含めて、どんどん拡大していきます。循環の考えがキーになる。
 常にチェーンを活性化しておく。チェーンでつながったということは一つのつながりが切れれば、連鎖反応を切れていく。
2.7.4.4 別空間を取り込む
 力を持った空間は既存の空間を取り込むことができる。その段階になると革命です。一つの点から始まって、革命ができる。
 私には野望はありません。自分が自由に居られる空間があればいい。それを次元にとらわれない、無限次元空間に求めてきた。
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2.数学 2.6 新しい数学を作る

2.6 新しい数学を作る
 新しい数学としてまとめます。哲学もその範囲に入り込む。それを支えるための生活規範をデカルトのように規定します。
2.6.1 生活規範
 全ての時間を自分のために使うためにも、安定した生活を確保し、常識を観察し、全てを捨てる覚悟をもつことです。
2.6.1.1 自分の時間を作る
 自分の時間は自分で使います。①逃げない②納得できないものには従わない③女性を好きにならない④トルストイの家出
 ⑤先に去る⑥早く起きる⑦夢しか語らない⑧すべてを分析する⑨切りのいい時間は使わない⑩人に対する関心をゼロにする。
2.6.1.2 論理展開の道具
 数学は紙と鉛筆で十分だけど、知恵を確実にするために、PC、雑記帳、ICレコーダなど、様々なものを活用した。
 五次元しーとに空欄があると埋めたくなる。項目を決めれば、自分の頭の中にある知恵で埋まることができる。
2.6.1.3 思考訓練
 思考のために、日々の訓練をしている。多読などの大量情報処理、考え・感じたことの表現とまとめ、そしてμとの会話です。
 考えるしかないけど、それを人生の時間つぶしに使いたくない。問題設定して、自分の中で気づくことに価値をもたせます。
2.6.1.4 基本は存在と無
 生活の基本は存在と無です。この世界は無です。いくら自分が生きているつもりでいても、無です。新しい自己中心です。
 絶対的とはいえないけど、真理に近いものを作ろうとしている。それで論争するつもりはない。自分の心をまとめただけです。
2.6.2 数学の武器
 数学は多くの武器を持っているが、対象物を自由に変えられる利点が邪魔をして、一般の人には分かりにくくなっている。
2.6.2.1 アナロジー思考
 新しい空間とか不明な空間の挙動を解析するために、知られた空間に投影させます。そこでの挙動で全体を把握する。
 新しい空間の点に、連続関数で知られた空間に投影する。その近傍から逆関数で元の空間に投影することで、点がつながる。
2.6.2.2 点から始める
 知られた点の近傍での挙動をつないで、全体を構成させる。全体を知らなくても、ローカルの動きで、全体が見えてくる。
  応用系はあくまでも関係だけにしておきます。具体的なものを入れたら、たまりません。具体的に入れる時は、「だからどうなんだ」ということを分かるようにします。今回の震災報道でも、「だからどうなんだ」というのを付けてほしい。これは現状ですよ。現実ですよ、それだけでどうするつもりなのか。重要なのは、問題意識であり、どう考えたかです。一つひとつに結論をつけて、それをつなげていくことがディスカッションになります。それを深化させたコラボレーションはタイトなものです。
 デカルト平面のような空間は現実には少なく、特異点があり、多層な構造になっている。近傍から、空間を作り、解析できる。
2.6.2.3 抽象化フィルター
 具体的な事象から、余分なことを取り除くために、抽象化した空間をフィルターにする。具体的事象での予測を可能にする。
 ユークリッドから始まり、数学の歴史は具体的な事象から、空間で成り立つことを抽出してきた。数学の存在理由の一つです。
2.6.2.4 無限次元の意識
 現実の空間では、次元などの制約があり、多層化していて、全体が見えない。無限次元を使えば、全てが見えてくる。
 リーマン予想が正しいとするなら、無限次元空間のサブ空間は無数にあることになる。それに私は住んでいる。
2.6.3 役立つ事例
 TGALでの事例を述べ、近傍系とグローバル空間へのマッピングの理論を述べる。身近な経験から、方向を見出していく。
2.6.3.1 仕事の方向
 皆の思いを自分の思いに、自分の思いを皆の思いに、思いをカタチに、そのものが数学発想で、TGALで展開してきた。
