みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

贖い出し、あわれんでください

2013年06月19日 | 詩篇
詩篇26篇


 日曜日、「痩せましたね」とある方から声をかけられました。数カ月前の保健師さんによる「特定保健指導(メタボ健診)」で痩せることを課題として以来、間食をしない、しっかり歩く、風呂上がりの腹筋などとそれなりに努力してきた甲斐があったと内心にんまり。でも、それで浮かれてはならないぞ! と気を引き締めたことです。「じぶんはやせた」「きっとそうだ」と思っていても、体重計に乗って調べれば一目瞭然。ところが人は、自分を客観的に見ようとするのを恐れるのですね。

 きょうの「みことばの光」のタイトルは「自信ではなく確信を」です。自信と確信は違うのだなぁ、と改めてタイトルによって納得しました。
 ダビデは、「私は…しました。…します」ということばを連ねて、自分が神の前に正しくあろうと務めていると祈っています。しかし、それは「私には自信があります」と胸を張っているということではなくて、「このように歩んでおりますが、主よ、私を調べ、試し、ためしてください」と主がどうご覧になるかを何よりも大切にしているのです。
 
 ダビデは自分の義を打ち立てるのではなくて、神の義の下に自分を置こうとします。心に留まったのは「どうか私を贖い出し、私をあわれんでください」との祈り。「みことばの光」が解くように、「人はベストを尽くし、神の恵みに信頼する、これが信仰の定石」なのです。

 自信をもって神の前に立てることをめざすのではなくて、神の恵みによって贖われたとの確信をもつようにというのが、信仰者の姿なのだということを教えられます。
 


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