みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

それでも信じる

2012年04月03日 | 詩篇
詩篇116篇、117篇


 用事の空き時間に公園をぶらぶらしました。「エドヒガンザクラが咲きはじめました」との看板に惹かれて、今年初めてのお花見をしました。普通見慣れているものよりも色が濃いめの桜ですが、「やっと咲いたね。冬は長かったね」と独り言をつぶやきました。Photo
 iPhoneで写真を撮ったのですが、どうやらピントが後ろの枝に合ってしまったようで、ピンボケです。

 詩篇116篇で「引っかかっていた」のが「私はあわてて『すべての人は偽りを言う者だ』と言った」という11節のことば。唐突に「あわてて…」とあるのが気になっていました。

 10節と併せて理解するのがよいのでは、というのが私の理解です。

 「私は信じた。
      『私は大いに悩んだ』     と言った時も。
  あわてて『すべての人は偽りを言う者だ』と言った時も。」

 大いに悩む時、あわてふためいて「真実な人などひとりもいない」と口走ってしまうような時にでも、作者は「私は信じた」と歌っているのです。「悩みの中では、容易に神を見失ってしまいやすい」とあります。悩みの中でこそ神に信頼せよと勧めることはできても、いざ自分がそのような中に陥ると神を見失い意気消沈してしまうのかも知れません。
 「みことばの光」にある「主よ。苦しみの中でも信じる者であらせてください」をきょうの祈りにしたいと思います。







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