 仕事編で、本社・店舗・システム・メーカーの関係をTGALの考えで一般化した。店舗でのコラボレーションが出発点になる。
2.6.3.2 歴史の方向
 未来の歴史の要素をTGALから得た、4機能をもとに、コミュニティ、行政のあり方から新しい民主主義を決めていく。
 市民の状況を横に展開し、グローバルの事例を伝える機能が必要です。コラボレーションと社会ライブラリがキーとなる。
2.6.3.3 社会の方向
 ファシリテーターでサファイア社会での展開、インタープリターでローカルからグローバルへの吸い上げ構図が見えてきた。
 従来のグルーバルからローカルへの一方通行の情報共有に対して、ローカルからの要望を吸い上げることで、循環が完成する
2.6.3.4 本・図書館の方向
 本を題材にして、コミュニティを作ることから、ライブラリと事務局の概念が生まれた。図書館が社会の変化に先行する。
 何しろ、蓄えることです。活用して、結果を反映させることです。多様な情報をネットワークを通じて、制御することです。
2.6.4 社会変革が可能
 新しい数学で、アピールするのは、サファイア循環としてみると、LmGでの悲惨さをGmLで救うことです。
2.6.4.1 社会は変えられる
 ムスリムの浸透過程、フェイスブックで進められていること、マーケティングでメーカーが変えるプロセスがわかる。
 既存の仕組みの隙間を狙って、ローカルを変える。ローカルから得られた力で既存の仕組みを変える。発端は個人・地域です。
2.6.4.2 生活を変えられる
 自分の時間の全てを自分のために使うことができれば、生活は変えられます。行動する生活ではなく、考える生活です。
 行動することに意味を待たせる人は多い。考えることの可能性は無限大です。行動することは可能性を絞ることになります。
2.6.4.3 グランドセオリー
 皆にグランドセオリーを渡します。ヒントと実践結果も渡します。自分の世界のグランドセオリーを作ってください。
 真理探索の出発点に戻っています。考えること、循環ということ、存在と無からの宇宙の旅人などです。
2.6.4.4 生み出す数学
 数学とはこういうものだと教える本が多い。数学は考えることの意味・楽しさを知って、自分を変えていくものです。
 真理探究でを数学を志向して、正解だったと思っています。自分が何を考えているかが分かった。深いけど、単純です。
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2.数学 2.5 未唯空間の理論化

2.5 未唯空間の理論化
 未唯空間の裏づけをして武装化する。存在した証しとして、構造化していく。数学は対象を変えれば自由自在に対応できる。
2.5.1 TGAL空間
 ものごとを{Think、Act}と{Global、Local}の組み合わせの順番で考えることで、本質をダイナミックに表すことができる。
2.5.1.1 Think Locally
 個人で考えることから始める。孤立と孤独の世界です。数学では任意の点を決めることです。周りを考え始めます。
 「思いをカタチに」で自分の思いに、「ローカルとグローバル」でローカルで考え、販売店の本社システムができた。
2.5.1.2  Act Locally
 個人としての思いを馳せる。範囲を決めていきます。数学では、近傍を探、近くの点で、位相が同じモノを集めます。
 本と図書館で多読、図書館調査で読書環境、本から拡がる世界で、本から得たものになり、で個人を極められた。
2.5.1.3 Think Globally
 考えたことが対象で成り立つか、確認する。数学では、関数を設定して、具体化する。そこで成立したものを拡大する。
 生まれてきた理由で数学に希望、生き方で偶然を生かす、宇宙の旅人でメッセージをためる、がそれに当たります。
2.5.1.4 Act Globally
 アナロジーを使って、同じことが成り立つことを展開します。数学ではよく知られた空間からの逆関数で、先を予知する。
 数学へのあこがれで多様体の発見、数学の世界で非ユークリッド、トポロジー的発想で数学理論で考えるに展開。
2.5.2 関数空間機能
 仕事編を具体的にした時、ネットワークの上に、ライブラリ、コラボレーション、事務局という4つの機能が生まれた。
2.5.2.1 事務局
 TLとして、位置付ける。数学では、近傍系からのチェーンです。空間全体を見る力が必要になる。集約する力を持つ。
 仕事編で一番最後に提唱したのが、事務局です。本来はファシリテーションの役に立ちます。店舗の仕事を支援します。
