コリント人への手紙第一 15章1−11節
「キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと」コリント人への手紙第一 15章3節
いつものように、公園内をかなり遠回りをしてスーパーに買物をしに行くと、教会の友と再会。その後もう一つのお店に行くと、その前で別の友とも再会。それぞれお元気そうでした。このような時、いろいろなツールで繋がっているとはいえ、やはり実際に会うのは嬉しいですね。
きょうはキリストが十字架にかかり葬られた日、そして今度の日曜日はイースターです。当地でのイースター時期はおよそ二週間の休み。いつもなら両親を訪ねたり、旅行に出かけたりと移動の時期なのですが、今年はそれが禁じられています。メルケル首相は、イースターには出かけないようにと呼びかけていました。
「みことばの光」は、きょうから日曜日までコリント人への手紙第一15章を読みます。受難日のきょう、キリストが聖書に書いてあるとおりに私たちの罪のために死なれたことをここから覚えたいと思います。
1−2節でパウロは「福音」ということばを4度用いています。「福音」というのは良い知らせのこと。パウロは福音をあなたがた(コリントの人々)に伝えたこと、教会は福音によって立っていると確認しています。しかし、この教会ではそれが揺らいでいたのです。教会が福音ではなく他のものによって立っているかのようにゆがんでしまうということを、コリントは経験していました。
私たちの側には何の力も希望もないからこそ、キリストの十字架と復活が私たちにとって福音なのです。今回の大きな危機は、教会が本来立つべき福音という土台にしっかりと立つようにとのきっかけになるようにと祈っています。