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食の安全と自給率と平和

未唯へ。アジアは「メラニン入りの牛乳」で大騒ぎです。なぜ、起こるのか、問題は何かを考えてみました。

きっかけは、ギリシャで生活している姪のブログです。ギリシャ人の生活とか、考え方がわかります。今回のテーマは「卵」です。週に1回の市場で対面で買うことが基本です。

「卵」が必要になった時に、スーパーで買おうとすると、ギリシャ人の家族から反対されるようです。ついでに買ってきたことにしているそうです。大量に作って、大量に売って、「安く」することが、生活の基本ではなくて、作った人から買うことがローカルの基本になっています。

「牛乳」のような、単純な生産品でも、グローバル化してしまうと、手間をかけて工夫するのですね。ローカルでは牛から搾るだけなのに。これも、「安く」するということが優先されると思い込んでいるからでしょう。

そんなこともあり、彼女のブログのコメントに、以下のようなことを書き込みました。

「グローバル社会で、「安く」買うサイクルの中で、押し潰れそうな所からの「反逆」~一種のテロが発生しています。」「その意味では、9.11と同じ現象です。これは原因ではなく、結果です。グローバリズムの結果です。「安くしないといけない」という所からの一つの結論です。」

大学を卒業時に、SIK教授から、「インバリアントで考えなさい」という社会に出てからのアドバイスをもらったことを思い出しました。「目的」に対して、「答え」が変わらなければ、それを集合の指標にしていい

抵抗器を取り入れた回路を作った時に、同じ結果ならば、抵抗が10でも、15でも「同じ」とします。

これを使えば、抵抗器の作り方が変わってくる。10のものを作るのではなく、適当に切って、「目的」にたいして、答えが「同じ」ものを10とする。製造、検査にかかるコストは削減できるし、「不良品」はなくなります。このトポロジーの考え方を「食」にも適用することを考えていきます。

日本は自給率40%以下です。食のテロには対応できない。農業国のギリシャのように、ローカルでの基本も一つの道です。

中国に頼らなくても、アメリカに頼らなくても、自給することを生活の中から考えた上で、中国・アメリカとの分業を明確にして、「安全に」「自然に」「自由に」できる仕組みにしていけば、平和になれる気がします。
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