2.5.2.2 コラボレーション
 ALとして、位置付けるのは、ローカルです。個人の思考をグループでの思考にすることが、近傍系を作ることになる。
 販売店システムでは、お客様要望⇒販売店要望⇒メーカー対応へ昇るのが自然です。これがコラボレーション連携になる。
2.5.2.3 ライブラリ
 TGとして、位置付ける。モノを貯め、位置付けを決め、活用する。数学では、正規化された空間であり、バックボーンです。
 仕事編ではノウハウ、事例、状況、画像ライブラリなどがある。中身が異なるだけかもしれない。活用が関数になります。
2.5.2.4 ネットワーク
 まさかのAG。ライブラリの特徴は1対多です。ネットワークはその環境を保証する。数学的には、{関数、逆関数}です。
 メーカー事例⇒販売店ノウハウ⇒お客様状況と降っていきます。プル型の拡散です。受け側からの多対1も可能になる。
2.5.3 近傍系からの発想
 近傍系をベースにしているので、全体の関係を維持しながら、さまざまなカタチをダイナミックに変わっていく。
2.5.3.1 近傍系
 点から同じ関係を持つ領域を近傍系とする。同じ関係は基本となる空間で確認する。その中で性格が規定される。
 常識を対象にする。数学で言うと、関数です。正規化された空間の点と関係づけ、逆関数で近傍系に反映させる
2.5.3.2 チェーン
 Facebook展開のロジックに見られるように、あるグループを作れば、その中の一点から近傍系ができる。それをつなげる。
 空間の中の特異点を外して、アメーバ-のように拡大していく。国も超えてしまう。ただし、一箇所が外れると崩れていく。
2.5.3.3 多層化
 空間は一つではない。時間でも変わるし、高次元とか低次元になったり、別位相を持つ。チェーン自体の関係でつなげる。
 TGALを維持したまま、個人・グループ・組織を行き来する場合に対して、循環ループの手順でスパイラルしていく。
2.5.3.4 特異点との接続
 近傍系とチェーンで新しい空間を作り出す。従来の組織は特異点として、排除される。その後、特異点との接続をはかる。
 社会編での新しいコミュニティと従来の組織(会社・行政)との関係をつくる。会社は同一位相にしていく。
2.5.4 チェーン連鎖
 空間論で一般化します。今回の試みは、既存の空間の間をぬって、新しい空間を入れ込むやり方です。そして、置き換える。
2.5.4.1 基本となる空間
 元になるサブ空間を設定する。空間の性格を決定する、集める目的などの位相を規定する。それで、空間をカバーリングする。
 複雑性は、複雑なものは複雑として扱い、その塊自体を単純につなぐことです。近傍系の中に複雑なものは吸収させる。
2.5.4.2 近傍系設定と拡張
 先ず、個人である点を決めて、近傍系とする。それを、グループからチェーンに拡大することで、空間を規定する。
 日本の教育・医療のソーシャルネットをSBのコンセプトで進めると、既存の組織を越えざるを得ない。連携できます。
2.5.4.3 ライブラリに集約
 ローカルでの全ての成果・ノウハウ・事例・個々の状況はライブラリに集約します。近傍はライブラリとの位置関係を示す。
 ライブラリが社会規範になり、未来を示せれば、社会が変わり、歴史が変わります。ローカル主体の平和な歴史です。
2.5.4.4 組織を取り囲む
 組織に対しての攻勢を開始する。集めてきたローカルの情報を分析して、方針に変えます。組織の位相を組み替えさせます。
 この理論に従えば、既存の組織の合間に新しい空間を作ることができる。実際、その世界は進行している。
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2.数学 2.4 社会への適用

2.4 社会への適用
 サファイア循環を社会に適用するに当たって、私を実行者ではなく、全体把握者として、位置づけた。
2.4.1 数学者として
 新しい数学者として、理数系の発想で社会のルールを見直していく。数学者には、ゼロから作り上げる忍耐力がある。
2.4.1.1 孤独に徹する
 私は数学者です。答えが人に伝わるのは稀です。自分の思考に留めるようにしている。思考するけど、行動はしない。
 孤独だから、できることも多い。インバリアントを変えるようなことは組織に縛られている人にはムリです。
2.4.1.2 未来をつくる
 理数系の発想が未来をつくります。本質を捉え、関係で再構成するには、数学的な思考は必要です。関係の変化を把握できる。
