詩篇 67篇
昨日のクリスマスはどのようにお過ごしになりましたか。私たちは、訪ねてくださった方といっしょに街歩きをしました。いつもとは打って変わっての静かさ。お店もほとんどが閉店。電車やバスもがらがらでみんなはどこに行ってしまったのだろうかと思うほどでした。年に一度のこの時に、家族でいっしょに過ごしておられるのでしょう。
「みことばの光」、きょうから年末にかけては詩篇を読み進めます。
この詩篇の作者は、神のご支配がすべての人々に及ぶときに、彼らは真の喜びを経験し、それゆえに神をほめたたえるようになるということを伝えようとしています。ここから思うのは、神がなさることがどのようにして諸国に間で広げられていくのかということです。それは、まずご自分の民として神によって選ばれた者が神の祝福を受けることから始まります。
この詩篇には、短い中に繰り返し用いられていることばがあります。その一つは「諸国の民」ということばです。3節と5節に同じことばが繰り返され、その間に「国々の民が喜び また喜び歌いますように。それは あなたが公正に 諸国の民をさばき 地の国民を導かれるからです」ということばが置かれます」が挟まれています。
7節のことばに目が留まります。神の祝福はまず「私たちに」そして、それが広げられていき諸国の民に、やがて地の果てのすべての者が神を恐れるように…なのです。一人の主にある者がどのように生きるのかは、世界の祝福に通じるというのは大げさなことではないと、ここから教えられます。