みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

迷い出たが

2017年04月08日 | 詩篇

詩篇 119篇153−176節

 努力目標(あくまでも目標としてです)として、一日一万歩は歩きたいと思っています。今は、地図アプリを片手に歩きますので、たといどこかわからない所に迷い込んでも、自宅を目的地にして戻ることができます。ばらばらな知識だった道も歩いているうちに、「ああ、この道はこうつながっている!」ことを発見するとなぜか嬉しくなります。

 詩篇119篇も終わりの三つの段落まで読み進めてきました。「みことばの光」では、この部分に繰り返し出てくる「みことばを愛する」ことに目を留めています。確かに、作者が「ご覧ください。どんなに私があなたの戒めを愛しているかを」ということばは、まるで子どもが「お母さん、見て、見て」と叫ぶ様子に重なります。神にこのように言える幸いを、私たちは主イエスによって賜ったのです。

 心に留めたのは最後の176節のことば。「私は、滅びる羊のように迷い出ました。どうかあなたのしもべを捜し求めてください。」作者にはこのような経験があったのです。みことばを頼りにするとしても、迷い出るのです。けれども、彼は自分にみことばを賜わった神は、その私を見つけるまで探し出してくださるとの確信を持ち、探し出してもらったという体験をしました。主イエスがお語りになった、いなくなった一匹の羊を見つけるまで探し求める良い牧者のことを思い出します。

 日曜日は受難週の始まり。主の十字架を深く覚える日として迎えたいと思います。


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