 宇宙空間には、星の一生が示されている。数学は対象を自由に変えられるので、未来とそこへのプロセスを選べます。
2.4.1.3 全体から見ていく 
 考える力はあるし、偶然から感じる力はあります。それを理数系でまとめます。全体から部分を見る人の姿勢です。
 グローバルの大まかな所から、ローカルの詳細が見ていくことができます。ファシリテーションの概念もそこから生まれた。
2.4.1.4 組織の弱さを暴く
 組織は弱い。組織の中にいると、組織は強固に見えるけど、組織から外れてみると、組織がいかに弱いかがわかる。
 私は組織の中にいるけど、数学者の考え方で動いている。多様な観点から見ていくと、組織は硬直して、弱いモノです。
2.4.2 仕事への適応
 数学及びトポロジーの考え方で、電算、研究開発部署、販売部署で仕事を行ってきた。問題解決は容易にできた。
2.4.2.1 部品構成把握
 メーカーにとって、部品構成が基本です。設計変更時に影響する適用範囲、部品群をヘッドロジックという、集合関係で対応。
 設変書一枚を設計者が作成するのに、20回ぐらい検索していた。間違えも多かった。ヘッドロジックでオンラインで対応。
2.4.2.2 実験結果空間
 研究開発部署での実験室と設計室の間を光で接続して、データハンドリングを変えると同時に、データの保有の仕方も変えた。
 マックの実験・DTP・計算ソフトを見つけてきて、使えるようにして、技術者個人の実験・解析環境を作れるようにした。
2.4.2.3 サファイアネット
 従来、メーカー・本社と本社・店舗のネットは別系統であった。メーカー・本社・店舗を位相的に等距離につなげた。
 店舗から本社経由でのインターネット接続がネックにならずにすんだ。販売店とサーバとの直接接続も可能になった。
2.4.2.4 数学は使える
 事象を個別に扱うのではなく、集合と位相関係で見ていくと、自然に解けてしまう。多くのユーザーへの対応では不可欠です。
 インターネットにはトポロジーの考え方が基礎にある。グーグルもファイスブックにも数学的な考え方が使われている。
2.4.3 社会構造の把握
 社会をサファイア空間として、捉える。循環の思考で優位性をアピールする。社会の構造を解析して、理論化する。
2.4.3.1 空間配置での挙動
 近傍系を対象にすれば、容易に空間配置ができる。その空間での挙動を解析すれば、将来の予想ができます。
 ローカルのローカルとグローバルのグローバルはトーラスのようにつながっている。相対的なものの見方を変えていく。
2.4.3.2 人の行動を読む
 数学者はかなり先まで、人の行動を含めて読むことは出来ます。数学に社会学と心理学と歴史学を加えれば可能です。
 数学で予測した未来を皆がどのように納得するには難しい。それぞれの分野で、具体例を示し、根底から分かるようにする。
2.4.3.3 社会モデルで読む
 社会には、多くの数学者が埋もれている。彼らが集まって、具体的な社会モデルを作り、社会に提案すれば活性化する。
 皆が数学に寄って来るのが理想的。哲学の白熱教室のようにプレゼンを工夫しないといけない。寄っていくことが必要です。
2.4.3.4 社会を捉える
 本質的なところを計算式で扱うのは難しい。図式化も難しいです。空間は可能です。空間を五次元シートで言葉にしていく。
 社会は広大すぎるので、完全な空間モデルにすることはできない。地域、政治、企業の部分をモデル化して融合させる。
2.4.4 新しい数学への道
 新しい数学としてまとめます。哲学もその範囲に入り込む。それを支えるための生活規範をデカルトのように規定します。
2.4.4.1 生活規範
 まずは安定した生活を確保する。常識を観察する。全てを捨てる覚悟をもつことです。全ての時間を自分のために使う。
 エッセイとして、まとめることを生活の中心に置くとなると、仕事などで判明したことを事例にしていく。
2.4.4.2 アピールすること
 新しい数学で、アピールするのは、サファイア循環です。LmGでの悲惨さをGmLで救うことです。社会の見方を変えていく。
 自分、数学、社会、歴史、仕事、本・図書館、生活の7つのジャンルを対象に、それらの分かりやすい事例を作り出す。
2.4.4.3 TGALでの事例
 TGALでの事例を述べ、近傍系とグローバル空間へのマッピングさせる。身近にするために、経験も数学として表現していく。
