みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

言っていたから…

2012年05月10日 | エズラ記
エズラ記8章21-36節


 常日ごろ言っていることが、いざという時に役に立たないのでは困ります。
 「言ってることとやってることが違うじゃないか!」などと言われかねません。

 エズラは、エルサレムへの道中の敵から自分たちを守るために、ペルシヤの王に助けを求めるのを恥じたと22節にあります。彼は常日頃王に言っていたのでしょう。
 「王さま。私たちの神さまは、私たちを必ず守ってくださいます。」

 神は王の部隊や騎兵たちを用いてエズラたちを守ってくださるから、遠慮せずに王に援助を求めればよいのだという理屈も成り立つでしょう。けれども、彼はそうしませんでした。断食をして、神に願い求めたのです。

 神がエズラたちの願いを聞き入れてくださったというのは、その後の出来事に示されています。
 何事もなくエルサレムへの旅を終えることができたのではなくて、「みことばの光」にあるように、「…略奪などの危険があったが神が助けてくださった」ということなのでしょう。

 きょうの一日という旅の無事を、神に願い求めます。

[おわび]
 本日の「みことばの光」22ページの曜日が間違っておりました。正しくは、<5月10日(木)のために>です。おわびして訂正いたします。







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