みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

滅び去る国、立ち続ける国

2012年04月16日 | ダニエル書
ダニエル書2章25-49節


 土日はどのようにお過ごしになりましたか。
 土曜日には教会墓地で納骨式がありました。召される1年ほど前に信仰をお持ちになって洗礼をお受けになった方で、教会のメンバーのお母様でした。この墓地には、私の両親や妻の両親を始め10名の方が埋葬されています。
 それぞれが、一冊の書籍には書きあらわせないほどの人生を経験されたのだと、刻まれた墓誌を見るたびに思います。

 ダニエル書2章後半は、ダニエルがネブカデネザル王の夢を解き明かす箇所です。
 「みことばの光」にあるように、歴史の中に現れては消えていった大国についての預言が、王の夢には込められていたのです。先月の今頃はトルコを旅していたのですが、トロアス、アソス、ペルガモ、テアテラ、タルソ、アンテオケなど、聖書に登場する場所を訪ねて思ったのは、形のあるものは必ず壊れ、なくなってしまうということです。
 もちろん、遺跡を眺めながら、「ここにパウロが立ち寄った」とか「ここからマケドニヤに旅立った」と想像して感動します。それとともに、この世の権力者で、誰一人永遠に立ち続ける者はいないのだということも思うのです。

 キリストがおいでになることによって実現する「天の神が起こすもう一つの国」、「永遠に立ち続ける国」の民とされていることに、喜びを感じ、安堵します。

(お詫びと訂正)本日の「みことばの光」41ページ4行目の聖書箇所が誤っています。正しくは(44)です。お詫びして訂正いたします。






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