 ブログ・ツイッターなどで考えたこと、感じたことを表現しながら、社会の進む方向をまとめてプレゼンしていく。
2.4.4.4 新しい数学の展開
 偶然は未来を導くので、数学が持続型社会を作り出すことを理論的に、かつ、偶然のパラメーターを持って示すだけです。
 グランド・セオリーがまとまれば、数学らしいカタチにまとめて、ネットを通じて、電子書籍に表わしていく。
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2.数学 2.3 数学の世界

2.3 数学の世界
 数学の生成過程は社会に先駆けた。多様体の考え方で、次元の呪いを脱した。多様体の考え方を超アナログとして、社会に適用した。
2.3.1 測地法の世界
 数学の歴史は人類の思考のプロセスです。数学は、土地の測量から始まった。具体的なものだけの世界でした。完全にアナログです。
2.3.1.1 算数は具体的
 中学の時の算数は具体的です。ものと一体になっている。足し算にしても、色々なモノを想像すると、素直に答がでません。
 具体的なリンゴを揃えて説明することから、図形にリンゴの絵を描くようになった。そのうちに数字も発明された。
2.3.1.2 地面に書いていた
 地面は単純な二次元でも三次元でもない。球体の一部です。地面に描く絵で、人間の頭の中のイメージが投影される。
 棒で書いた図形は、兵士に消されてしまう。三角形を抽象化すると、それは残ります。それを続けることで成果になる。
2.3.1.3 幾何学のはじまり
 幾何学は天文術と同様に支配者に奥義として独占されていた。市民という、考える余裕をもっている人たちは少なかった。
 抽象化すると同時に、相似とか合同などの“同じ”という概念が大切になる。余分なものなくなり、空間の性質が見えてくる。
2.3.1.4 モノから離れる
 モノに置き換える世界だった。足し算とは別に掛け算が生まれ、その逆の割り算が出来てきた。そして、モノから離れた。
 数学科3年の時に、合同、相似の意味を半年掛けて、四方教授から教わった。これが幾何の基本であり、数学の基本です。
2.3.2 ユークリッドの世界
 具体的なものから、抽象的な概念への飛躍が始まった。抽象的な概念で、ルールを適用すれば、数学は有効な手段である。
2.3.2.1 幾何学原論
 幾何学での理論化は、幾何学原論から始まった。点の概念とか、面積の定義などが厳密に定義され、組み合わされた。
 ノウハウとして、まとめたものから、法則を見つけることで、知識は拡大した。アレキサンドリア図書館で継承されてきた。
2.3.2.2 方法序説
 ゼロから考えるデカルトが、方法序説を著した。一人の人間の発想で、全体を考えて、世界を作り出すことが可能になった。
 デカルトは都市建設のイメージで、寄せ集めより、一人で作り上げた世界の美しさを表した。全体と部分の関係ができてきた。
2.3.2.3 デカルト平面
 デカルト平面の基本は座標系であった。空間を規定することだった。ローカルもグローバルも同じ平面にあるとみていた。
 知識は考える方法として、基本を確定することで、空間を作りあげた。空間は可能性そのものです。積み上げるだけです。
2.3.2.4 次元の呪い
 狭い範囲でしかなりたたないルールを扱った。拡張しようとすると無理があった。範囲を決めて、そこだけの世界になった。
 座標軸は平面に限ればわかりやすいが、実際の空間では、点ごとに次元が異なることが多い。それが特異点になった。
2.3.3 非ユークリッドの世界
 具体的なものをイメージした数学から、極大なもの、極小なものに、対象を拡大することで、新しい空間認識が生まれた。
2.3.3.1 次元の呪い脱出
 同一の次元で表せる方が例外であると気づいた。その空間は窮屈です。グローバルが一様だと思うことに誤謬がある。
 空間を座標軸から、見ていると、詳細が見えない。ローカルから見ていくと、グローバルがさまざまな様相を見せる。
2.3.3.2 エルランゲン
 エルランゲン・プログラムで幾何学自体の定義がなされた。ルールを決めれば、空間が決まるという、逆の発想です。
 数学は実際の空間に近いもの(擬似空間)を定義することができる。擬似空間から実際の動きを推定できる。
2.3.3.3 非ユークリッド幾何
 平行線は交わらないとしたけど、地球上では実際に交わっている。現象を素直に受け入れ、ロジックと理論を作り上げた。
 ユークリッドは実物(平面)から法則を見つけた。非ユークリッドは法則から空間を作り出した。自由度は画期的にアップした。
