マタイの福音書 4章1−11節
久しぶりにいただいたメッセージ。「みことばの光」やこのブログを用いて聖書を読み進めておられる方からでした。そして、「みことばの光」読者のページヘの投稿もしてくださいました。ありがとうございます。
ここはイエスが悪魔の試みを受ける箇所です。最初の「御霊に導かれて荒野へ…」ということばにまず、目が留まりました。キリスト者が「御霊に導かれて…」などと言うとき、それはその人によって良い方向に物事が進むことを意味するのが多いのではと考えました。しかし、イエスは御霊に導かれて悪魔の試みを受けられたのです。すべてを支配される神の御手をおぼえました。
また、イエスは働きを始める前にこのような試練を経験し、それに勝利することによって十字架への道が開かれたということですので、ここでのイエスの受けた誘惑は、イエスが私たちの罪が神の前に赦されることと深い結びつきがあることに気づかされます。
イエスは悪魔から三度の試みを受けました。それは神の子であられるイエスにとっては、できないことではありません。3節の「あなたが神の子なら」ということばは、「あなたは神の子なのだから」という意味合いだと言われています。ということは、悪魔は神の子イエスに挑みかかっているのです。しかし、イエスは三度とも試みを退けられました。10節の「主にのみ仕えなさい」との申命記のことばによって。
そして、「主にのみ仕えなさい」は、キリスト者誰もが受け取る命令なのです。