みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

耳をきりで…

2014年02月19日 | 出エジプト記
出エジプト記21章1-17節


 雪害はこちらにも…。
 建設中の障がいのある方々のグループホームに設置するシステムキッチンの納期が間に合わないと、施行業者から連絡がはいりました。聞くと、発注した物を製造する工場の屋根が雪のために破損して、復旧に一ヶ月かかるとのことでした。3月末までの工事完了が必定なもので、このままでは…。急きょ代替品を発注するようにお願いしました。これも間に合うかどうかわからないそうで…。スリル満点の工事です。祈りが必要です。

 十戒を実際の生活にどのように生かし用いるかが、21章で述べられています。ある人は、ここでは民法や刑法が記されていると書いています。
 驚くのは、これら一つ一つの定めが神から出ているということです。神は何とよく私たちをご存知なのだろうかと言うことです。こんなことを書きますと、「そんなこと今わかったの?」とあきれられそうですが、今朝はこのことに感動しました。

 奴隷を七年目に自由にするとか、女の奴隷への細やかな配慮などを読んでも、これは人間の知恵からは決して出て来ないことだとも思います。いろいろな事情で、人は持つ者と持たない者、力のある者とない者、支配する者とされる者に分けられます。人間が知恵を出し合って法を作ったとしても、「七年目の解放」などと言うことは思いも浮かばないのでは…と考えます。人知をはるかに超えた神の知恵の一部を、ここから教えてもらえるように思いました。

 「みことばの光」には、耳をきりで刺し通すのは、私たちのために奴隷になったキリストの型(タイプ)だったという説明がありました。
 ここにも、キリストのご愛を見せていただきました。
    


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