2.3.3.4 物理から独立
 物理学を助けるための数学が、役に立つ数学から脱却して、数学自身の数学に向かった。空間を作るのは数学者の特権です。
 実際の空間にとらわれず、空間の中のルールを変えれば、自由に空間がつくれ、それで、歴史認識の時空間を見ていく。
2.3.4 多様体の世界
 連続性と近傍系という、要素で空間を定義することで、数学は次の循環に突入した。数学は歴史・社会の変化に先行した。
2.3.4.1 自由な空間の創造
 ローカルからの制約で自由な空間を創造できる。数学だけでは、抽象的な論議になるので、仕事の面で考えてみました。
 近傍を定義して、それを連結していく。特異点があれば避けていくことで空間を創る。これは有効です。
2.3.4.2 情報共有を表現
 空間を固定するのではなく、グループ単位で、活動をしながら、全体の統制をはかる。情報共有インフラとして提供する。
 近傍をローカル<店舗)、接続をグローバル<本社)からの支援と考えると、仕事編の店舗の活性化につながっていく。
2.3.4.3 数学は先へ行ける
 数学は、算数(TL)⇒ユークリッド(AL)⇒非ユークリッド(TG)⇒トポロジー(AG)と一巡し、空間の循環に入っている。
 社会での事象、特に仕事は次元(組織)にとらわれて、方向が見えていないが、数学はシンプルに答を出している。
2.3.4.4 歴史の将来を予想
 多様体のローカルとグローバルの関係で、歴史の将来予想も可能になる。Global meets Localが認識されてきた。
 歴史について、グローバリズムの限界の先を考えるのに、時空間としての変化として、考えれば、答が出てくる。
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2.数学 2.2 トポロジー的発想

2.2 トポロジー的発想
 トポロジーは近傍系の挙動を座標軸に対応させることで、新しい性質を持ったものにできることを示した。
2.2.1 数学で考える
 ローカルからインバリアントを探し出し、グローバルが作れることの意味は大きい。数学以外の事象について考えます。
2.2.1.1 「作る」から「使う」
 グローバルで作って、ローカルで使うという発想から、ローカルで汎用な道具を用いて、自分の環境を作ることで、多様性が増した。
 空間という曖昧なものをインバリアントに置き換えられ、擬似空間で検証する。擬似空間の性質は実際の空間に解消される。
2.2.1.2 図書館は支援機能
 本はさまざまな世界観を示す。図書館はローカルにありながら、本を読める環境というグローバルな制度を支援している。
 ローカル(近傍)の活性化が全体を規定するということでは、知の入口としての図書館の役割は拡大していく。
2.2.1.3 歴史は時空間
 歴史を時空間の広がりと見ると、国などの集まりから、歴史認識を作り出せます。数学的な思考が生かせる。
 歴史が簡単に見えてきたのは、歴史を時空間に置き換えて、ローカルとグローバルを分けて考えているからでしょう。
2.2.1.4 部分と全体で見る
 位相幾何学を社会に適用するための対象物を集合と見る。ローカルとグローバルの関係で把握できるようになった。
 対象を的確に規定すれば、幾何学はアナロジーとインバリアントで、何でも分析でき、未来も分かる強力な武器です。
2.2.2 理系の考え方
 理系でものを考える時には、3つの要素があります。ローカルから考える、不変から再構成する、ゼロから考える。
2.2.2.1 文系の考え方
 文系の考え方の基本は、現行の仕組みをなるべく変えないで、小変更で済ませようとする。ゼロから考えることはしない。
 文化大革命で、文系の指導者が取り除かれた。理系の指導者は、過去に囚われず、いいものはいいという常識で行動した。
2.2.2.2 ローカルで考え
 ローカルというのは、近傍系で定義がされている。そこから、対象へマッピング(つながり)するという考え方です。
 ある点を規定して、その周りの様相を見ていくのは、空間認識としては現実的です。じわじわと平面を覆っていきます。
2.2.2.3 不変から考える
 二つの空間の連続性から、不変なものと変化するものを定義していく。不変なものを固定とみなすことで、空間の軸になる。
 空間から不変なものを見つけるのは容易です。いくつか試せばいい。難しいのは不変なものから、いずれかを選ぶことです。
2.2.2.4 ゼロから考える
