みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

「祈りがい」

2011年06月08日 | 歴代誌第一
1歴代誌29章1-19節


 通っている教会では土曜日に結婚式が予定されています。お天気はどうかと予報を見ると、土曜日が雨。「祈りがいがありますね」とだれかが言っていました。「生きがい」とか「やりがい」「苦労しがい」などとは言いますが、「祈りがい」ということばもいいですね。

 きょうの箇所後半はダビデの祈り。
 ことばの限りを用いて神をほめたたえる一方で、自分のことは「何者なのでしょう」と祈ります。ばく大な富を神の宮の建設のためにささげたのに「…すべてはあなたから出たもの…御手から出たものをあなたにささげたにすぎません」とも祈っています。王権を確立したのに、「地上での私たちの日々は影のようなもの…」と言っています。
 がんばると、いっしょうけんめいやると、だれかに認めてもらいたくなるものです。しかしダビデは、自分がどんなに大きなことを成し遂げたとしても、すべては神の御手から出たものだと言っています。

 「祈りがい」とは、「がんばって祈ったのです。だからこうなりました」という結果になるのではなくて、祈っていただいた答えのすべては神の御手から出たものだとして、神をほめたたえるということなのですね。
 ダビデの祈りから教えられたことです。

 きょうも神の恵みと平安がありますように。





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