みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

永遠の掟

2024年04月16日 | 出エジプト記

出エジプト記 12章1−14節

 月曜日午後、森歩きをしました。当日の天候は、激しい雨が降ったと思ったら太陽を顔をのぞかせるという気まぐれなものでしたが、雨の合間を縫っての良い時でした。途中草を食べる馬と遭遇。飼い主の方は「(馬の)散歩と食事です」と言っておられました。馬の大きさに驚きました。

 ファラオへの10番目のわざわいの前に、主なる神はイスラエルの民が為すべきことをモーセによって詳細に伝えられます。12章は、10番目のわざわいが下される月を年の初めの月とするようにとの命令から始まります。ここからイスラエルの民にとっての新しい年が始まるのです。これは現在私たちが用いている暦では3−4月に当たります。

 彼らはその新しい月の10日に一族ごとに羊を用意します。それを14日まで見守り、14日夕暮れに殺して、その血を各家の門柱と鴨居とに塗ります。そして彼らはそのようにして殺した羊の、内臓を除く部分を焼いて種を入れないパンと苦菜を添えて食べます。

 11節に目が留まります。その食べ方です。イスラエルの家は、「腰の帯を固く締め、足に履き物をはき、手に杖を持って、急いで」食べなければならないというのです。ずいぶんと落ち着きのない食べ方だと思います。種を入れないパンを食べるのも、急ぐことの一つです。彼らはその晩、急いでエジプトから立ち去らなければなりません。その格好を想像すると、何と落ち着きのない食事だったことでしょう。

 さらに、歴史の中で一度だけ起こった過越という出来事を忘れてはならないようにこの日を記念し、毎年第一の月の14日に過越の子羊を屠りパン種を入れないパンと苦菜を添えて食べ続けよと主は命じます。14節にある「永遠の掟」ということばに目が留まります。決してやめることなく行えということばのとおりに、今でもイスラエルでは祝い続けています。

 私が決して忘れてはならないこととは何でしょう。パウロがガラテヤの教会に宛てて書いた手紙の一節を思い出しました。

 「私は驚いています。あなたがたが、キリストの恵みによって自分たちを召してくださった方から、このように急に離れて、ほかの福音に移って行くことに。ほかの福音といっても、もう一つ別に福音があるわけではありません。あなたがたを動揺させて、キリストの福音を変えてしまおうとする者たちがいるだけです。」 ガラテヤ人への手紙1章6−7節


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