みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

雌ろばに乗る王

2020年04月29日 | 列王記第一

列王記第一 1章32−53節

王は彼らに言った。『おまえたちの主君の家来たちを連れて、私の子ソロモンを私の雌ろばに乗せ、彼を連れてギホンへ下れ。』」 列王記第一 1章33節

 ある方から手作りのマスクを送っていただきました。一生懸命作られたことが分かります。早速ペアで記念写真を! ここではお見せできませんが…。今週から当地では電車やバスに乗る時、お店にはいる時にはマスクをつけることが義務づけられました。

 日本でマスク姿は当たり前の景色でしたが、当地では全くありませんでした。それが今ではマスクをつけるのが普通になりました。こんな時に、ありがたい贈り物でした。

 「主は生きておられる」と言ってからの老王ダビデの行動は素早いものがありました。早速ダビデの側近を呼んで、ソロモンを王にすることについての細やかな指示を与えています。神のみこころに従い、それを行うときに。神は年齢のいかんにかかわらずにそのために必要な知恵や力を授けてくださるのだと知り、励まされます。

 ここでは、ソロモンがダビデの雌ろばに乗ることも指示されています。やがてイエス・キリストがろばに乗ってエルサレムに入城する姿へと通じるような情景です。

 現王の雌ろばに乗るということは、ソロモンが正式に王になったことを示すものですから、アドニヤがいくら多数派工作をしても何の力もありません。新しい王の前で、いのち乞いをするアドニヤの姿は哀れです。神によらずに悪意によってつながれた絆のもろさのようなものもここからおぼえるのです。


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