 理系はゼロから作り上げる訓練をしてきた。数学という武器を手に入れ、論理を配置することで、余分なものがなくなった。
 私は記憶力がなかったので、テストの時は公式も含めて、ゼロから考えていた。記憶力で解く人よりもロジックを鍛えた。
2.2.3 複雑性を取り込む
 複雑な関係を見るときに、複雑性の理論を用いている。複雑なものを中に入れ込んで、接続して、簡単にすることができた。
2.2.3.1 部分は全体より大
 一つは、部分は全体より大きいということを、部品構成の検討で身につけた。部品の本来の意味に着目したロジックです。
 部品構成の分析、実験データ解析に集合論とトポロジーを使った。販売店マーケティングには複雑性を使っている。
2.2.3.2 複雑性とは何か
 エドガール・モランの『複雑性とは何か』で、複雑性を知った。ユーザーとともに開発する手法と知見そのものです。
 一つの商品を出せば、お客様が反応する。空間が変わる。次の商品の価値を決めてしまう。順序が異なれば、結果が異なる。
2.2.3.3 全体と部分の関係
 変革を考えるときに、地域活動が全体に影響するか、全体活動が地域の活動の活力になるのかが、複雑性で説明できる。
 歴史に見られるように、グローバルは単純だが、ローカルは複雑です。単純にはできない。複雑なままで理論化していく。
2.2.3.4 スパイラルを解消
 9.11の米国の対応のように本来、結果であることを原因と見なしたので、スパイラルを起こした。問題を複雑になった。
 単純化の世界では昇華できないが、複雑性の世界では内側にループを持つので、昇華でき、スパイラルに対応できる。
2.2.4 サファイア循環
 Think Globally, Act Locallyを考え進めて、仮設を立てた。それを五次元シートでの展開を行って、積み上げてきた。
2.2.4.1 5次元シート表現
 数学の空間配置を現実の課題にどう生かしていくか、どう表現するかを考え、試行錯誤してできたのが、5次元シートです。
 {Local、Global}×{Think、Act}の組み合わせには方向性があり、それぞれのつながり{TL、AL、TG、AG}にも意味がある。
2.2.4.2  5次元シート実践
 5次元シートにはTL⇒AL⇒TG⇒AGのローカル発想する場合とTG⇒AG⇒TL⇒ALのグローバル発想する場合がある。
 販売店へのヒアリングは五次元シートで、説明した。流れを表現できたが、空間認識なしに理解させるのは難しかった。
2.2.4.3 サファイア循環
 仕事でサファイア循環を定義。{Think、Act}、{Local、Global}で構成され、販売店で成り立つ空間で問題解決を図るものです。
 五次元シートはループを表現しているので、サファイアの三次元は表現されている。重層化すれば、サファイア循環に近づく。
2.2.4.4 数学理論の創出
 空間の創出とアクションの仕方が近傍系と似ている。逆にすると、現実の循環から、数学理論を創出することができる。
 サファイア循環を理論化し、さまざまな対象・事象を相手に、耐久力を増した上で、分かりやすい形にしていく。
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2.数学 2.1 数学へのあこがれ

2.1 数学へのあこがれ
 真理があるとしたら、数学にある。絶対的な孤独からの帰結であった。数学は、空間を自分で作りあげられることです。
2.1.1 真理を求めて
 真理があるとしたら、数学にあると感じた。絶対的な孤独からの帰結であった。数学は、全空間を自分で作りあげられる。
2.1.1.1 真理とは何か
 まずは、不変であること。次に、価値があること。そして、超越していることです。それらを最後に知りたい。
 真理はいくつもあるのに、なぜ、数学を選んだのか。多様なモノを対象にできることとシンプルさに魅せられたのでしょう。
2.1.1.2 数学の真理
 数学を規定するのは様々な不変です。それは固定することではなく、循環していきます。不変と循環のバランスです。
 数学は対象物を変えられる。具体的なものから抽象的なものへ、抽象的な概念から、具体的な事象に変えられる。
2.1.1.3 数学に決めた
 数学は楽です。こんな楽なことで、なぜ苦しむのか分からない。数学は楽しい。シンプルにすることで、色々な事がわかる。
 真理を求めて、数学に行くということは、当時の経済情勢ではムリでした。自分の能力に賭けた。考えることだけをしていた。
2.1.1.4 認識と対象
