みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

現場を知る

2012年05月30日 | ネヘミヤ記
ネヘミヤ記2章


 きょうの一コマも、月曜日のウォーキングの折りのもの。ずいぶんとトロピカルな雰囲気の花だねぇと写真を撮っていると、向こうから自動車が。にこにこと私たちの「撮影会」を見ながら車を近くに停めました。どうやら、このお家の方のようでした。花の名前を聞けばよかったと後悔。
 どなたかご存知でしょうか。Photo


 2章には、アルタシャスタ王がネヘミヤに、城壁再建のためにエルサレムに帰ることを許したこと。早速ネヘミヤが現場を秘密裏に視察したことが書いてあります。新改訳聖書の巻末にある何葉かの地図の中に、「ネヘミヤ時代のエルサレム」というタイトルの地図があります。この地図には、ネヘミヤが夜間調査した経路がありますので、確認してはいかがでしょうか。

 ネヘミヤはもちろん、一人では城壁再建という大事業を行うことはできません。王や王妃という賛同者がいる一方で、ネヘミヤの計画を聴いて不機嫌になる者たちもいます。何事かを行う際に、「みんなが賛成」ということはまれなのだということを、ここからも知ることができます。

 そしてネヘミヤから学ぶのは、彼が予め現場を調査したということ。大事業、掛け声だけでは人はついて来ません。現場を知るからこそ、17節のようなことばが出てくるのだと思いました。それを受けて、「さあ、再建に取りかかろう」と言ったのは、ネヘミヤではなくてネヘミヤの話を聞いていた人々だったというのも注目すべきことです。





2011-2024 © Hiroshi Yabuki