マタイの福音書 27章45−56節
当地では、きょうから連休になります。きょうはKarfreitag(聖金曜日)という祝日で主イエスが十字架で死なれた日をおぼえます。日曜日はOstersonntag、つまりイースターの日曜日。そしてさらに、月曜日はOstermontag(復活祭月曜日)の祝日と続くのです。春到来という時でもあり、多くの人はどこかに出かけます。きのうは、連休前に買い物をしようという人たちでスーパーが混んでいました。休日、祝日にはお店は休みだからです。さて、教会へは…?
今年「みことばの光」は、マタイの福音書27章後半から28章を読みます。三日間読む聖書箇所には、それぞれ女性たちが描かれています。十字架にお架かりになり息を引き取られる様子を見ていたのは、ガリラヤからついて来た女性であり、その中にマグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフの母マリヤ、そしてゼベダイの子らの母がいました。
さらに、女性たちはイエスの埋葬の場面でも描かれ、日曜日早朝の墓の前にも立ちます。十字架と復活という重要な場面で、そこにいたのは弟子たちではなくて彼女たちだったということが、印象に残ります。
私は彼女たちとは違って、主の十字架、埋葬、墓という「そこ」にいることはできません。しかし、そこにいたら何を思うのだろうか考え黙想する時を、この受難とイースターに持ちたいと思います。