レビ記 15章
「みことばの光」は5月号を制作中。スイス在住のM氏が快く提供してくださった花々、風景の中から、その月にふさわしいものを選ぶことにしているのですが、概ね花の名前が分からないので、その都度M氏に尋ねることにしています。花も人も、名前を覚えると親しみが湧いてきますね。
15章には、男も女も身体から漏れるものによって聖なる神の前に立つことができない、つまり汚れることについての規定が記されています。31節の「汚れから離れさせよ」ということばを心に留めました。
この章も含めて、「神を礼拝する者の資格」としてレビ記後半に規定されている一つ一つのことは、聖なる神がお選びになったイスラエルの民が他の民と分けられるということです。
聖と訳されていることばは、「分離」とつながりが深いといわれています。イスラエルが「聖なる者」だというのは、神が彼らを他から分離するということです。彼らが目指す約束の地カナンにはすでに生活している多くの民がいます。そしてその民は神ならぬ神を拝み慕う者たちです。イスラエルは彼らの中に生きるのです。その中でイスラエルは、魅力的に映る先住の人々の姿をではなくて、神のみおしえ、みことばによって生きるのです。