 個人の意識として、認識が先にあって、対象が生まれると思っている。これは数学とかカントの思考を適合する。
 人がいなくても、先生がいなくても、シンプルに考える癖がついた。歴史も古文も理科もゼロから考えた。それで合格した。
2.1.2 数学科で考える
 数学科では考えるだけでよかった。四方教授に会い、数学から真理への道を教わった。答は自分で見つけるものを知った。
2.1.2.1 数学で考える
 3年生の1年間かかって、コンプリート・インバリアントと空間との関係にたどり着いた。どんなものでも数学の対象になる。
 考えるための手段として、数学は役に立ちます。漫然としながらも、集中と分散、具体的と抽象的の間でに揺らいでいきます。
2.1.2.2 数学とは何か
 数学とは何か。これは教養部封鎖中の自主講座のテーマでした。テーマの大きさが好きでした。数学への思いです。
 数学とは創るものです。自分で空間を創ります。不変なものを軸にするだけで作れます。数学とは最後まで考えることです。
2.1.2.3 解析概論の世界
 時間があれば「解析概論」を眺めていた。こんな世界がある。公式証明の後に、感嘆符が書かれていた。それに感激した。
 楽しく、数学をやることが可能であること、思考を積み上げること、そして、美しいものであることを教わった。
2.1.2.4 四方教授と出会う
 大学生活は四方教授のおかげで有意義だった。数学とは何か?考えるとは何か?そして、真理とは何か?を教わりました。
 数学を創っている人、考えることの意味を教えてもらった。四方さんは色々な人に発信していた。私は誰に伝えましょう。
2.1.3 多様体を発見
 多様体の考え方は画期的です。ローカルとグローバルで、空間を定義すれば、柔軟な発想をカタチに変えることができます。
2.1.3.1 幾何学の独立
 クライン以降、幾何学は独立を果たした。リーマンの考えがあったので、アインシュタインの相対性理論の裏付けができた。
 ローカルとグローバルとその間の関数があれば、集合が空間にできる。何でもいい。ほとんどのものはこの3つを持っている。
2.1.3.2 近傍系を規定
 近傍系を規定します。任意の点を観察して、周辺で同じ規則が成り立つ点の集まりを規定します。それらを連鎖させる。
 近傍系は点であると同時に、周辺を取り込んで、グループを作りあげる。何を同じと見るかで、多様な表現が可能になる。
2.1.3.3 擬似空間を作る
 擬似空間を作り出す。ローカルの点に対して、グローバルの座標に対応させ、グローバルが同一で、ローカルの空間を作ります。
 近傍(ローカル)で考えることで全体(グローバル)を超えられる。邪魔なものはネグればいい。大きな可能性です。
2.1.3.4 空間をつなげる
 ローカルの二つの空間がグローバルから見た時に、同じような動きをする時に、二つの空間をつなげることができる。
 近傍系をつなげるものはグローバルとその関係です。グローバルは空間の性質を規定します。バックグランドです。
2.1.4 数学の楽しみ
 社会は多様体と見なすと、ローカルの役割が見えてくる。社会の次元を無限次元と定義すると、発想が自由になる。
2.1.4.1 モデル化
 社会を多様体と見なして、解析していく。数式モデルで理解できれば、いくらでも応用がきく。対象も自由に変えていける。
 集合は組織、つまり、位相構造を厳密にすると、融通が利かないものになる。モデル化は柔軟でないといけない。
2.1.4.2 インバリアント
 不変は真理の一部だけど、不変は絶対的なものではない。人間が決めたものだから、社会の変化、環境の変化で変えられる。
 インバリアントとは、その空間を規定するものです。組織の中の一部の規則から、抜き出したルールで空間を創造する。
2.1.4.3 無限次元空間
 皆は三次元空間しか、住めないし、旅行できない。私は無限次元空間に住んで、旅することが出来る。存在の無の居場所です。
 人は三次元に縛られている。その時に、無限次元をいけるのは数学者の特権です。それは気持ちがいい。自由の証しです。
2.1.4.4 リーマン予想
 リーマン予想が成立すると、{整数}を空間とする、我々が住んでいる実空間が無限次元空間であることになります。
 リーマン予想は無限次元の中の二次元で、規定すれば、自分専用の空間になることを証明してくれた。次元から離脱できた。
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