霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

登記手続き

2012-12-26 18:45:10 | 経営
妻は土地家屋調査士の資格を有していたことから転勤の先々で司法書士事務所勤め
をしていた。
そのため土地や家屋の登記事務には精通しているが、その方面には全くの素人である
私が新たに取得した農地の登記に挑戦してみることにした。

農地を移転するのには「農業委員会の許可」を得ることが先決となるが、認定農業者が
取得する農地は農業委員会が登記事務まで代行し、しかも登録免許税も安く済むという
特典まで付いていた。

ただ同一区画の土地でも農地とはならない農道〈登記簿上は原野)や堤は独自に登記
する必要があった。

今日それらの登記を無事に済ませ「市役所に住所異動届けを出すような感覚で簡単に
済ませられる」という印象を受けた。
勿論、権利関係の移動が伴うので届出書類等は厳格だが不明な点は相談員が親切に
教えてくれるので心配無用だった。


(今日も大雪に真冬日が重なった)

今まで司法書士に登記手続きを依頼していたという売主が移転登記の前に住所変更
登記が必要だったが、一筆当たり「僅か千円しかかからない」と言って驚いていた。
司法書士に依頼すると「一万円を超える手数料を要した」とのこと。

ここでも「何事も経験してみることが大事」という教訓が生きていた。
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夜なべ仕事

2012-12-25 19:10:52 | 加工品
「しめ縄」の販売が本格化しているのになかなか生産が追いつかない。
それは「売行き好調」のためではなく単に手が回らないための「品不足」状態。

バアチャンが倒れ同時に生産部長も風邪で寝込む二重苦状態では仕方の無いこと。
(毎日ジイチャンが早朝から夕方まで看病に付き添っているのでその意味で三重苦状態)
それでも、二カ所の産直では「手作りしめ縄」が独占販売となっていることから「品切れ状態
とならないように」との使命感もある。

一週間経過しても風邪が完治しない生産部長が若干無理をしての「夜なべ仕事」となるのは
止むを得ない面がある。
長時間は困難なので明日出荷分に限定した短時間勝負。

外は雪が降り寒さの厳しい夜を迎えているが作業室の中は薪ストーブで汗が出るほど温かく
してあるのは言うまでもない。



写真を撮っていたら「最後の元気な姿とならないように」との冗談が出たので風邪が抜ける
のも「間もなく」かと思われる。
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年末繁忙

2012-12-24 20:07:57 | 天気
クリスマスが過ぎると本格的な年末繁忙が到来する。
今日はその準備に追われた。



少しでも「雪が解けてから」と思っていたらトラクターの回収は陽が傾きかけた頃と
なってしまった。
明日から雪だけでなく寒さも厳しくなる予報なので残りの「秋掘り」は諦めざるを得ない。
左スミに見えるバックホーだけは引き続き「圃場整備」で活躍して貰うので雪の中での
野宿が続く。
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秋掘り

2012-12-23 19:30:55 | 
新たに購入した1haの田んぼは10枚に分れている棚田。
堤の水位よりも高い位置にある2枚は畑とするが、他の8枚は米を作付けする予定。

しかし、一番下に位置する2枚は前所有者が長年放置した「雑草地且湿地」で畦も
欠落していた。
全体の排水路も埋まっている状態だったので明渠で排水路を作りながら畦道も再
構築した。
この種の作業はバックホーの得意技なので今回も大いに助けられている。

考えてみれば就農以来冬場は毎年のように「休耕田の開墾」をして来たような気が
してならない。
従ってこの種の仕事に関しては既に「ベテランの域」に達しているのかもしれないが、
それでも初めての土地はどんな落とし穴が待っているか分らない。
案の定、「雑草地且湿地」を掘り起こす際に二回もトラクターが動けなくなりバックホー
の救出を仰ぐ形となった。



「雑草地且湿地」の開墾を済ませてからようやく本来の田んぼの「秋掘り」を開始した。
冬将軍の到来で諦めかけていた「秋掘り」をここ数日の好天で半分以上を済ますことが
できたのはラッキーだった。

この調子で「明日も」と思ってトラクターを田んぼに野宿させて来たが、夕方から本格的な
雪となった。
明日は雪道をトラクターの回収に行くことになりそうだ。
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きな粉

2012-12-22 20:25:21 | 加工品
大豆の放射能汚染度はサンプリングで県(国?)が検査するとのことで、我が家で収穫した大豆を
検体として拠出したのは先月の22日のこと。

大豆はおせち料理の材料等で使うので今が一年で一番売れる時期。
生産者は皆首を長くして「自粛解除」の発表を待っていたが、通知されたのは丁度一カ月経過した
昨日の夕方だった。

放射能汚染問題は原発の安全神話をねつ造して推進して来た国が第一の加害者であるにも関わ
らず、いつの間にか放射能に汚染された物を生産する生産者が「犯人扱い」されるような状況にな
っている。

ある産直の責任者が話していたが「市役所までは生産者や産直の苦しさを理解してくれているが県
より上になるとサッパリ」とのこと。
大地震が起きようが原発事故が起きようが痛くも痒くも無く、しかも生産や販売の苦しさなどとは
無縁の世界に生きている人々に「タイムリーな仕事」を期待する方が無理ということなのかもしれ
ない。



ともあれ「大豆の解禁」によって待望の「きな粉」の販売も可能となったので、「黒豆」や「黒平豆」と
一緒に照会の多かった「きな粉」もようやく店頭に並べることが出来た。
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