みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

自由の女の子

2014年02月08日 | ガラテヤ人への手紙
ガラテヤ人への手紙4章21-31節


 雪の朝です。「首都圏は20年に一度の大雪!」と報じられていましたが、ちょっと肩透し。雪の多い所の方々はこれぐらいで…と思っておられるでしょうね。でも、もともと雪がたくさん降ることを想定していない場所ではたとえ10センチでも影響が大きくなるということだと思います。

 土曜日、教会で予定していた子どもの英語聖書クラスも幼児クラスもきょうはお休み。かかわりのある障がい者支援施設も臨時休業ということになりました。何となくゆとりが持てましたので、気になっていた部屋の片づけをやってしまいました!(日曜日のための準備もあるというのに…バカですね)
 段ボールにはいっていた「みことばの光」「ジュニアみことばの光」を屋根裏に収納し直すことができて、これはこれで満足。
 
 きょうのタイトルは「自由の女の子」。「自由の女から生まれた子ども」という意味です(22節)。パウロは、ガラテヤの諸教会を「ユダヤ主義化」しようとする動きの前に断固として立ちふさがっています。
 「律法の下にいたいと思う人たちは、私たちに答えてください」と問いかけ、それでは律法が何と言っているのかを聞いてみようとして、アブラハムのふたりの子どもを例に挙げ、それを比喩としています。

 「奴隷の女とその子どもを追い出せ」は、イシュマエルが小さなイサクをからかったのをきっかけにして、イシュマエルと母ハガルが追い出される出来事を指しています。そして暗に、ユダヤ主義化しようとする人々を教会から追い出せと迫っているのです。それは、せっかくキリストを信じて自由を得たのに、みすみす奴隷に戻ろうとするかのようなガラテヤの諸教会への熱い思いからのことばです。

 


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