テモテへの手紙第二 4章9−22節
日曜日の昨日は、ナザレの「突き落としの崖」と呼ばれている場所で礼拝をしました。ルカ4章14−30節に記されている出来事と関連のある所です。午後はメギドを経てカイザリヤへ。パウロがここ二に年間留め置かれた後、ローマに向かって船出したところです。
パウロの地上生涯最後の手紙と言われるテモテへの手紙第二も、終わの挨拶の部分になりました。ここでパウロはいろいろな人々の名前を挙げています。「ルカだけは私とともにおります。マルコを伴っていっしょに来てください」、「私の最初の弁明の際には、私を支持する者はだれもなく、みな私を見捨ててしまいました」などということばから、パウロの孤独が伝わってきます。
本当にパウロはテモテに自分の所に来てほしいと願っていたのでしょう。その中で、マルコについて「彼は私のつとめのために役立つからです」とのことばにと安堵する人は多いことでしょう。第1回目の伝道旅行ではどういうことか途中でかえってしまったために、二度目の伝道旅行の前に、マルコと連れて行くか行かないかでパウロとバルナバが激論をし、その結果、二人は別行動を取ることになったのは、使徒15章36−40節によって確認できます。
挫折、失敗した人が立ち直って、パウロの務めに役に立つ、いや、主イエスの役に立つ人となるために、バルナバが、他にも多くの人々が用いられたことだろうと思います。「あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら兄弟を、兄弟たちを力づけてやりなさい」と主イエスがペテロにおっしゃったことばを思い起こしました。
*ガリラヤ湖の日の出