goo

6. 本 6.1 多読の世界

6.1 多読の世界
 本の多読技術を手に入れた。本を読める環境として、図書館を手に入れ、図書館から社会全体を見てきた。
6.1.1 本との対話
 本というのは、著者との対話であり、社会とか歴史との対話です。そこから得たものは次に伝えていく。
6.1.1.1 本との関わり
 豊田市に帰ってきて、豊田市中央図書館へ通い始めた。金曜日の5時過ぎに図書館へ行き、30冊の新刊書を借りていた。
 45歳過ぎと言うのは、ちょっと遅すぎたかもしれないが、その後のキャッチアップは激しかった。週40冊は限界です・
6.1.1.2 借りた本の履歴
 借本のNDC、題名、著者名、金額をエクセル入力し、必要なページはOCRして、デジタルライブラリとして、雑記帳へ保管する。
 9.11で問題意識を持った以降は、とりあえず、1万冊を目指した。1万冊を超えて、始めて、本というものが見えてきた。
6.1.1.3 本は情報源
 本を読んで、蓄積し、活用できる仕組みを作り上げた。全ジャンルが興味の対象になりました。土日に処理している。
 インターネットなどの情報に比べると、コストが掛かっているし、思いがある。発行されるまでの時間も早くなっています。
6.1.1.4 著者との対話
 一冊一冊に人生があります。一年間に1500人以上の人と対話できるのは幸せです。同時に、読書は格闘技です。勝つか、負けるかです。
 NDCの全ジャンルを読むことで、社会学と歴史学、そして数学も絡んできます。作者はジャンルでは分けられない。
6.1.2 多読をしてきた
 図書館があることで、新刊書を多読することができた。この幸せを皆に広げたい。一万冊を超えると、何かが見えてきます。
6.1.2.1 年間借出冊数
 2001年 701冊~2008年 1665冊で、911以降、増加。ジャンルはほぼ全域を読み込んでいます。社会科学24%~芸術・言語4%です。
 冊数よりも全ジャンルに関心があることの方が素晴らしいと思っています。図書館だから、可能なことです。
6.1.2.2 多読を武器に
 多読は発信につながっていきます。時代を追い込み、皆の意見をいかにこなす、という観点で見ていくと、本を分類でき、将来が見える。
 多読していることは、どのような専門家でも相手できることを意味しています。ジャンルを超えて話せるのだから。
6.1.2.3 本を活用する
 OCRで必要箇所は残すことを15年以上続けています。ICレコーダ経由で雑記帳へ感想を述べると同時に、7つの分野で分析してきました。
 本の扱いは難しいですね。全てを覚えても、人生には意味がある本は少しです。必要なのは著者のDNAの部分です。
6.1.2.4 人に言葉を与える
 言葉を得ることができました。キャッチフレーズを作りました。私にとっての読書の理由は「言葉を得ること」です。書くことにもつながります。
 本は概念です。作者が命がけで作ったものです。それを引き継ぎます。概念を言葉にすることです。
6.1.3 図書館の観察
 図書館は、その市の文化のバロメーターす。図書館が作られることで、多くの街の人たちの活性化につながっていきます。
6.1.3.1 さまざまな図書館
 調査型図書館は、各階が専門別に分かれていて、司書を配置し、依頼に応じて、本を調査し、提供する。どんな要求にも対応する
 アメリカのSFPL、LAPL、NYPLなどを調べに行って、図書館には大きな可能性を感じました。
6.1.3.2 図書館を守る
 図書館への攻撃は常に存在します。最大は無知です。「知の入口」は格好の餌食です。表現の自由が様々なところで、脅かされている。
 図書館が、社会に存在すること自体が奇跡です。図書館は守るべきものです。そのためにはドンドン使うことです。
6.1.3.3 図書館調査
 ロヴァニエミ図書館は豊田市の10倍の来館数です。市民にとって、生活の一部になっている。10年前からのあこがれの図書館です。
 日本の図書館は100館近く、海外は12館ぐらい見に行った。日本はあるだけの図書館です。あるだけで十分です。
6.1.3.4 図書館の評価
 豊田市中央図書館への評価は日本有数です。新刊書予算が年間1.3億円が10年間続いているのはすばらしい。
 豊田市図書館の評価は高い。肝心の市民がそれを認識していない。使わない人は使わないし、使っている人は当たり前と思っている。
6.1.4 図書館に入り込む
 図書館に入り込まないと、実態がみえない。返本ボランティアで観察して、協議会で意見を述べるようにした。
6.1.4.1 返本ボランティア
 図書館を内部から見ることができた。図書館職員なることは、ある人にとっては幸せで、ある人には不幸です。館長は次長の持ち回りです。
 私にとって、最初のボランティア活動です。新図書館が出来て、募集があったので、参加した。市役所内の位置付けは低かった。
6.1.4.2 返本での観点
 市民の姿勢、図書館の設備、スタッフの仕事の三つの観点で5年間見ていた。市民の感覚は変わってきたが図書館は変わらない。
 新刊書の魅力で10年間やってきたが、リーマンショック後、予算が半減された。それに対する、工夫がされていない。
6.1.4.3 協議会公募意見
 グループでのコミュニティを作り、これからの図書館を考え、市民参画の上で知恵を出し合って、いきたい。
 年2回、集まられて、報告を受けるだけです。意見を述べては、継続的な改善活動とつながっていない。
6.1.4.4 協議会の展開
 中央図書館新刊書は1.3億円から7千万円と半減にさせられた。人員配置は今までどうりです。実体が分かる。
 新刊書半減で頭に来て、2度目の委員に参画した。教育委員会の元ではなく、全国図書館と連携しないと変わらない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 2050年の社会... 6. 本 6.2 ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。