みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

心に刻むこと

2014年07月01日 | マタイの福音書
マタイの福音書17章1-13節


 きょうから7月、2014年後半のスタートです。誕生月でもあるので、7月には親しみを覚えます。
 きのうは梅干しを漬けるため、越生(おごせ)町に梅を買いに行きました。Img_2011毎年一度だけお訪ねする梅農家の方ですが、覚えてくださってとてもうれしかったです。30キロ買い求めました。さて、今年はどんな梅干しになるでしょうか。楽しみです。

 「みことばの光」7月号の初めの記事は「マタイの福音書17-21章を読む前に」です。ここには、17章からがこの福音書の後編だと書いてあります。そして、後編はいきなり衝撃的な光景から始まります。山の上での主イエスの変貌です。「みことばの光」は、この出来事が「あなたは、生ける神の御子キリストです」とのペテロの信仰告白に対する、目に見える確かな証しだと説明します。「そうだ」「その通りなのだ」と、神がペテロたちにうなずいておられるようです。

 きょうは「ペテロが口出しして…」ということばに目が留まりました。
 「口出しして」ということばを新共同訳聖書は「口をはささんで…」と訳していますが、どちらも日本語ではあまりよい意味では使われません。子どもの頃母親から、「大人の話に口出しするな!」などとしかられたことを思い出します。ペテロは感動のあまり、主イエスとモーセとエリヤとの会話に割って入ったのです。

 それほど衝撃的な体験を、ペテロは終生忘れることがありませんでした。紆余曲折はありましたが、彼は事あるごとに「あの時」を思い起こしたのです。
 「この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです。」(ペテロの手紙第二1章16節)

 けれども主イエスは、本来の栄光のお姿にとどまることとなく、3人の弟子を伴って山を降りられました。。私たちのために、私のために…。



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