みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

誰に頼るか

2023年08月09日 | 士師記

士師記 4章

 「シンドラーのリスト」という映画で知られる、オスカー・シンドラーの工場跡にある博物館を訪ねました。重いテーマの展示です。きょうは、それとの関連の施設を訪ねる予定です。

 デボラは女性の士師。女預言者と紹介されています。そして、人々は彼女のところにさばきを求めてやって来たともあります。民の間のもめ事の調停をしていたと考えられます。6節からは、彼女が民の間で信頼され、指導力もあったことがわかります。

 デボラがなぜ、カナン人の将軍シセラとの戦うようにとバラクに命じたのかは書かれていません。しかし、6−7節のデボラの言葉からは、神がバラクにも同じ命令を与えられたのではないかと想像できます。しかしバラクは、一緒に戦いに言ってほしいとデボラに願うのです。この時バラクはだれに頼っていたのでしょうか。もしかしたら、主のことばではなくて、指導者デボラの力を頼りにしていたと考えられます。

 戦いはイスラエルの勝利となり、敵の将軍シセラはいのちからがら助けを求めに、友好関係にあった家に人へベルの家にかくまってほしいと願います。将軍ですから戦いの猛者。しかし、劣勢になると彼は友人の妻に頼るのです。しかし、これが彼の 命取りとなりました。

 ここから、「誰に頼るか」を改めて思います。

 「ある者は戦車を ある者は馬を求める。   しかし私たちは 私たちの神 主の御名を呼び求める。」詩篇20篇7節


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