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6. 本 6.4 読書からNPOへ

6.4 読書からNPOへ
 本を読むことと社会で求められることとつなげる。図書館を市民活動の拠点にすると同時に、市民活動に図書館の概念を入れ込む。
6.4.1 読書のすすめ
 多読をしていて感じるのは、世の中には大量の情報が流されているが、殆ど処理されていない。受け側のリテラシーが必要である。
6.4.1.1 多様な意見を吸収
 多様な意見が存在します。それと格闘してきた。共有できる問題意識もあれば、いい加減なものもある。自分で判断します。
 多読することで、多様な意見を自分の考えにすることを自然に行える。多読自体は多くの本を単に読むだけです。こんな楽なことはない。
6.4.1.2 会議に資料不要
 会議で紙の資料は不要になる。多読することに比べれば、大したことはない。口頭での説明だけで、関係する空間が出来てしまう。
 仕事面でも、多くの情報から、自分の意見を作り出すことが必要です。多読ができれば、自然に多くの情報が自分の中に積み上がる。
6.4.1.3 出会いを生かす
 自分の主張を言いたくて、人は本を書きます。結局は人の意見を聞かない、分からないという人間の本質とも関わっています。
 図書館の本棚には、出張の異なる当人同士が隣り合って、並んでいます。両方から意見を聞いて、考えることができる。
6.4.1.4 時空間を超える
 今まで蓄積されてきたものに出会うことができ、新しい本で、関係を広げ、自分の興味を追加して、未来を見ていく。
 多読は、時空間を超えて、作者と会って、意見を聞き、語ることができます。池田晶子さんとは、地球ではすれ違いだけど、心を受け継いだ。
6.4.2 生涯学習のすすめ
 多様な意見を取り入れ、発言させることです。グループ活動を通じて、共通の答えを出し、それを発信する。日本人の体質を変えていく。
6.4.2.1 本を読んで欲しい
 サードプレイスでゆったりすれば、滞在型図書館になる。富良野で読書三昧を地域活性化につなげる。読書環境を整備すれば、十分です。
 図書館があっても、読んでもらえないと意味がないし、意見を言えればさらにいい。そういう環境を作り出すのは割と簡単ですね
6.4.2.2 本の感想をツイート
 本を読めば何かが得られる。蓄積されているもので異なる。発信すれば、循環が始まる。検索して、お互いがつながる。
 モノを語れる環境はSNSなどでかなり、進化している。単につぶやくだけでなく、お互いがシンクロすることで、提案にすることもできます。
6.4.2.3 見る、知る、考える
 見る、知る、考えるは市民の行動の基準です。知ることが考えにつながる。生涯学習でも、ポータル機能が必要です。
 市民ポータルの考えを使って、「見る、知る、考える」こともできます。ライブラリから、市民に意見をプッシュしましょう。経験を生かします。
6.4.2.4 サファイアプロセス
 Local meets Globalで、グローバルに取り込まれる。Global meets Localで、ローカルの良さを再発見していく。
 図書館は元々、GmLの役割を持っています。これに生涯学習でグローバルへの提案、LmGを持てば、社会に影響を及ぼせる。
6.4.3 公共とつなげる
 公共図書館の概念のように、市民の思いをカタチにして、情報共有のように、皆がメリットを享受できるようにする。
6.4.3.1 気づきから行動へ
 読書で一番の成果は、自分にないものとの出会いです。気付きを貯めて、行動に移し、それを本につなげるという循環です。
 気付くことが読書の一番の成果でしょう。自分が選んだ本で、自分が気付くことは他人に頭ごなしに言われるよりも効果が大きい。
6.4.3.2 グループの育成
 日本のコラボレーション環境で本だけでつながるのはムリです。会社などの組織を超えたグループ育成から始める。
 個人の気づきを皆の気付きにするプロセスはダイナミックな近傍系での広がりに似ています。自分たちで選んだ道を演出します。
6.4.3.3 市民が作る図書館moh
 日本の図書館は「本を読まない」人たちで運営されている。本を読み、本のすごさと楽しさをカタチにする「公共」の原点をめざす。
 自分たちの図書館を作り出す気概さえあれば、市民活動の拠点を作り出せます。さまざまなリソースを図書館に投入すればいい。
6.4.3.4 DLの蓄積
 DLもかなりの量になっています。残すことで安心感が増す。大量のキーワードを得ることで検索も可能になりました。
 図書館のターゲットは本だけではない。情報全てを相手にできます。それにSNS的なこともソーシャルな存在の図書館なら可能です。
6.4.4 図書館友の会
 図書館友の会を作ることが、図書館ボランティアの夢だった。組織を作ることで、全体が見えなくなる可能性があります。
6.4.4.1 ソーシャル図書館
 ネットワークで範囲を決め、ポータルで利用者画面の統一し、受け手でロジックを貫徹させる。ソーシャル図書館です。
 仕事編と同様に、情報の徹底、情報の見える化、コラボレーション、情報の吸い上げの各フェーズが図書館で可能です。
6.4.4.2 主体的なかかわり
 図書館友の会のイメージは行政を補完するものではなく、主体的なものです。私の役割は全体を見ることで、市民を支援することです。
 アメリカと異なり。日本では図書館は市役所のモノです。市民のものにする為に、市民参画できる友の会は必要です。
6.4.4.3 米国の友の会
 理事会の開催、役員選出、出版、寄付と会員の維持、ブックセール、ボランティア活動の運営、活動プログラムや活動方針の策定。
 アメリカの公共図書館では市民が管理維持を行っています。日本では社会の中の図書館として、社会に影響力を持つモノにする。
6.4.4.4 図書館パートナー
 ミッション・パートナーとして、図書館長、市長などの協力が必要だが、彼らに「本スキ」を求めるのは難しい。行政の提案が実現する。
 図書館を支えるモノを超えて、ライブラリ機能を社会の変革に導きこうとすると、サファイア事務局になります。
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