霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「是非の秤」と「利害の秤」

2012-12-15 19:47:26 | 環境
同級会の反省会で韓国語を勉強中というHさんと会って以前BSで放送していた韓国ドラマ
「イ・サン」を思い出した。

民の生活の苦しさや臣下の失敗をすべて「自分の責任」と捉える主人公の王様から「リーダー
のあるべき姿」を教わったことが未だ記憶に新しい。
振り返って我が身を見ると、残念ながら「他責の論理」ばかりが先立ち内心忸怩たる思いをする
はがりでいる。


(一日中雨だったが明日の出荷に備えて赤蕪を収獲した。一緒に持ち帰った蕪の葉は大根
 の葉と同様に鶏達のご馳走になる)

「イ・サン」の中で側近が「人は是非の秤と利害の秤の両方を持っていることを考慮すべし」と
王様に直言する場面があった。

明日投票が行われる衆議院選挙では有権者が「二つの秤」を使ってどのような審判を下すかが
注目される。
特に原発立地県ではハイリスクな原発は「即刻廃止すべき」と知りつつも、当面の雇用確保や
地域経済発展という利益を優先させることになるのだろうか。

原発事故による福島県民の悲惨な体験を教訓とすれば「利害の秤」をもってしても「原発即廃止」
という結論になると思えるのだが・・・。
コメント
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