みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

権威ある教え

2018年05月26日 | マルコの福音書

マルコの福音書 1章21−34節

 スイスのサンクト・ガレンという町でに、ズンドという方の「エマオ途上」という作品が収蔵されている美術館を訪ねました。けれども、その絵は今収蔵室にあって展示されていないとのこと。残念でした。けれども、修道院図書館と教会を再訪できました。説明には、この修道院がアイルランドからの宣教師によって始められたとあります。ケースの中には写本が陳列されています。写本からは、手書きで作り上げる熱意の大きさが伝わってきます。

 きょうの箇所の出来事は、安息日一日に起こったことが書いてあります。教え・いやし・悪霊追放をイエスは一日で行われたのです。

 そして、イエスの一日のキーワードを挙げるとしたら、「権威」でしょうか。ここには、イエスがこの日、カペナウムの会堂で教えられたことの中身は書かれてはいません。しかし、律法学者の権威と著しく異なることが強調されているのです。当時、律法学者は過去の教師の後ろ盾にして自分の解釈が正当であることを立証しましたた。しかし、イエスはそのようなことをなさらない。ご自分がトーラー(律法)をお与えになったお方だからである。

 そして、イエスの教えの権威を証ししたのが、汚れた霊につかれた人から霊を追い出したことでした。人々は、そこにイエスの教えの権威を見たのです。

 シモンのしゅうとめは、病を癒されたあとでイエスをもてなしました。言い尽くせない感謝をこのようなことで表したのです。私は何をもってイエスへの感謝を表せばよいのでしょうか。


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